2006年 09月 29日
御自分。
かたい本を読み続けているとやわらかい本が読みたくなりました。
そこで読んだのが、『江戸の声』という本です。
江戸時代の人々がどのように話していたか、を紹介してくれる本。
気がつくと、町人の皆さんの言葉の本は多いけど、武家言葉ってホントはどうなの?
という疑問を少し解決してくれる一冊です。
目下ハマり中の老中首座阿部伊勢守正弘はどんな感じで話していたのか??
・・・この本では明治の『大奥秘記』の一部しか紹介していないので、
全部かわかりませんが、老中ランクですと、YOU(あなた)を・・・・・・
御自分。
・・・・・え?
用例:「御自分はいかが思われる?」
という感じでしょうか?
「おまへ」とも使ったようですが、「御自分」のほうがいささか丁寧?
どうもこの御自分は、目付あたりまでみなさん使っていたらしい。
では、岩瀬さんも永井さんも「拙者はかく思うが、御自分はどうなさるおつもりか」
みたく使っていたのだろうか(もちろん公的な場だけですけど。日常では「おれ」で
「おまえ」「おぬし」です。旗本は口が悪いのでとっさにべらんめぇも有)。
なんだか興味が出てきてしまいました。
原典『大奥秘記』を図書館でチェックしてくるしかない!
(結局、惹かれたのは↑の本のほう・・・・・(爆))