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東都アロエ

野田地図 「キル」 観てきました☆

野田秀樹さんの芝居は、劇団夢の遊眠社時代から私のなかでは
演劇で一番贔屓の舞台。
かつては第三舞台、劇団新幹線、キャラメルボックスなどにも観に
行きましたが、気がつけば今でも観ているのは野田MAPの舞台だけに
なってしまいました。
なぜかといえば、観劇料のお値段が私のなかでの価値観と釣り合わないほど
高騰してしまったからです(笑)。
大劇場ミュージカル以外の、中規模劇場の公演といえば、
バブルがはじけ気味の頃まで、MAX6000円(観始めた頃は4000円ぐらい)
だったのが、いまでは諭吉さんの出番がかなり多いという有り様。
スポンサーが付かなくなったり、人件費等々・・・理由はあると思うのですが、
大劇場の演劇と違い、当たりハズレの多いこの種のお芝居で、
いろいろ「試しに」冒険するにしては、
ちとお値段的に自分とは折り合いがつかない、今日この頃デス(笑)。

その点、野田さんの舞台は99%ハズレがありません。
9500円の価値は充分にあったりする、数少ない舞台・・・・と自分としては
思っております。
(過去、「贋作罪と罰」初演のみ・・・・ちとハズレてショックだったりしましたが)

というわけで、贔屓の俳優・妻夫木聡サンの初舞台も安心して
観にいってきたのでした☆

たいてい10分~30分で電話が繋がる野田地図公演で、
(夢の遊眠社最終公演だって前楽、楽日に行けたといふのに)
・・・・さすが妻夫木&広末主演だけあって、チケ予約で危うく初の惨敗に
帰そうかと真夏に冷や汗ダラダラかいた、忘れえぬ経験となりましたが(笑)、
なんとか席も確保できて、とても楽しめました。

今回の「キル」は再々演で、実は前の二回もみているので、
とても馴染みのある作品です。
最近の新作のように言葉が直球ストレートに投げかけられるのではなく、
初演が野田MAP第一回公演であったことから、
まだ夢の遊眠社時代のような愉快で知的な「コトバ遊び」がふんだんに
盛り込まれている脚本で、懐かしさもあり、好きな演目だったりします。
(野田さんの活躍めざましき折に水を差すようですが、実のところ、
演劇技巧が拙かったとはいえ、夢の遊眠社時代の芝居がスキ♪)

世界を「征服」して、「制服」をきせる・・・・・。
モンゴルのテムジンの物語をファッション業界に置き換えている設定なのですが、
実に言葉の置き換えが巧みで、思わず唸ってしまうことしばしば。

そして妻夫木さんは随分と体を鍛え上げていて、
これほど舞台栄えする人であったか、と嬉しい驚き(笑)でした。
声もよく出ているし、舌滑もばっちり。
舞台が初めてだというのに落ち着きもあって、素晴らしかったです。
これで舞台演劇に慣れてくればさらに良き演劇人になることでしょう。
ぜひぜひ舞台、続けてほしいデス!

広末さんの演じるシルクという役は、深津さん(再演)も演じられた
可愛いヒロインですが、初演の羽野晶紀さんの印象が強くて(とても好かったので☆)
さて三人目のシルクは・・・・。これまたキュートで素敵でした♪

とはいえ、野田さんの体の柔軟さの前には誰もが霞んでしまうかもですが(笑)。
どんだけ鍛えているのでしょう???すごいです。

初演・再演に比べて、やや爆笑シーンが少なくて寂しい・・・・という以外は、
あっという間の2時間(途中休憩15分は含まず)で、とおっても楽しかったです。


(以下、まったくの余談)
夢の遊眠社といえば、
「翔ぶが如く」には家定役で上杉祥三サン、新門辰五郎の子分に段田安則サン、
松澤一之サンがキャスティングされていて、懐かしさもひとしおです。
(ていうか、彼らを観るためにこの大河をみていた・・・というのもありました)
思えば野田座長(勝海舟@組!)よりずっと早く大河デビューしていた彼らだったわけですね・・・・(笑)。
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by aroe-happyq | 2008-01-23 11:17 | ほんの世間話 | Comments(0)