東都アロエ

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アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。

真説!?徳川慶勝の決断

みました☆
篠井英介さんがステキ♪でしたが・・・・・・







90分もあって、珍しい人物を取り上げて、
面白いような、なんだかがっかりみたいな、そんな番組でした(笑)。

だってですよ、慶勝を評して、

日本の大恩人 とか

先見性は幕末ナンバーワン とか

慶勝の決断がなければ日本の近代化は遅れた とか


それはさすがにどうだろうか!?

もっとフツーでいいじゃん!!!!
ヘタレ評価が解消される程度でっっ(笑)

もしもそこまで開明的なお殿様だったとしたらですよ、
どうして「四賢候」のメンバーに入っていないのか????
(つまり世が世なら五賢候、ですね(笑))
さらに!
先見性があって開明的な人がもれなく登場する、
中根雪江の「昨夢紀事」とか「再夢紀事」等々の常連でなくては
ならないのに、そのお名前をあまりみかけなかったのはどうしてだろうか!?

カメラが好きだからといって西洋の近代技術に目覚めたことには
ならないと思うし、大藩の殿さまで近代技術に関心があるなら、
西洋艦建造とか反射炉のほうに注目すべきだと思うので・・・・・・、
慶勝さんの場合、単なるカメラ小僧(マニア)だった、でいいんじゃないだろうか(笑)。
この人の残してくれたたくさんの写真は間違いなく貴重な宝なので
それだけでいいような気がするっっ。

で、冒頭でこれだけ褒め殺しをしたわけで、歴史に名高い長州戦争時に
総司令官としてのヘタレぶりがどうフォローしていくのか、
ある意味わくわくしてみていたら、西郷どんを出してきてびっくり!
(やはり最後に頼るべきは西郷どんかいな)

番組的には慶勝さんは、長州戦争のときも戊辰戦争のときも、
日本人同士が戦うべきではない、という意見だったそうですが、
それはなにも慶勝さんだけは思っていたわけでなく開明的な人々の
あの人もこの人もみーんなが思っていたもの。
いや、このお気持ちをもっていながら、やはりどうして
四賢候系の人脈にいなかったのか・・・・・・とそこへ戻ってしまうのであります(笑)。
いなかったんだから、ホントはそんなこと思っていなかったんじゃ・・・?
と疑いたくなってしまうのでありました。

やっぱり黒鉄ヒロシさんには
新選組とか龍馬さんとか熱い志士系のほうが似合うのだと思いました。
地味な徳川方を語るにしてはヒロシさんのパッションは強すぎて
はみだしてしまう印象がありました。
葵の紋の真ん中に慶勝さんが座っている絵を描かれてましたが、
ううむ・・・・・・そこに座っているべきは将軍家ではないかと。
ちょっと過剰な慶勝愛に引き気味ですた(笑)。

それから最近のNHKの歴史番組は
話をわかりやすく単純化しすぎるあまり、ピン(一人)ばかりの主人公で
話を推し進めようとして、ムリをしてしまいます。
歴史の大転換期に、たった一人で何事かを成した人など誰もいません。
歴史というのは一人芝居ではなく、いつでも群像劇です。
大勢の周囲の人の助けがあってはじめて何かができるのです。
それを一人の手柄に集約しすぎて、歴史の評価を誤らせているような
ことばかり。世の中がそんなに簡単なものではないということは
現代の世界をみているだけわかってもよさそうなものなのになぁ、
とかつての充実していた歴史番組を知っているだけに、
最近の番組内容の退化ぶりはちょっと情けなくなります。
少し難しくても、わかりにくくても、複雑な人間関係のうねりのなかで
歴史は動いてきたわけですから、その空気を伝えることも大切だと思うのですが。
看板番組の大河ドラマが「兼続におまかせ」状態なので、
もはや何をいっても詮無きことであります(汗&笑)。

ただ最後のところで、尾張の藩士が北海道で開拓するにあたって
慶勝が50億円にも及ぶ大金を援助したというのは
はじめて知りましたが、素晴らしいことだと思います。
明治になってそんなにお金持ちだったんだ、さすがは尾張・・・・・・。
やはり大藩にはかないません(笑)。
たったこれだけでもいい話だったのに、無理矢理ほめ殺ししなくても
さわやかな感動があるのに・・・・・・と、もっとフツーな語り口で
慶勝さんの生涯を振り返る番組でよかったような気がいたしました。

それにしても
徳川の系列には慶喜といい、慶勝といい、カメラ好きが多いですね。
二人分を合わせると写真展できそうなのに・・・・・・と
どーでもよいことを思っているうちに90分の番組が終わっていきました(笑)。
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Commented by M子 at 2009-08-25 14:00 x
ありゃまあ、そんな作りだったんですね。拙宅では、見られないので友人に録画を頼りましたが。
美濃高須藩の出来のいいおぼっちゃまズのひとりで、兄弟愛もあって、井伊大老に楯突く気骨もあって(ま、もちろん自分のほうが家格は上ですが)、でも長州出兵のときは躊躇しちゃって大迷惑かけて、ぐらいの人間慶勝でいいのに。
明治になって弟の容保に私の養子になれって酒の席で頼んで、容保さま(あ、どうしても様付けしたくなっちゃう)から自分には落城をともにした家臣たちがいますから、って断わられたエピソードで泣けちゃうのに(容保さまサイドに立ってですが/苦笑)。
あ、でも慶勝の写真はいいですよね、殿さまの居住区域を写したとても珍しいものばかりで(笑)

