東都アロエ

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アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。

カテゴリ:江戸東京あれこれ( 150 )

朝日デジタルニュース→こちら

 江戸時代に吉原遊郭の花魁(おいらん)が着飾って練り歩いた様子を再現する「江戸吉原おいらん道中」が
4月8日(雨天時は9日)、
東京都台東区浅草の一葉桜・小松橋通り一帯で開かれる。
浅草観音うら一葉桜まつり」のメインイベント。
華やかな衣装をまとって花魁に扮した地元保存会のメンバーが高げたをはいて、
独特の歩き方「外八文字」で練り歩く。
午後1時からと午後2時45分から各30分間。

朝日デジタルは見られなくなる可能性があるので、ちょいとコピペしておきます。

ちょうど桜も満開の頃です!

ただでさえ混雑する浅草がたいへんなことになりそう~~~~~~~ですが、
向島の花見のついでに行けたら、行ってみたいですわ♡





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by aroe-happyq | 2017-03-20 19:45 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
現在、六本木で開催中の「原安三郎コレクション 広重 ビビッド」展に行ってきました。

公式サイト→こちら

〈六十余州名所図会〉と〈名所江戸百景〉がメインの展示でしたが、
いずれの錦絵も、初摺のうえに状態がよくて、色彩の鮮やかさが眩しいほどでした。
まさにびびっと!(笑)

広重の元絵がいいのはもちろんですが、しかし錦絵は彫り師、摺り師の腕も大切。
三者の名コラボの作品の数々は、眼福以外の何ものでもありません♪
素晴らしかったです☆

とくに海、空、川、滝の「青」のぼかし!グラテーション!!がホントに素敵でした。
(さすが、海外でも評価の高い「ヒロシゲブルー」です←って今回初めて実感!!)

そして愛してやまない〈名所江戸百景〉も、スバラシイ!!!
江戸博でみたのよりも、色が鮮やかで、痺れました♪♪

しかしです。
〈六十余州名所図会〉は嘉永6年7月~安政3年5月にかけて出されたそうで。
嘉永6年の7月といったら、前月にペリーが来て、将軍家慶が亡くなって(喪が発表されるのは後だけど)
けっこうたいへんな時期に、この大作シリーズを開始しているのが、ちょっとすごい!

〈名所江戸百景〉のほうは安政3年2月~安政5年10月にかけて出されたもので、
これは安政2年10月の江戸地震をうけて、いわば江戸復興応援企画(笑)みたいな意味合いが
あって、江戸のあちこちを美しく描いてくれています。
ただ安政3年9月に広重が亡くなってしまったので(コロリですって(涙))途中で中止になりましたが、
もし元気に存命していたら、もっとたくさんの作品がみられたかもしれません。残念ですっっ

ほかに国芳や北斎の名所図会もちょこっと展示されています。
広重との比較なんかも楽しいです。

東京では、上野の若冲展が激混みでたいへんなことになっていますが、
(もちろん3時間も並んで行く気はなし。そんな根性はなし(笑))
ほどほどの混雑の広重展はなかなかオツでありました☆
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by aroe-happyq | 2016-05-25 18:17 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
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かねてお知らせしました、家康展、行ってきました☆

旗本御家人展より空いていて、ちょっと心配です、東照大権現さま!!(笑)

この展示は、国立公文書館所蔵の史料から、家康の生涯を記録したあれこれを
紹介するというもの。
メインは江戸城にあった紅葉山文庫のもの。
家康の存命中の日記類などもありますが、わりと多いのが江戸後半に編纂されたもの。
林述齋が編纂(編集メンバーに戸田氏栄などの名が!嗚呼、ペルリの時の浦賀奉行様~~!!)
した記録類がけっこうあって、家康死後100年以上経っているので、どこまでマジ?
って感じで、そのあたりは割り切って楽しみました(笑)。

ただ、壁にどーんとあった、家康年表がかなり圧巻。
・・・家康のことって、基本大河ドラマ情報でしか知らないな~~ということで、
その年表がすごく勉強になりました(汗)。

で、展示も年齢と戦いでタイトル付けされていて、とても見やすかったです。
あたらめて、いろいろと本当に複雑な時代を生き延びて、晩年に国造り、外交、文教政策など
がーっとおやりになった、戦国大名のなかでもかなり重厚な人生を歩んだ人だな~と認識しました。
とくに49歳で関東へ転封し、59歳で関ヶ原の戦いまで10年は、よく辛抱なすったと。
(江戸城を築城しようとすると、伏見城だったか、秀吉のほうの城の築城をやることになって、
自分の江戸城は後回しとか、なんかもう、家康もがんばったんだなぁ(涙))

