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東都アロエ

ドラマ「天皇の世紀」でも岩瀬忠震キターッ・・・が。

観る前の期待は大きく外れ、とくに幕末史の真実は
語られていない「天皇の世紀」ですが(笑)、
(よっぽど大河ドラマ「慶喜」のほうがちゃんとやってるサ)
ほかの要素でみてると、それはそれで可笑しいです。

2話目「野火」は吉田寅次郎の「わたしを亜米利加に連れてって」事件を
扱ってましたが、寅次郎役の若き原田芳雄さんがとってもカッコイイ♪
3話「先覚」は高島秋帆が主人公。話は天保に戻ってましたが、
鳥居耀蔵がですね、まさに「妖怪」というか病的すぎて
こんなに具合悪そうだったら目付はとっくに御役御免だろ!と
思わずツッコミまくりのお話でした。

さて4話は「地熱」。
どーゆーわけか、話は安政4年秋以降に飛んでしまう。
(つまり、幕末史初期のキーパーソン阿部正弘は1話でおさらばときている。
これじゃまともな幕末史ドラマとはいえないよーな!?(笑))

主人公は橋本左内 (as田村正和)。

えーっ、ペリー出したのに、ハリスださねぇつもりかい?
もうそっちいっちゃうんですかっっということで、
左内さんなんで京都でのお話がメイン。
公家さんがたくさん出てきました。

でも、でも!左内はさておいて!!!
左内とこの当時深く親交をあたためていた目付海防掛こそ
岩瀬忠震!

だが!!!このドラマの岩瀬は予想外でした。

華奢で眉目秀麗という記録はまったく無視の、

いかにも健康そうな、いや太っちょ岩瀬なのであります!!!(号泣)

演ずるは時代劇ではおなじみの山本清さんなんですけどっっ

なんかめちゃめちゃ人当たりの良さそうな、おっさん目付でした・・・・・・・・・・・。

ま、京都で左内とめちゃ仲よさそうな感じとか、
川路先輩ともすんごく打ち解けてそーな感じは間違ってないですけどねっっ。
(岩瀬は安政5年早々、堀田&川路と共に京へ通商条約の勅許をもらいにいってた)


でもそれよりショックなのは、外国奉行(水野忠徳・井上清直・堀利煕・永井尚志&岩瀬)
は、この太っちょ岩瀬しか出てこないことなのだ~~~~~ッ!

安政4年年末といえば、徳川公儀の「これからは開港開市だ!」という大方針転換
についての江戸城での大説明会があるわけですが、そのあたりはスルーされて、
水戸斉昭への個別説明&承認をもらいにいく話だけは出てきた。
(これって、海防掛ファンには超がつく有名な出来事がございましょ?笑)
説明にいくのは、歴史の記録によれば川路聖謨&永井尚志。
ところが、この川路押しのドラマじゃ、川路がピンで行ってるのさー!(涙)
永井、存在を消されてる~~~~~~っっ(可哀相に!)

もうがっかりでした。

でも意外な収穫としては、井伊直弼(as中村竹弥)と長野主膳( as天知茂)
がちょっとカッコイイことでしょうか(爆)。

話は左内メインですが、さくさく進んで、日米通商条約なんかも
ぱっと調印しちゃったわけですが(だ~か~ら~。そのあたりのドラマを作れよ!)
その直後というと、一橋慶喜や水戸斉昭、松平慶永による不時登城事件。
このときの井伊大老の、何を言われても「恐れ入り奉ります」しか言わない攻撃(笑)
ですが、中村さんの直弼はとてもステキでした☆
(ま、こわ~~い感じは大河「慶喜」の杉良太郎演じる直弼に勝るモノはないっす)


次回は安政の大獄らしいです。
(左内も岩瀬も、川路もドラマから消えてゆくのか・・・・)
by aroe-happyq | 2012-07-20 10:35 | 外国奉行ズ | Comments(0)