2010年 10月 25日
十月圍城 ようやくみました
「十月圍城 ボディガード&アサシンズ」を
東京国際映画祭共催企画「東京・中国映画週間2010」のオープニングで
ようやくみました☆
日劇のスクリーン1のでっかいスクリーンに
映し出された1906年の香港はなかなかにオツでありました♪
アノ孫文さんのためにこんなに懸命に生きている若者が
命を投げ出すというあたりでとてつもなく悲しい作品なのですが(笑)、
冒頭で孫文と志を同じくする革命派の先生に、女学生が
「平等で民主的な国をわたしはみることができるでしょうか」
と質問するシーンですでにほろりときた。
だって100年経ってるけど、まだ見えてこないじゃなーいって(涙)。
この娘さんが革命に身を投じても道は遠いわけだから・・・・・・。
(と思ってた矢先、先生(as張学友?)はあっさり暗殺されちまったし…汗)
冒頭からハードな展開で、あっという間の138分!
辛亥革命前夜の孫文の短い香港滞在(1時間)をどう守りぬくか、
という主人公たち護衛団と、西太后の命令で「孫賊討つべし」の暗殺団との
熱すぎる戦いは本当に面白かったです。
(香港市民的にはそーゆー事は町はずれでやってくれ、ですけどネ)
暗殺団のトップの眉毛なし胡軍の鬼神のごときコワサがいい!!!!
ちょっと夢に出たらうなされそうな、不気味さでした☆
(梁家輝演じる孫文護衛団代表の活動家小白のかつての教え子という設定が
またニクイのだ!!)
この映画の主演はいちおう、ネームバリューから、甄子丹(ドゥニーさま)
になっているけど、実際は香港の大商人&革命派&小白の友人こと
李玉堂オヤジ(王学圻)のような気がする。
てか、それぐらい一番葛藤も生活環境も書き込まれていて、
ステキでした(←こういうオヤジキャラに弱い自分・笑)
で、その李玉堂に事故が重なりました。
なんとです、
「どうしてそんなことをするの」
的にいきなり字幕でオネェ化してしまうのだ!
(単に語尾に「か」をつけてないだけのミスなのだけど)
しかしこれがたまに小白とのやりとりで2人ともにおきると、
「協力してくれるの」
「わたしたちは親友じゃないの」
的に、君たちはデキているのか!?なアブナイやりとりになってしまうのだ。
(おかげですごーくいいシーンで、爆笑しちゃいました)
日本語が不自由な字幕はこれだけではない!
「俺心配だ」に代表されるようにかなりの頻度で助詞を忘れるのであった(爆)。
誰か~~~日本人で字幕の最終チェックやってくれよ~~~~~(笑)
いや、なにせオープニングセレモニーのバックに
「東京国際映画際」
て出てた段階で危険なものは感じてましたけどネ。
でも意味はわかるから、まっいいか(寛大すぎる日本人?)。
しかーし!
シリアスなアクション大作のなかの笑いの壺はこうした字幕事故
だけではなかった!
元はすごい武術家という設定のホームレス公子(演ずるは体のカタイスターこと黎明!)。
が李玉堂に孫文のボディガードになってほしいと頼まれ、身を清め、
鉄扇片手に階段で暗殺団を待ち構えて仁王立ちしているシーン。
・・・・・・すごくいいシーンのはずが、なぜか場内から笑いが・・・・・・!!
(自分ももちろん笑ってた)
黎明だからか!?それとも中華英雄のイーキンぽかったからなの!??
(あえて「か」を外してみました)
それとも黎明さん、ロンゲが似合わない???!!
こういう惜しい感じが黎明さんのいいトコロであり、
香港映画の妙でござる。
それにしても、甄子丹(ドゥニーさま)といい、謝霆峰(二コラス)といい、
通常のアクション映画では主演で、最後まで生き残るのが当たり前の面々が
この映画では美しさを封印し、なんとあの胡軍に惨殺されるという
すごい展開です。
(ドゥニーさまの場合は交通事故みたいなものかも、ですが・笑)
ある意味、期待を裏切る愉快さがあり、新鮮さがありました☆
そして。
香港映画にかかせない、任達華(サイモン兄貴)や曽志偉(エリックおやじ)
がまたいい味出していて、ステキでした♪♪♪
最後にこの作品で、香港電影金像奬助演男優賞をとり、そして
長年の奴隷契約のごとき過酷な契約から自由になられた二コラスに
おめでとう!といいたいです。
阿四(という役名)、とってもよかったし!!!