とはいえ、やはりメジャーな人物なので、知らない部分よりは知っていることのほうが多く、
そのなかで、えええ?マジすか!?なものを2点だけ、ちょこっと紹介しますと。

①関ヶ原の戦い 家康方は合言葉のほかに、「角取紙」を肩につけていた

「角取紙」を肩につけたってぇと、あっしは森鴎外の『阿部一族』で知ったわけですが、
家康さんのほうが先なのねと。
角取紙(すみとりがみ)というのは、「両端を末広に畳み重ねた紙の角の一つを
竿の先に付け、兜や旗に付けたしるし
」とのことです。
(展示の史料には絵があったのですが、写真に撮ってくるのを忘れちゃいました。てへへ)
付けると、けっこう邪魔な感じでした、はい。
(小早川軍がいきなりこの印を用意できたのか、あらかじめ持っていたのか、それとも、
家康側から持ち込まれていて「早くこれをつけなさい」って圧力かけられたのか……。
こんなささいなことにもドラマが生まれるのが、戦場という場所であります)

②大坂城の攻略法を家康は秀吉から教わっていた

江戸初期の『武功雑記』という本によると、
伏見城落成のとき、家康は秀吉に「こういう大きな城はどうやって落すべきか」と尋ねたところ、
秀吉は「こうした城は一度で落とせるものではなく、一度攻めた後、和議を結び、
その和議の条件として堀を埋めるなどしてもう一度攻めればよい」と語ったのだそうです。
秀吉さすが城攻め巧者♪、じゃなくて、自分の城、狙われてますよ!!(笑)
この本、諸将の武功を記録した本だそうですが、この場合の武功はどちらに??(汗)


などなど、楽しい展示がいっぱいでした☆

公式サイト→こちら


実は愛する旗本の史料もたくさん所蔵している公文書館を応援したいなと
今年のはじめに「友の会」には入りまして、第一弾が今回の家康展でした。
ちょちょっと応援するつもりが、展示期間前にパンフは届けてくれるし、
会員だけの内覧会なんかもあって、いたれりつくせりです。
(今回はつい花見のほうへいってしまい、せっかくの特典を無駄にしてしまったのですが、
そのかわり、その日は乾通りの公開の延長初日で、待ち時間0分ですんなり入れちゃったのでした。
これも東照大権現のおかげか!?そういうことにしておこう(笑))

だから、会員でいるうちに「旗本御家人」展、また開催してほしい~~っっ
(そのときは内覧会に行きますのでっっ)
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by aroe-happyq | 2016-04-13 19:38 | 江戸東京あれこれ | Comments(8)
すみだ鬼平犯科帳まつりが、明日、15日に開催されるそうです。

まず、記事はこちら

で、PDFの案内のほうは、こちら

トークショーなどもあるようですが、なんといってもポイントは、

軍鶏(しゃも)鍋をはじめ、
焼き団子や田楽、テレビドラマにも登場したわけぎときくらげの白みそあえ、
マスのみりん漬けなどを再現


して販売するところでしょうか!

行けたら、行きたいけど、まだ病み上がりだし・・・・・(涙)。

29日のパレードも、なにげに楽しそう・・・・♪♪


そしてにしても、やはり墨田区は鬼平推しなのか・・・・・。
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by aroe-happyq | 2015-11-14 11:48 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
今年もっとも楽しみにしていた、春画展いってきました☆

公式サイト→こちら


連休は入場制限も出て、すごかったらしいですが、連休明けだとやや混雑ぐらいでした。
(いまのところ、今年のMY大混雑大賞は江戸博の関ヶ原展・・・・・。平日でアレはすごかった)

しかしいつもひっそりとしている永青文庫ですが、今回は熱かった!