名古屋ってのは、この中途半端な開明派のお殿さまのおかげで明治政府に冷たい仕打ちをされ、帝大ができたのが国中で一番最後だったという象徴的な話があるんですが、名古屋人が東京の機嫌を伺う気質になったのは、慶勝に原因があるのかも知れませんね~。
Commented by はな。 at 2009-08-25 18:10 x
M子さんいらっしゃいませ☆
>美濃高須藩の出来のいいおぼっちゃまズのひとりで、兄弟愛もあって、井伊大老に楯突く気骨もあって(ま、もちろん自分のほうが家格は上ですが)、でも長州出兵のときは躊躇しちゃって大迷惑かけて、ぐらいの人間慶勝でいいのに。
おっしゃるとおりですっっ。
ちょっと風呂敷を大きく広げすぎ気味??でした。
慶勝役の篠井英介さんはとてもよかったのですが☆

>中途半端な開明派のお殿さまのおかげで
中途半端!・・・・・・うっかり爆笑してしまいましたっっ。
その物悲しさがでていたら、もっと素晴らしい番組だったと思います。

>帝大ができたのが国中で一番最後
番組では金の鯱が明治の頃に見せ物にされたというエピソードが紹介されましたが、他にもいろいろとあったのですね(涙)。
Commented by 小夜 at 2009-08-26 12:39 x
篠井さん、すてきでしたねーv
名古屋甚句を唄い踊った御姐さん方が「尾張大納言さん」の名前を知らなくて、でも悪びれずに居るのが可笑しいような気の毒なような、でも良く考えてみれば当たり前のような、すっぱい気持ちになりました(苦笑)。

で、拙宅にもこの番組の感想書こうかと思ったんですが、録画できずに記憶も日ごと薄れるし、何よりはな。さんが自分と同じ思いをするすると気持ち良く書いてくださったので、もういいいかーとか思っちゃいましたすみません(汗)。

>慶勝さんは・・・日本人同士が戦うべきではない、という意見だったそうですが・・・開明的な人々のあの人もこの人もみーんなが思っていた

ですよねー。
なんでそこまで、ただ一人をヒーローと持ち上げなければいけないのか。
いえ、別に嫌いなわけじゃないんですけど。
立ち位置が慶喜さんとちょっと被る人ではありますよね(葵の紋の「真ん中」にはどうかと思いますが)。趣味も。
「幕末徳川二人展」とかいうタイトルで写真展やってくれるなら是非見に行きたいですv
Commented by はな。 at 2009-08-26 17:28 x
小夜さん☆
篠井さんが素敵なだけに、もっとフツーに慶勝ドラマが
みたかったかもです(笑)。ちょっとヘタレでお茶目な感じも篠井さんなら演じきってくださるはずだし☆

>なんでそこまで、ただ一人をヒーローと持ち上げなければいけないのか。
どうしてもそこが気になってしまいまして。
慶勝さんを特集する意気込みとかはむしろ嬉しくて飛びついた次第ですが、残念でありますっっ。
将来、ひょっとして岩瀬忠震のこうした番組がつくられたとしても、こんなに一人ヒーローにされたら、まったく嬉しくないなーと思いました(涙)。・・・・・・とはいえ、岩瀬はヒロシ氏がお気に召すタイプの男ではないからそんなことはありえないですが(爆)。

>立ち位置が慶喜さんとちょっと被る人ではありますよね
なぜか被りますねーっ。
ちょっと新しいモノ好きで、決断したはいいけれど、なにか微妙にズレているというか(笑)。
ただ二人の写真はけっこう好きです。

Commented by 早々 at 2009-08-26 22:30 x
おくればせながら。
観れなかったもので、はな。さんも感想を元に。
慶勝の先見性NO.1に、エーっと吃驚。日本の近代化の礎もこの人の手によって成されたようなストーリーのようで到底頷けません。
長州征討のへたれぶりはつとに有名。

歴史は仰るように一個人の力だけでは動かない、志とエネルギーと行動力を持った個々人の力が結集したとき、初めておおきなうねりとなって回天するのではと思います。
どうも歴史の検証を行ったうえでの放送ではないみたいです。
でも、北海道の開拓に大金を援助というのは、有終の美ですね。

Commented by はな。 at 2009-08-27 10:13 x
早々さん☆
勢いは感じる番組でしたが、ちょっと「褒めすぎ」(笑)でした。
>北海道の開拓に大金を援助というのは、有終の美ですね。
今でも地元の人々に愛され、神社なんかもあるそうで。
よかった、よかったとホッとするラストでした。
Commented by 通りすがり at 2012-07-06 11:49 x
かなり古い記事に申しても仕方のない事ですが、どうしても見過ごせなかったので書かせていただきます。
慶勝が四賢侯に入っていないのは当たり前なんですよ、御三家筆頭である尾張藩の藩主ですから、四賢侯とは別格の位置に立っているわけです。幕末での働きも別格でしたしね(それを彼の功績とみるべきかは個人の意見にゆだねるとしても)。
あの時代誰がナンバー1の先見性を持っていたかは各々意見が分かれるところですが、中途半端だとか褒めすぎだとか、けなされるような人物ではけしてないと思いますよ。
Commented by はな。 at 2012-07-06 18:05 x
このような古い記事に今さらながらコメントをありがとうございます。
本来なら「通りすがり」の方にコメントお返しはしないように
していますが、ほんのひと言だけ。

>中途半端だとか褒めすぎだとか、けなされるような人物ではけしてないと思いますよ。

「けしてない」かどうかは、意見の分かれるところだと思います。
少なくとも、私個人はそう思っているというだけのことです。
by aroe-happyq | 2009-08-25 10:43 | 広く幕末ネタ | Comments(8)

アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。


by aroe-happyq