2011年 05月 11日
2ヶ月
しかし本当に、まだまだ2ヶ月です。
被害が甚大すぎて、がれきが手つかずのままだったり、
ライフラインが復旧していない地域がいくつもあります。
まったく関わりのないところからすると「もう2ヶ月」という
声もあるようですが、いえいえ「まだまだ」だと思います。
大切な家や家族や友人を失った人々にとって、この2ヶ月は
気が遠くなるほど長く、辛い日々だったのではないでしょうか。
ちょっと話は違いますが、
入院中ではあったのですが、突然容態が急変し、
母に死なれたときは正直、呆然自失でした。
心の準備というものができてないときの肉親の死は相当に堪えます。
それからの日々は一日、一日が長く感じました。
ところが、2ヶ月すぎ、半年すぎ……となると、
相手は慰めるつもりなのでしょうけれど「早いね、もう半年たつんだね」
なんていう。そのたびに「ちっとも早くないっ」とカチンときたものです。
(「はぁ、そうですね」なんてうわべだけの愛想笑いで誤魔化すんですけどネ)
当事者にとって「早い」なんて年月はなかったりするんです。
ま、うちの母は病院ながらベッドの上で息をひきとったので、
それが突然であっても、幸せなほうであります。
しかしこんな経験があるものですから、
TVの番組で「もう2ヶ月ですか~、早いですねー」なんて
軽ーく司会者やキャスターが言っているのをきくと、
勝手ながら「早くねぇよ」とつっこんでしまいます。
ホントはボランティアに参加してがれきのお掃除を手伝えたらと
思うのですが、なにせ体力がないのでかえって足手纏い(汗)。
なので、遠く東京から自分に出来ることをこつこつやっています。
とはいえ、東京もホントにささやかですが、こまかく被害が……。
このまえ髪を切りにいったところ、美容室の壁に亀裂がっっ。
「階段がすごいんですよー」と美容師さんに階段のビシビシの亀裂を
案内してもらっちゃいました。いや、マジで……すごい。
「今度大きいの来たら、もうどうなっちゃうんでしょうね(笑)」
ははははは。明るい美容師さんと共に笑うしかなかったですけど(汗)、
美容室にいくまえに寺町を散歩したおり(近日中にUP予定っす)
も寺の塀がビシビシっすよ~~~~。
ついでに某有名奉行の墓が被害にあってますたし~~~~。
震度5弱の東京でしたが、なにせ揺れてる時間が長かったから……。
そんなわけで他人事ではありませんの。
「忘れる」とかそういうことはできません。
これから一日、ひと月、一年と、少しずつかもしれませんが、
ますます応援していきます。
そして。
この夏は東日本だけじゃなくなりそうなので、
あらためてこのポスターを掲げさせていただきます!
節電してから、夜が夜らしくなり、
ホント、東京で星がよくみえるようになりました(笑)。