まさに「春画展、熱いよね~(@あまちゃんの甲斐サン)」という感じです(笑)。

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2年前、大英博物館で開催された春画展が大好評だというニュースをみて、
そもそも日本の春画なのに、日本で展覧会がないなんて・・・・とかなしい想いをして
いたので、まず、日本で開催していただけただけで、本当に嬉しいです。
(なんでも、多くの美術館・博物館がことわったそうなので。永青文庫の英断という
ことらしいです)

たしかに春画は大人のたのしむムフフ絵画なわけで、性描写なんかもはっきり描かれて
いるし、まぁたしかに大声で「芸術です!」と言いにくいものではありますが、
おおらかな江戸時代には、嫁にいく娘にもたせたり、正月元旦に大名さんなどは
年始の挨拶で自家製作のちいさい春画の版画を「今年もよろしく」といいながら
交換しあうような(現代でいうと社長さんが自社のカレンダーを配る的な)、
来客にその家のおかみさんが秘蔵の春画をお目にかけるのがフツーとか、
かならずしもコソコソしないものだったのですが・・・・。

どうも明治以降、西洋の(ってキリスト教とかね)影響で、
日本人もこそこそムッツリ癖がついたようで。
なんか陽気なえっちさんが陰湿なスケベに変身したようで(笑)、この一点をとっても
日本の近代のあゆみというものは、科学技術面の進歩はよくっても、
文化面では相当に後退し、まことに残念であります。
(そういう意味では、昭和にさかんにつくられた時代劇ドラマや映画で描かれる
昭和モラルどっぷりの暴力的な江戸時代の世界を、そのまま江戸だと思わないでほしい
ということですネ。なにせ、江戸人は200年以上戦争のなかった泰平の人びとですから)

江戸までの日本で男女のいとなみとは、子孫繁栄、生命力の象徴で、
けして「まぁ、やらしい♡」だけのものではなかったので、春画も、お守り代わりに武将が
持ってたという話などもあります(日露戦争まではそういうの、あったらしい)。
性に関してだけではありませんが、そんな昔の日本人ののびやかな文化みたいなものを
いまの閉塞的な時代にこそ、まったく元に戻れというわけでなく、
21世紀なりに取り入れられるものは、参考にするぐらいはよいのはないでしょうか。

さて、肝心の春画展ですが、
いやぁぁぁぁぁぁ、これだけ大量に(肉筆画、版画そのほかジャンルはあれど)一度にみると、
さすがに「もう、ごっつぁんです!」って感じでした(笑)。おなかいっぱいっっ♪
江戸風俗のお勉強にすごく、すごく役立ちましたが、
やはり、こういうものは多くて10枚ぐらいを、ゆっくり鑑賞するものなのかもしれません。
しかし、国内外から集結した、よりすぐりの春画なので、すばらしい作品ばかりです。
とくに有名画家さんたちのゴッドハンドにかかっては、もうそれは美しく、妖しく。
眼福だらけ、というよりほかありません。

個人的には喜多川歌麿の「歌まくら」を鑑賞できたことが本当に感激でありました。
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(ポストカード、買っちゃいました(笑)。その一部分です↑)
この男の目がもう、エロい。
女のほうは背中しかみえないから、さてはて瞼を閉じて口吸いに耽っているのか、
それとも、やっぱり男の目線にこたえて、じっともみつめかえしているのか?
着物のしわの美しさも好きなのですが、そんな想像も楽しい一枚です。

ただ、永青文庫。やはり狭いんですよね・・・・・・。
それと順路がちょっと混線したり・・・・。

なので、いつの日か、大規模春画展を、やっぱり江戸博あたりで
開催していただける、そんな日本になっていただけたらな、と思いました。

そして、ネットで話題になっていましたが・・・・。

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図録がすんごいんです!
大きさはさほどではないのですが、厚さは6センチ弱!!!
4000円と破格のお値段なのですが、中身の充実ぶりを思えば安いかもです。
研究者の方々の文章もたくさん、もちろん春画もたっぷり。
これだけでも、なんか大収穫でした☆
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by aroe-happyq | 2015-09-25 09:48 | 江戸東京あれこれ | Comments(6)

春画展 @永青文庫

いよいよ今月19日からはじまる、「春画展」。

楽しみに開催を待っているところですが、いつのまにか素敵な公式サイトが出来ていました。

公式サイト→こちら

日本ではじめて開催されるらしいです。

ようやく春画を、江戸の文化を知る史料(笑)そして芸術作品としてみる土壌ができた
ということでしょうか。

わたしなど、それこそ歴史好きとして、中学の頃から本屋さんや図書館の美術コーナーで
堂々と眺めていたのですが・・・・・。誰もとめなかったんですけどね・・・・。
(だって、いろいろ×××とか△△なども誇張されているし、いわばファンタジーみたいな世界というか、
江戸の人はいざしらず、20世紀以降の人間はムラムラしようがないし(笑))

ま、こうして春画をテーマにした展覧会が開催されるのは、嬉しいかぎりです!

