2010年 08月 02日
筒井さんのお墓は大都会のド真ん中に
川路さんといえば露西亜交渉の相棒・筒井政憲さんにも挨拶に行こうと
思い立った次第。
東京は2日ばかり涼しかったので、ついその気分で出かけたところ、
やはり死ぬほど暑かった(笑)。
さて、筒井さん眠っている常圓寺。
な、なーんと新宿駅西口、例の居酒屋「龍馬の空」のすぐそば
だったりします☆
寺の目の前には高層ビル群が!
なんて、大都会に眠っているんですか、筒井さん!!!!
こちらが常圓寺。
新宿区西新宿7-12-5。
墓地は大きいですが、筒井さんはわりと入り口に近いほうに
おられました。
立て看板もなにもなく、またお墓表面もぼろぼろです。
ですが!!!!
南町奉行與力
蜂屋新五郎昌備
名の石塔ががっちりお墓の前でお守りしているわけです。
さすが勤続21年の名奉行、筒井伊賀守政憲公!
町奉行を辞めてかなり経っていたにもかかわらず、こうして奉献してくれる部下
がいてくれたのですね。
ちなみに
石塔裏をみて、安政6年とあり、
筒井さんが亡くなった年と一致しているので、この墓が筒井公のものである
ことがわかるのです。蜂屋どの、ありがとう~~~~!!!
(さらにみれば卒塔婆にちゃんと政憲とあるのですけどネ)
どちらかというと、町奉行を辞めて弘化年間になって阿部正弘のもとで
活動をしたり、長崎へ行ってプチャーチンと交渉している晩年の筒井さん
と馴染みがあっても、町奉行時代の伝説についてはまだまだ調べきれておりません。
でもこうして與力に愛されているのをみていると、
やっぱり想像どおりのカッコイイ町奉行筒井のイメージが膨らみます。
筒井政憲はかなりスペシャルな旗本ですが(笑)、
まだまだ江戸後期には隠れたスゴイ旗本がたくさんおりますようで。
より精進して彼らに迫っていきたいと思います♪
それにしても、暑かった・・・・・・・・。