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東都アロエ

ザ・バトル・オブ・レッド・クリフ【再編集版】

久々に映画の話題です。

どこのハリウッドアクション映画だ!?なタイトルですが、
・・・・・・これ、中国映画です。
(アメリカ資本、入ってますけどネ)

漢字にすると「赤壁(せきへき)の戦い」。

どこぞの日本の記者会見で「あかかべのたたかい」と読んだMCが
いたそうですが、ここは音読みで「せきへき」ですぞーっ。

三国志をご存知の方には超有名な、赤壁の戦いの映画です。

来年は赤壁の戦いから1800年だそうで、
「男たちの挽歌」シリーズなど数々の名作を撮ってきた、
ジョン・ウー監督がはじめて史劇ジャンルの映画を作ることになりました。

世の中でゲームになったり、アニメになったりしている三国志というのは、
今から約1800年前の中国大陸で「(後)漢」王朝が分裂し、
魏と呉と蜀に分かれた三国時代についての史書「三国志」をもとにして、
フィクションをふんだんに盛り込んだ、
明時代の羅貫中・作「三国志演義」という物語です。

この物語では蜀の初代皇帝になった劉備という、
どちらかというとあまりパッとしない(爆)人物が、持ち前の「人徳」を武器に
して成り上がっていくお話で、儒教精神がふんだんに盛り込まれております。
そのため、儒教が庶民にまで浸透していた江戸時代では「水滸伝」とならぶ
ロングヒットとなり、劉備とその義兄弟、関羽・張飛、そして軍師の諸葛亮が
もてはやされておりました。
ちなみに最近では、史実も重要視されて、劉備の敵役の魏の創始者・曹操の
人気もUPしております。
・・・・・実のところ、曹操のほうが偉大な人ですし(笑)、当然といえば当然。

今回の赤壁の戦いはまだ三国時代に分裂が確定する前の戦いで、
呉の地をうかがう、後漢の丞相曹操と、これを阻止しようとする、
呉の初代皇帝になる孫権と、自分の領土を持っていない劉備の連合軍
とのあいだにおこった戦いです。

「赤壁」映画の画像はこちら→中国サイトへ

今回の主人公は、孫権軍の大都督、周瑜さん。
三国志(史実)のなかでは、屈指のハンサムで「美周郎」と呼ばれたそうな。
赤壁の戦いの頃は、30歳代中盤。

演じるは、トニー・レオン(梁朝偉)。
40歳代前半・・・・。
キャスティング発表当時から心配だったとおり、
いささか地味めな「美周郎」さん(笑)。


周瑜の年下の上司、孫権さん。この戦いの片方の総大将だが、
「三国志演義」の「赤壁の戦い」ではやや目立たない役回り。
(作戦指揮を周瑜に任せたので、そういうことになりました(笑))
演じるはチャン・チェン(張震)。


金城武が演じるのが、「三国志演義」のスーパースター、諸葛亮孔明さん。
「演義」の物語上では超天才軍師!
どうでもいい情報を繰り返しますが、堀織部正のあこがれの人物です☆(爆)
金城さんは背が高いし、若いし、ちょうど諸葛亮にぴったり?かも。

↑以上の彼らと戦うのが、曹操。
曹操は史実の記録で、
「治世のおいては能臣、乱世においては奸雄」と若い頃占い師に
言われたそのとおりに、愛すべき奸雄となりました(笑)。
演じるは、張豊穀。

この映画で、目立ちまくりになりそうなのが、
劉備の股肱の武将で、趙雲。
諸葛亮の護衛で孫権陣営にやってきています。
演じるのは胡軍。



それにしても、主演俳優は交代するわ、脇を固める俳優も降りるわ、
いろいろ紆余曲折ありましたが、撮影も終わったようで、
いよいよ来年の公開が楽しみです。

撮影前はジョン・ウー映画ということで、
白い鳩が飛ぶ、とか、
二丁拳銃ならぬ、二本矢を放つとか、
槍を突きつけ合いながら、双方にらみ合うとか、
ジョン・ウーのオハコが出るかも、などと
いろいろ愛情をこめたジョークが囁かれましたが、
それは・・・・なさ・・・そう??(笑)


ところで、この「レッドクリフ」に便乗???いえいえ、
来年の1800年を記念して、ほかにも三国志映画がいろいろと
作られるみたいです。
まずは、劉徳華主演の「三国志之見竜卸甲」。
・・・・ほ、本当は美周郎といえば、劉徳華こそが似合っているんじゃないのか、
と思っているのですが、他の映画の主演じゃ、掛け持ちは無理です。残念。
こちらは香港映画スタッフがメインになるようで、
画面が賑やかそうです。

でも、ひそかに楽しみなのは、
周杰倫(あくまでも予定)主演「我是蒋干(わたしは蒋干)」。
蒋干というのは赤壁の戦いにもいた曹操の武将で、
「~にもいた」という表現がぴったりの末端的役割のマイナー武将です。
しかも、使い走りをさせられるのですが、
曹操と周瑜の計略合戦に巻き込まれ、かわいそうな事になります(笑)。
その蒋干を主人公にしたコメディ映画だそうで。
ものすごく、すごく、楽しみな一作です(笑)。

