ブログトップ

東都アロエ

friends after 3.11

年末に朝日ニュースターで放映した
岩井俊二監督のドキュメンタリー『friends after 3.11』完全版(3時間版)
をみました。

公式サイト→こちら

[監督・出演]岩井俊二
[出演]松田美由紀、小出裕章、上杉隆、後藤政志、吉原毅、田中優、
飯田哲也、清水康之、鎌仲ひとみ、小林武史、山本太郎、岩上安身、
武田邦彦、北川悦吏子、藤波心、タン・チュイムイ



3.11の後、気がつけば、友達がふえていた。
3.11の東日本大震災で、日本は大きな傷を負った。
多くの命が、大切なものが奪われた。
福島第一原発事故は
チェルノブイリ以来の大事故となった。
今後、日本と世界はこの問題を長く抱えて生きて行くことになるだろう。
気がついたら、いろんな人たちと語り合っていた。
新しい友達もふえていた。
その『友人たち』が語る震災当時と
その後、そして今。
そこから浮かび上がる日本の今と未来、問題と課題を描きたい。


というメッセージではじまる。
内容は岩井監督が上記の出演者に会いにいき、そして話をきく。
おもには地震後の原発事故とそしてこれから日本人が原発とどう向き合い、生きていくか。
とてもシンプルなのですが、心に沁みる、素晴らしいドキュメンタリーでした。
※以下、とくにネタバレなし

とくに小出裕章氏や後藤政志氏の話はなかなか聴くこともできないので
いろいろ考えながらみました。





(以下、考えてみたこと、つまり映画からは脱線)

首都圏はなにせ「南関東で大きな地震が4年で50%の確率←70%から訂正された」みたいで(笑)。
それって8年後には100%ちゅーことになる(大爆笑)。
(2020年ていえば東京五輪誘致しよーなんて思ってる年よね(汗))
そんなこんなで、週刊誌等で今にも首都直下地震が来ると
大騒ぎの状況(笑)だったりして、なんだか20年以上前の東海地震騒ぎを
彷彿とさせる盛り上がりをみせております。
南関東だとか、茨城だとか、千葉だとか、もう大地震が起こりそうな場所が
多すぎてトホホの首都圏ですが、まぁ毎日暮しておりますよ。
(まともに東日本大震災を予知もできないくせに、地震学者もちょいと悪のりが過ぎねぇか?・爆)

あくまで素人の私見ですが、もしも地震学者が「最近の大きな地震は9世紀のパターンに
似ている」というなら、次は貞観三陸地震から9年後に起きた「相模・武蔵国」地震
(震源は不明)ということになります。伊勢原断層が動いたとか諸説あるようですが、
そのあたりの震源で可能性が高いのは小田原地震(M6.5~7.1)でしょうか?
これは前に嘉永6年(1853)2月に起きていて、すでに150年は経っています。
(ペリーが来た年なんで、覚えやすいんです!)

もし、そのあたりで南関東地震が起きるとなると、
川崎のあたりには原子炉の燃料棒をつくっている工場があり
、しかも海沿いにあったりするので
万が一津波でもあれば、どうなのかしら?と心配になります。
でも、地震というのはなにも首都圏だけの話ではなくて、日本のあちこちで
懸念があります。9世紀パターンスケジュールなら、関東のお次は、
東海~南海3地域の地震となりますので。

3.11がなければ、知らなかった話ですが、チェルノブイリの事故は
人的ミスということで落ちついてますが、実は事故の直前に震度4の地震があった
とのこと。ひょっとして・・・・耐震性を考慮していないにしても震度4ぐらいで爆発を?
と思うと、原発って地震にめちゃ弱いんじゃないの??なんてことになると、
やっぱり地震大国日本には54基も原発があるべきじゃないなぁと思うわけです。
もう二度と日本で原発事故を起こさないためにも。

(ここで脱線おわる)

・・・・・なんてことを思いながら、3時間じんわりと見終わりました。
岩井作品らしく、見る者の心になにかを残しつつ、静かに清々しく過ぎて行きます。
原発どうの、とかいう押しつけもなにもありません。
なかなか地上波では放映されにくいと思いますが、できれば3時間版を
おススメいたします。
そういえば、今年のベルリン映画祭に出品しているんですよね!
ぜひぜひ世界の人にもみてほしい作品です☆

さて、この映画は「朝日ニュースターpresents 」だったりします。
朝日ニュースターはCSのチャンネルですが、小粒ながら地上波で放送されない情報
を教えてくれる素晴らしい番組が多く、岩井監督の映画の制作もこのチャンネルらしい
グッジョブ!でした。
またこのチャンネルの「愛川欽也パックインジャーナル」はわが家にケーブルTVが
きた直後から、毎週みてきた良質な番組です。
地上波では聞けない、いろいろな世の中のからくりをそっと教えてくれる、
ワタシにとって貴重な耳であり、目でした。

震災直後、だんだんBBCからもちゃんとした原発情報がとれなくなるなか、
この番組にゲストに登場された後藤政志氏の話はまさに目からウロコでした。
なにせ地上波は「ただちに影響はない」以上の情報をくれないし、
最初の水蒸気爆発の瞬間には、生番組みていたのですけど、
コメンテーターの原発専門家は「これはベントです」と言い張る始末でしたから(爆笑)。
そんななか、この番組で後藤氏の「原子炉内でなにが起きているか」の原子炉設計者らしい、
リアルな見解は背中に妙な冷や汗をかきながら、手に汗握ってみていたのを覚えています。

しかしこの番組も、朝日ニュースターがテレビ朝日に買われるこの春に終了するのだそうです。
本当に残念。
朝日ニュースターの名前はそのまま残るらしいですが、内容は大きく変わるとの噂もあります。
(バラエティとかやったら、もうがっかり~~)
『friends after 3.11』に刻まれた、今年の春までの朝日ニュースターは消えていくけど、
この映画をみるたびに思い出そうと思います。

そして映画専門チャンネルでときおり放送している岩井俊二の対談番組も
たいへん興味深いです。

気がつくと、CSばっかり。
3.11からまだ一年経っていないんだし、もっと地上波でもこういう番組や映画を
やってほしいです。
[PR]
by aroe-happyq | 2012-02-16 19:54 | ほんの世間話 | Comments(0)