これを機会に、さらに春画について学びたいと思います☆
(ただ・・・・・せっかく大盛況だった大英博物館の春画展の流れを汲んでいるなら、
もそっと大きな美術館でドーンとやってくれたら・・・・。江戸博とか・・・・・。
永青文庫、ちょっと会場が狭いんだなぁぁぁぁ・・・・・・)

あ!
徳川の城展のこと、記事にしていませんでしたーーっ(汗)
いろいろ楽しかったのですが、やはり「江戸城展」でもおめにかかった、
万延度の江戸城図が巨大バージョンで登場しており、
ずーーーーーーっと眺めてしまいました。
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by aroe-happyq | 2015-09-03 17:39 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
2013年にクローズしていた、たばこと塩の博物館ですが、
かつては渋谷にありましたが、今度は墨田区本所へ移転して、
2015年4月25日にリニューアルオープンしたそうです☆

公式サイト→こちら

江戸の文化にかかせない、たばこの世界。
その博物館が本所にできた、というのがなんだかニクイかも(笑)。

江戸東京博物館とスカイツリーのあいだにあるので、
(正直、最寄り駅はちと遠い?)
どちらかに行ったおりに、寄ってみるのもいいかもしれません♪

墨田区といえば、すみだ北斎美術館を建設中でもあり
(すみだ北斎美術館準備サイト→こちら
いろいろ出来つつありますネ。
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by aroe-happyq | 2015-05-11 17:53 | 江戸東京あれこれ | Comments(0)
ホントは4月の頭に行ってたのですが、写真の加工(ってファイルを小さくするだけなのですが)
をする時間がとれず、放置したままでしたので、このまま5月を迎えるのは気が引けるため、
この週末に作業しましたので、さくっと紹介いたしたく存じますっっ。

江戸東京博物館常設展リニューアルSPサイト→こちら

江戸東京博物館は、今年3月28日、20年以上ぶりに常設展をリニューアルしました。
というわけで、さっそく出掛けましたのです。

私的リニューアルポイントを紹介しますと!!!

まずは!!!!

江戸城の復元模型

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こんなにしっかり復元できるのですから、本当に復元してみませんか?(笑)
どこって、皇居東御苑にですよ~~~っ

この模型にはいくつか小さい解説モニターがついていて、
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と大広間の役割についてとか、

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↑登城ルートの解説などもしてくれます☆

この日、徳川家康没後400年記念特別展「関ヶ原」展が激混みで、
(ついでにって行ってしまったのですが、展示物がなかなかみえず、人の頭だらけですた(笑))
その余波(常設展もみられる共通券はお得なのであります!)で常設展会場もかなり
混んでいまして(関ヶ原ファン&海外からのお客さまがたっくさん)、
撮影はほんの少しだけ、遠慮がちにしたので、画像が少なくて申し訳ありませんが、
実はキャーキャーと興奮しながら、楽しんでおりました(笑)。
(その雰囲気がなかなか伝わらないのが、かなしい)

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これはすし屋台の復元です。すしの大きさがリアルにデカイ・・・・・・。
(これと後方にある担ぐバージョンの二八そば屋台は海外の方に人気で、
一瞬の隙にパシャっとやったら、こんなにぼやぼやに・・・・・・)


お次に!!!

江戸から東京へコーナー新設で、
勝さん画も登場!


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川村清雄作の勝さんの肖像画が常設されました♪

てか、このコーナーが今までなかったというのが、信じられませんが、
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↑こんな解説もみられます。


そして、常設展の今の目玉といえば(わたしはこれを目当てに行きました(笑))、

特別公開
 広重「名所江戸百景」展


こちらは5月10日までです!



これを逃した方は、
8月から開催の、特別展「徳川の城 天守と御殿」展
の際に、共通券で常設展もおでかけくださいませ!
(え?そのあいだの特別展? 東京で開催する意味がわかりません(苦笑))
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by aroe-happyq | 2015-04-27 10:26 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
3年間、ほぼみてきました、この番組。
前の時間帯の酒場放浪記からそのまま、という感じでしょうか(笑)。
どちらも週のはじめに、人の世の情緒を思い出させてくれる、良い番組でしたが、
「江戸のススメ」のほうは終わってしまうらしいです(涙)。