・・・・・この映画は来年のGWに東京で公開されるそーなので、
もう一度フツーの字幕でみてみたいものです。
(あるいは香港版BDをゲットするか・笑)
おまけ。
中国映画代表団が東京映画祭への参加を取り止めるのは勝手だけどさ、
(つか知らない顔ばっかしだし。いなくても気づかないサ-)
台湾の人まで巻き込むのはどーだろうか!野暮ったらしいったらありゃしないヨ。
(オープニングセレモニーの挨拶も長くて、ウザかった。
正直、あっしは香港映画を見にいっただけだから・笑)
「十月圍城」みたいに面白い映画を作れるようになってから、
東京映画祭へおいで☆ むふ。
やはり字幕の件は各ブログでも話題騒然のようであります…(^^ゞ
で、この字幕事故は意外なほどこの脳に染み渡り、アレもういっぺん観たいなーーという恐ろしい後遺症が発症しております(爆)
・・・・字幕直す前にもう一度、もう一度笑わせてー(爆)
あ。いや映画自体はよかったの・・・;;;
労働者階級のニコッちも最高でございました。
全く、「中国」「中国」と連呼され、興ざめなの。
(あえての「の」)
香港映画の妙でござる。
よかった。私ひとりじゃなかったのね(^^)
なんでなんでしょうね~~。笑えますよね~~。
黎明だからかって思ってたんですが……(この人はいつでもどこでもカッコつけるとなぜか笑えることが多い。そういや台湾のニュースで彼の車がぶつかった事故のニュースも、なぜか笑えたなぁ~。これはもうキャラとしか言いようがない??)
>字幕事故
最初に息づまる広東語で見た人間としては
おねえ言葉の李玉堂も見てみたいっす(^^)
>この字幕事故は意外なほどこの脳に染み渡り、アレもういっぺん観たいなーーという恐ろしい後遺症が発症しております(爆)
確かにあんなに素敵な字幕、このチャンスじゃないと
二度とみられないですよねっっ!!
(言われてみると、確かにすごいインパクトだったので、妙に懐かしくさえある(笑))
映画自体は本当に面白かったので、それだけで楽しめるけど、
DVDとかにスペシャル字幕とかでアレをおまけに付けてほしいかも☆
>全く、「中国」「中国」と連呼され、興ざめなの。
でしたよね~~~。登壇者のなかで常磐貴子さんは別として、
あの映画の陳徳森監督(香港)の奥ゆかしさだけが救いですた。
>黎明だからかって思ってたんですが
やっぱりこの人ゆえかもしれないです。というのもイーキンだとこんなに笑わないし(爆)。レオンさんだからというのが大きいかもです。
>彼の車がぶつかった事故のニュース
ワタクシもネットで読んで笑ってました。
>これはもうキャラとしか言いようがない??
わはははは!!キャラですね、黎明の~~~~。
>おねえ言葉の李玉堂も見てみたいっす
凄かったです、ある意味。
オヤジキャラとしてかっこいいだけに「~なの」とか連続でくると笑いっぱなしでしたっっ。
私も昨日の十月圍城見たのですが、字幕が気になってしまって(笑)
ナビしてたらこちらにたどり着きました。
はなさんのブログを読んだら私も一言言いたくなってコメントさせてもらっちゃいます。
確かにとんでもないけどもう一度見たくなる字幕でしたね。
玉堂パパの台詞も大いに気になりましたが
私的にはクライマックスの階段落ちでのシーンのカーファイの
「やめて~」がつぼでした。
悲劇の場面の中で大爆笑でした。
そのあとの玉堂パパの「だから言ったじゃないの~」も秀逸でしたが!
そうそう黎明登場シーンは私ももちろんなぜか笑っちゃいました☆
そしてあのオモシロ字幕を体験された方にコメントをいただけてとおぉぉっても嬉しいですっ☆
>カーファイの「やめて~」がつぼでした。
コメント拝見していて大爆笑させていただきましたっっ!!
そうでした!!そうでした!!!コレすごかったですよねっーっっ。
緊迫しているシーンなのにもかかわらず、わらってました。
なぜかオネェ化字幕の被害が、玉堂パパとカーファイ小白に集中しているのがツボでした。
(女性陣もいるのに・・・・・・笑)
そして黎明登場シーン。
よかったぁぁぁ、みんな同じだーーーー!(爆)
キ印確定ってかんじで、前に座っていたお兄さんが目をそらしていました。
玉堂サマとか、あんなにかっちょいいのに、オネエなんだ…。
それでもかなり我慢したのですが、とどめはコメントされているちゃこ様の「やめて~」でした。
なんだよ、その字幕は…つーか、むしろ見たくなっている自分が憎いよ。
あ、たちはだかる黎明は、むろん香港では、映画館丸ごと大爆笑でしたよ(爆
この映画のスゴイ字幕ですが、道を歩いていてふと思い出し「ぷぷっ」ときて、慌てて早足になる後遺症に悩まされています。
なので確かに電車のなかでこの記事を読むのは危険かもしれませんっっ(爆)。
玉堂さん、素敵なオヤジなのですが、なにげにオネェ言葉が似合うというか、こういう実力者のおっさんでオカマもありだな、などと設定的に受け入れやすいのがまた、玉にキズであります(笑)。
>「やめて~」
ついつい、「大英雄」のレオン・カーファイを思い出します(汗)。「十月圍城」はシリアスな映画なのに・・・・・・。
>むろん香港では、映画館丸ごと大爆笑でしたよ(爆
よかった!自分たちは正しいマナーで香港映画を鑑賞できていたのですね~~っっ♪
いやーすんまそんですっっ(笑)
でもちょっとネタバレしても面白い映画なので、乞うご期待ですい☆
>東京国際映画【際】ver.
いいですねーー、ぜひ特典として、つけていただきたい!!(爆)
だんだん、あの字幕が恋しくなってきちゃいました。