2008年 12月 12日
BS 新選組ナイト 沖田の顔って
新選組ナイト前編、組!映像満載でびっくりするほどでした(爆)。
そしてびっくりなのが、番組内で発表された沖田総司の復元顔模型。
総司に似ているといわれていた子孫(姉ミツの孫にあたる人)の写真から
おこしたものらしいですが、
適度なヒラメ系で、
想像していたとおりの顔でした・・・・・・・・(笑)。
三国志ナイトに比べると、やや大人しめ?だった新選組ナイトでしたが、
(ドラマのVTRが長く流れていたためかな??)
それでもじゅうぶん熱かった☆
次週、後編の隊士編も、とても楽しみです!
新選組つながりで、今ちょうど相川司著『土方歳三 新選組を組織した男』を
読んでおります。
Akiさんのブログで紹介されていて、なんだかとっても面白そうだったので♪
本屋さんでみかけてそのままゲット(笑)。
相川司著
『土方歳三 新選組を組織した男』
扶桑社
7&Y→こちら
近年みつかった史料や翻刻済みの『佐藤彦五郎日記』などを
(まずい。彦五郎日記・・・ちゃんと、まだ読んでないし)
使いながら、いろいろ目からウロコで面白い本です!
でも全般的に、出典が明らかにされていないのが
ひじょうに残念!!!!
出典がないものは「憶測」の域を出ませんので、
せっかくの「ええええええ、そうなんですか!?」な驚愕の話も
「話」でとどまってしまっておりますっっ お、惜しいっ。
とはいえ、
土方についてはもちろんですが、近藤さんについても
初心者な自分にとっては、驚きの連続でした(笑)。
浪士隊に応募する頃、近藤勇には「旗本の渡り用人をしていた」という噂が
あったとか!
「旗本の渡り用人」というのは、代々その家に仕えている用人とは別に、
役職がかわるたびに雇いいれる用人のことで、前者を譜代用人、
後者を渡り用人、または略して「渡り」と呼んでおりました。
「渡り」として雇ってもらえる男は、政策秘書でもあるので、
クレバーな社交家で、さまざまな方面にコネクションがなくてはなりません。
とても試衛館の道場主と掛け持ちでバイトでできるような仕事ではないので、
近藤がやっていたとは思いませんが(笑)、
たとえ噂だけだとしても、近藤が旗本の渡りさんだったんじゃないの?
なんていわれたとしたら、
彼が誰の目からみても、如才ない、よく喋る、頭の回転がいい人
だった・・・・・・・ということですよね??
もし史実の近藤が↑のような人ならば、
寡黙で不器用な鬼瓦・・・・というイメージがどこでついたのかも、
興味があります(笑)。
・・・・その噂についても出典が明記されていないので、いやはやなんとも・・・ですが。
新選組はまだまだ謎だらけですが、
今後、きちんと史料が発見され、公開されていけば、
その謎も解明されていくのかもしれません。
そしてその史料をもとに論説する際には、ぜひぜひ出典をシツコイほど
明記していくと、
史学研究としても、新選組についての研究が発展していくことと思います。
外国奉行ファンとしては永井が関わっている新選組でもあるので、
これからの研究のゆくえをじっと見守っております☆
他力本願ですが、よろしくお願いしますっっ。
実はこの本と一緒に、
雑誌コーナーでCG再現シリーズの新選組を買おうともったら、
『週刊 戦乱の日本史 鳥羽伏見の戦い』をみかけてそっちをレジへ♪
こちらも面白そうです(って買っておいてまだ読んでないし!)。
この間、佐原の伊能忠敬の屋敷跡の川向にある喫茶店に入ったら、店主いわく、伊能忠敬の伊能家は、そこの分家だそうで、江戸時代に2回ほどお金を貸した といばってました。
出展が明らかであっても真逆な記述なども結構あって、自分が納得できる筋書きを創出することのほうが、史実より大事かと思っています。それが素人の醍醐味じゃないでしょうか。主張ではありません。
石田寺は日野で、その石田寺の周りにある大きな家のほとんどが「土方」であった という話しと 資料などではなくても口伝や言い伝えなどであっても、自分の記憶にインプットされるものは、自分的には十分な価値がある ということをいうために伊能忠敬を出しました。
脱線ついでに、上野源空寺に伊能忠敬のお墓があります。その隣に高橋至時・景保親子のお墓もあるのですが、実は、その間に割って入っているのが幡随院長兵衛と谷文兆なんです。
佐原で鰻というと山田屋か長谷川です。あるいはフレンチで夢時庵というのもあります。鰻の場合は特上にしても鰻がでかいだけなので「上」で十分。作り酒屋で馬場本店と言うのがありますが、ここの味醂(みりん)を買ってくるといいです。ま、余計なお世話ですが、、、。
あれで久々に組!熱が再燃しました(爆)。
相川本…出典が明らかにされていないのが何よりも痛いですよね。
トシの10年奉公にしても、どこからの典拠なのかによって、信憑性が格段に違ってきます。
それを敢えて示していないところをみると、
つい意図的か?と勘ぐってしまいたくなる…(←天邪鬼・苦笑)。
後半部分のチーム箱館に関する記述も楽しいですよ~♪
私はむしろ蝦夷政権ネタでキュンキュンしちゃいました(笑)。
名場面が次々に登場するので、思わずDVDみたくなりましたデス。
いや~~組!っていつでも、いまでもイイ!!!
相川さんの本は、史料の典拠、記述の根拠がたくさん気になりました。
歳三10年奉公完了説は、まさにこの本でも屈指の重要なものだったので、もとの史料が知りたいです。
箱館の章を読み始めたところでして、やっぱりこのあたりひじょうに、
キュンキュンきます!!(爆)