東都アロエ

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アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。

写真展をみてまいりました

さすが東京写真美術館
写真と名が入るだけあって、去年の写真展と違い、複製パネルではなく、元の写真が
たくさん展示されておりました(それだけでかなり幸せ☆)。
予想外にベアト写真が少なかったのですが(ベアト写真を多く所蔵する横浜開港記念館でもこういう写真展を数年に一度は開催してほしい!)、いくつか「おお!」がありました。

まずは国内で撮影された最古?といわれる、
ペリーが連れてきたブラウン撮影の「田中光儀」像。安政元年とあります。
ただの写真ですが最古といわれると、ちょっと感激?

さてさて続いて、木村摂津守喜毅(又の名を木村芥舟)の、
桐の箱にはったガラスの写真(アンブロタイプというらしいデス)を発見!
本でおなじみの若き日の写真ですが、じーっとみるにつけ、
江戸の真ん中の御浜御殿で育ち、将軍家慶にも幼い頃から可愛がられていた、
つまりは都会派で洗練された環境に育ったわりには・・・・・イモっぽさ全開・・・・。
でも愛嬌のある顔で、岩瀬ほか諸先輩に可愛がられたのも頷けますが(爆)。

二回目の遣欧使節団の写真もずらっとありました。
田辺太一や池田筑後守などおなじみな顔もみつかりました。
池田さんは別の写真をみたとき、東幹久似だと思ったものですが
この写真では意外にあっさり味顔でした。

いろいろあって小さい人物写真も充実してはいたのですが、
なぜか豊臣秀吉、雪舟、北条時頼・・・・の絵を撮影したものがあり、
これってブロマイド????渋いチョイス・・・・・・。
その近くで徳川慶喜を発見!裏側をみてみると、
「徳川舊将軍慶喜」と表記されていました(爆)。旧将軍かぁ・・・・。

そして自分としての今回の写真展の最大のヒットは、
やはりベアトの「愛宕山から江戸武家屋敷町を望むパノラマ写真」でした!
うちにあるベアト写真集だと小さくて、よーくみえなかったのですが、
館内は空いていたし、穴があくほど眺めてきました。
手前に辻番などあって、整然と並ぶ武家屋敷にうっとりしていて・・・・・・
屋根になんだか、へんなものが・・・。
むむむ、あちこちの武家屋敷の屋根に物干し台(と後世では呼ぶもの)がある~っ!!!
そこまで続く梯子のような階段が手すりつきで一階から続いているので、
緊急用ではなく、日常で使っていたようですが、なんとなく堅苦しいイメージの
武家ワールドとこの物干し台はちぐはぐで可笑しい!
・・・・やはりよくかわかない洗濯物を干していたのか!?(写真からは確認できず)
ここで月見酒とかこっそりやれそうだが、帰りに酔って階段から落ちそうだ・・・・。
ホント、ここでなにをしたんだろう、江戸の侍さんは!?(わくわく)

それから驚きなのは、刑場さらし首写真・・・・・。
ちーさい写真ながら、三人ばかりがさらされておりましたです。

あとは日本に来たらガイジンが買うよーな観光用染付け写真、
市井の個人の肖像写真が多数・・・・・。
ワタシはうっかりよく確認しなかったのですが(あるいは展示を途中で換えるのかな?)、
この写真展のために出された研究報告書の展示リストには、
近藤勇さんや松本良順さんの名前もありました。

報道記録写真としては、明治24年の中部地方の地震被害を伝える写真や
西南戦争で負傷した兵士の写真など、多数ありました。
地震の写真には赤十字社が現地で救護する写真もあり、明治24年にすでに
活躍している姿に(立役者のひとりが松平乗謨だったりするので)感動が・・・。

やはり写真はよいですね。その時代の雰囲気が伝わってくるような
良い錯覚に陥らせてくれます。

そのままマグナム写真展まで行きたいノリでしたが、
予定の都合でかなわず。
帰りに1階のミュージアムショップに寄ったら、
たまたまですが、ベアトの「愛宕山から江戸武家屋敷町を望むパノラマ写真」ポスター(爆笑)
が売り切れでした!近々再入荷だそうですが、ポスター!!!って。

すでにちょっと触れましたが、正午あたりに行ったのですが、
けっこう空いておりました。平日のこの時間ならベアトパノラマ、じーっと堪能できます!


夜明けまえ
知られざる日本写真開拓史Ⅰ 関東編

東京美術館 ~5月6日まで。
群馬県立館林美術館  6月30日~9月9日まで。
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by aroe-happyq | 2007-03-15 19:02 | 広く幕末ネタ | Comments(0)

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