謎解き!江戸のススメ公式サイト→こちら


唯一の江戸時代専門番組でしたので、学ぶことも多く、ツッコむところもいろいろ、
でも楽しかったです、ずっと。

初代司会の市川染五郎さん、二代目司会の片岡鶴太郎さんとそれぞれの
違う色があって、マンネリというものはなかったし、
この前、公式本が出たばかりだったので、まさか終わるとは思いませんでした。
ちょっと、ショックが抜けていませんが、3年間ありがとうございました~~~☆

唯一、いえ唯二の心残りは、
①長崎海軍伝習所とか、外国奉行がクローズアップされず、
②将軍シリーズでは家宣公がまだ取り上げられる前に終わってしまうことが
無念にございます(笑)。

月曜の夜がさみしくなる~~~~っっ
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by aroe-happyq | 2015-03-25 19:09 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)
「文七元結」は三遊亭圓朝が作った傑作噺です。

しかし圓朝が作ったのは間違いないのですが、その成立には諸説があります。
よく知られているのは、明治になって薩長政府のもと、元気のない江戸ッ子たちに
エールを送るために圓朝が作った、というものです。
とはいえ、それも諸説のひとつにすぎません。

今回、紹介するのも、そうした諸説のひとつなのですが、
意外な人物が出てくるので、ちょっとでも面白がっていただければさいわいです☆
(およそ、うちのブログに出てこないメンバーズ大集合(笑))

初代三遊派宗家藤浦周吉の家へ、友人の伊藤博文、井上馨、黒田清隆、西郷従道たちが
遊びに来ていた。
折りよく居合わせた圓朝も交えて雑談していると黒田清隆が圓朝に言った。
「師匠の噺のなかには江戸ッ子が出てくるが、私たちの知っている江戸ッ子の代表は
勝海舟さんだ。だがあの人は偉すぎる。本当の市井の江戸ッ子とはどういうものか
見本を示してもらえまいか」
すると伊藤博文が「そいつはいい。だが師匠は落語家だから、ただ話を聞いても面白くない。
どうだろう、ひとつ江戸ッ子の見本の出てくる噺を作ってみては」という。
井上馨が喜んで「師匠、やんなさい」とはやしたてた。
西郷従道は「三題噺はその場でつくるというが、三日で作れるかな」と勝手なことをいう。
そこで周吉が「師匠、おやりよ」と言った。
圓朝の凄さはこういうとき二コ二コ笑っているが、一歩もあとへ引かない自信のほどである。
「よござんす。なんとかやってみましょう」という次第になり、三日たってできたのが
「文七元結」である。伊藤博文、井上馨、黒田清隆たちはすっかり喜んで
「文七元結」の話がでるたびに「あの噺はわしたちが圓朝君にたのんで作ったんだ」
といって自慢したという。

※かなりシンプルにアレンジしてありますが、
原文は「「文七元結」の出来るまで」藤浦敦(『平成五年 芸術祭十月大歌舞伎』 筋書18P~)です。

わたしなぞからすると、薩長ズによる新手の圓朝イジメにみえなくもないが(笑)、
これも都市伝説のひとつと思えばなるほどと思う。
が、ひとつだけ、やはり突っ込まずにはおれない箇所がある。

私たちの知っている江戸ッ子の代表は勝海舟さんだ。


とかいっている黒田さん!!!!!

あーたの友だち、誰ですか、榎本武揚さんでしょ!!!(笑)
どっちかっていうと、典型的な江戸ッ児は、榎本さんじゃないの??
(勝サンは、どっちかというと変化球系江戸ッ児さんなんで)

これだけはちょっといわずにはおえれませんね☆

で、話は戻って、圓朝はとにかく顔にひろい人で、上記の政府メンバーはもちろん、
渋沢栄一、徳川慶喜まで、あっちにもそっちにも知り合いがたくさんおりますので、
こういう話がなきにしもあらず、ということで記事にしてみました。


というか、本棚漁ってたら、歌舞伎の筋書がいろいろ出て来まして。
読み返していて、この文章をみつけたのでした(笑)。
ちなみにこの「平成五年 芸術祭十月大歌舞伎」ですが、
かの松たか子さんが中村勘九郎(当時:のちの勘三郎丈)の「人情噺 文七元結」で
歌舞伎初舞台を踏んでいましたっけ。初々しくて可憐なお久でした♪
女性で歌舞伎にって相当珍しいですよね。
勘九郎さん、この当時からいろいろチャレンジしていたんだな~としみじみ偲んでました。
(てか、それ目当てで観にいっていたのですけどネ(笑))
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by aroe-happyq | 2015-02-04 05:51 | 江戸東京あれこれ | Comments(2)

アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。


by aroe-happyq