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東都アロエ

太平記 折り返し☆

ケーブルTVで視聴中の大河ドラマ「太平記」、
一週間遅れぐらいでみております。

そしていよいよ前半のクライマックス、20~22話、太平記の名場面てんこもりの
怒涛の3話連続鑑賞なんていう贅沢を味わってみました。

足利決起

京都攻略

鎌倉炎上



20話「足利決起」で高氏がようやく、
「わしは北条殿を討とうとおもう」と決意を皆に語り、倒幕の烽火があがりました。
ここまで・・・長かった。吉良や今川などの源氏同様に「そのお言葉待っておりました」
と思わず涙が(笑)。

しかしこの3話の主人公は高氏でなく、北条一門ズでありました。

高氏を主人公とするこの物語では、
北条家で専横をほしいままにしていた長崎円喜(フランキー堺)やその子(西岡徳馬)
などは悪い奴・・・・・なのですが、池端俊策氏の脚本は彼らの人間味あふれる姿を
これまできっしり描いてきたので、正直、お別れするのが名残惜しい!(笑)。
近世武士的合理主義の考え方が素敵なアタックチャーンス金沢貞顕。
そして演技力が冴えまくっていた片岡鶴太郎の北条高時。
さらに、登場するたび、なぜか泣けてきていた高氏の妻の兄こと赤橋守時(勝野洋)。
彼らともお別れなんて!!!!
(これから後半、貪欲な公家衆と高氏と打算ばかりの西国武士ズばかりの世界に
なってしまうじゃないかーーーー)

・・・・・京で足利高氏が、関東で新田義貞+足利勢が、計略どおりに呼応して決起し、
じつにあっけなく鎌倉は炎上してしまいます。
北条軍の多くが阪地で叛乱を続けていた楠木正成ほか西国武士の討伐に
集中していたスキを見事についた結果です。
(幕府というもの、東西に軍が割れているときはあぶないんです(笑))

最後の執権(長崎勢力のお飾りで実権なし)の赤橋守時が北条高時に
死を覚悟して新田足利軍征伐の許可を求めてくるあたりから
涙腺がヤバイことになってしまったのですが、
その後赤橋が戦死を遂げ、新田義貞の名場面、稲村ガ崎で「南無八幡・・・」と
ざんぶざんぶと浅い海を越えて鎌倉へ攻め入るエピソードをへて、
東勝寺に追い詰められた北条一門が次々に自刃していくあたりには
もう泣きつかれてしまいました。
「生き延びましょう」と皆を励ます金沢と気持ちは一緒でしたが(笑)、
そんな金沢でさえも息子とともに自尽。
(なんとなく逃れられない雰囲気だったということもある(爆))
この東勝寺の場面は長めですが、実によく出来た大河太平記屈指の名場面です。
でもここだけみてもいけません。
その感動は1話からの積み重ねあったればこそです(笑)。

一族の滅亡といえば、近年でも大河「義経」で平家一門が壇ノ浦で・・・・というのが
ありましたが、平家の人々をちゃんと描ききれてなかったため、なんの「もののあはれ」も
感じませんでしたが、「太平記」は名脚本のおかげで、たいへん感動的です。
もう何度みたんだ!?の太平記ですが、またまた泣いちゃいました。

そして鎌倉炎上、北条家滅亡の報を京できいた高氏。
「足利の陣営に勝ったと笑う者一人もなく、不思議な勝ち戦にて候」
という報告書簡の最後の一文に、高氏が背負ってしまった責任の重さが
にじみ出ていて、憎いぐらいにうまいドラマでした。

その瞬間まで腐っていようと、濁っていようと日本の大きな部分を
掌っていた鎌倉幕府という「秩序」を瓦解させてしまったわけです。
「いい世の中に」という想いと、新たな国づくりの夢のまえに
秩序なき状態をどう納めていくか。
22話ラストで、高氏の前で焼けだされ孤児たちが物乞いをしている。
「戦には勝ったがあの子たちに食べ物をやらねばならん、家も建てねばならん・・・・・」
と弟たちにつぶやく高氏の台詞がぐっときます。
これから物語ラストまで、高氏の理想と現実との葛藤ともいえる、
第二の戦いが待っているのです。
こーゆーのが大河ドラマの醍醐味。
ニクイ!どこまでもニクイ!です☆

本当に名作です、太平記!

そういえば都大路?で「おのれー高氏~!」といって斬りかかってバッサリ
やられていた北条仲時、段田安則さんじゃありませんでした。
思えば全部で2~3回ぐらいしか出てこない印象の薄い人でした。
きっと段田さん、
都大路オープンセットロケとスケジュールがあわなかったんですね(爆)。
(どーでもいい情報ですが、この大河の翌年の夢の遊眠社最終公演の前楽に
中井貴一氏と真田広之氏きてましたっけ(笑)太平記に遊眠社俳優の出演が多いのと
なにか関係が??(笑))

・・・・・・・・・と3日前。このあたりまで、この2倍ほどの長文でかいたところで、
うっかり記事が消えちゃいまして。2日間、落ち込んでいたのですが。

そのあいだにつづきの「凱旋」をみてしまいました。

すでに後醍醐帝が自分勝手な政治構想を実行しようとして、
高氏との軋轢がはじまってしまいました。
北条氏の犠牲が無駄にならないような、あらたな時代はいつくるのか!?
その道のりは遠い~~~っっ(涙)。

ちなみにこの名作大河「太平記」の素晴らしい脚本をかかれた
池端俊策氏の新作「ぼくの妹」は今夜からスタート♪
オダジョー主演なのですでに予約セット済ですが、とっても楽しみ☆
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by aroe-happyq | 2009-04-19 11:13 | ほんの世間話 | Comments(0)