来年はいろいろな赤壁映画がありそうですが、
大作からコメディまであって、なかなか楽しそうです(笑)。
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Commented by きりゅう at 2007-12-04 21:28 x
長い紹介文に、はな。さんの愛を感じます(^^)
ちょうど今日、「項羽」を演じた胡軍の写真をもらったトコなので、どうしても趙雲に見えない!(^^;)
そしてやはり、金城君を相手にするには、トニー中年すぎ。
でも、大好きな俳優さんオンパレードなので、実は楽しみにしていたりします。
Commented by 高松飛鳥 at 2007-12-04 23:51 x
凄い!すご過ぎますね!
解説に愛を感じますが…私自身も三国志は大好きなので、楽しみです。

諸葛孔明が好きな私としては…色々気になりますが…。
Commented by はな。 at 2007-12-05 09:34 x
>きりゅうさん
おおお、胡軍の項羽、たまりませんなー(爆)。
でも、胡軍さんなら、趙雲よりもう少しエライポジションの人のほうが、似合っているような。
とはいえ、孫権にしては老けすぎ、曹操・劉備にしては若すぎ・・・。微妙です・・・(笑)。
Commented by はな。 at 2007-12-05 09:40 x
>高松飛鳥さん

三国志の映画というと「曹操と華佗」以外、面白い映画がないように思えるので、今回・・・ジョンウーの世界として、面白くなっていると嬉しいのですがっっ。
諸葛亮に関しては、金城さんに決まる前、オファーされていたのはトニーレオンなので(爆)、ちっちゃい孔明さんよりは・・・金城クンのほうが・・・・なんて思ってしまいました(究極の選択・・・)。

中国の記事によると、この金城孔明さんはコミカルさもあるらしいです。
Commented by 匿名希望 at 2007-12-06 01:00 x
はな。さん、はじめまして。
「赤壁」のご紹介、興味深く拝読いたしました。日本での公開が楽しみですね。

ところで、はな。さんのエントリーを拝見して気になったのですが、
貼り付けられている画像は、中国の映画ホームページhttp://ent.sina.com.cn/f/m/chibi/
のものだと思いますが、俳優さんの出ている画像を個人ブログに貼り付けることは、著作権に抵触しないのでしょうか?
NHKなど日本のテレビや映画公式HPの場合、HPの画像を個人HPやブログへ転用したり、TVの画面をキャプチャして掲載することは、通常禁止だと思いますが、
http://www3.nhk.or.jp/toppage/nhk_info/copyright.html
中国の場合だとまた状況が違ってくるのでしょうか・・
また、他のエントリーでも掲載されている歴史人物の写真や絵画なども出典元との著作権の関係は大丈夫なのでしょうか?

以前、「新選組!」の画像をキャプチャーしているブロガーさんが問題視されたこともありますし、ちょっと心配になりコメントさせて頂いた次第です。
お気を悪くされたら、申し訳ございません。
Commented by はな。 at 2007-12-06 09:49 x
匿名希望さん、コメントありがとうございます!

著作権についてのご指摘もかさねてありがとうございます。
抵触する、しないの境がどこなのか、正直なところ判断しかねていたところです(汗)。
今回の場合は、アジア映画系ブログのゆるい世界にどっぷり浸かってきたので、中国のブログでは日本の雑誌から、日本のブログは中国のサイトからの画像を当たり前に使ってしまっている現状についつい甘えてしまいました。
しかしここは日本でした、ということで、こちらの記事は近日中まで
(このコメントも消えちゃうのですこし猶予をいただきます)と期限をきめて、その後は削除したいと思います。

ただ歴史上の人物の画像については、どうなのでしょうか。
古写真についてはその写真そのものに著作権がつくのではないかと考え、50年以上すぎたものを原則的に掲載しております。拙ブログではドラマからのキャプチャー画像などはいっさいありませんので(それはさすがにマズイと認識しております)、安心してご覧くださいませ。
Commented by はな。(追加) at 2007-12-06 13:43 x
削除と決めておりましたら、
「三国志に関する文がもったいないので、画像だけ外して縮小しては?」とのご意見をメールでいただきましたので(Aさん、さんきゅです♪)、それは名案ということで、再編集版で残すことに変更しました。
Commented by 匿名希望 at 2007-12-06 18:08 x
はな。さん、早速のお返事ありがとうございます。

画像を削除してエントリーを残されるのは良いアイディアですね。

>古写真についてはその写真そのものに著作権がつくのではないかと考え、50年以上すぎたものを原則的に掲載しております。

歴史上の人物の肖像権は死後50年というのは、私も聞いたことがあります。
いつも珍しい写真や絵などを掲載されているので、一体どこから持ってきていらっしゃるのかと関心がありましたものですので・・・

ただ、画像に限らず資料を掲載する場合は、情報ソースの明記は必要なのかなと思います。
もしよろしければ、どのような資料からの出典なのか記載していただければ、こちらをご覧になる幕末史好きの方にとっても有意義なのではないでしょうか?

それにしても、この映画は楽しみですね。美周郎がもう少し若い役者さんだともっと嬉しいのですが(笑)。
Commented by はな。 at 2007-12-07 09:47 x
再度の書き込みありがとうございます。

>画像に限らず資料を掲載する場合は、情報ソースの明記は必要なのかなと思います。

拙ブログの画像はとくに珍しいものではありません。
カラーの写真などは古い図録、雑誌からが多く、既出のものばかりです。
また史料に関してはかならず出所は明記しております。
続きものの記事の場合は最初、もしくは最後の記事に明記しておりますので、ご確認ください。
by aroe-happyq | 2007-12-04 18:47 | 香港&アジア映画 | Comments(9)