東都アロエ

asiabaku9.exblog.jp

アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。

カテゴリ:本( 82 )

杉本苑子さんの歴史小説

杉本苑子さんが亡くなられたとのニュースをみて、寂しい気持ちと共に、感謝の想いが湧きました。

歴史小説が好きだった私は、学生時代に、手当たり次第に乱読していたのですが、
杉本苑子さんの作品に出会って、しっかりと考証調査すると、歴史小説は、
こんなにも骨太なものになり、人物が輝きだすのだ、ということを教わりました。
いろいろ読んだけど、最も影響を受けた歴史作家さんが、杉本さんでした。

創作と考証の兼ね合いは難しいところです。
創作を押し出せば、外連味があって、派手で見栄えがよくなる。
考証を重視すれば、骨太になるけど、地味になる。

杉本さんの作品は、どちらかというと、派手ではなく、地味なほうです。
だけど、芯がしっかりしていて、結局何度でも読み返してしまう、魅力があります。

何かの短編集で、杉本さんが、小説を書くにあたり、何度でも図書館へ調べに行き、詳細な年表を作って、
どうしても、埋められない歴史の空白のみを、創作で埋めていくと、あとがきで書かれていて、
嗚呼、素敵!!、と、ひざまずくほど、痺れてしまった記憶があります。
これぞ、歴史小説作家さん!
歴史をリスペクトし、それを最大限、作品のなかに生かそうと試みる。
そういう、歴史へ、小説へ、どちらにも真摯な姿が、本当に格好良い方。

「孤愁の岸」などは、そういう手法の作品で、良き歴史小説でした。
「穢土荘厳」も、「檀林皇后私譜」、「絵島疑獄」なども、みーんな好きです。

「玉川兄弟-江戸上水ものがたり」では、玉川兄弟と関係のないシーンですが、とある場面が、今だに印象に残っています。
老中の松平伊豆守が、冬の朝、早めに江戸城に出仕していて、今でいう給湯室で(笑)、白湯をしみじみ飲む
という、たわいもないシーンですが、その場面を読んだとき、はじめて江戸城本丸の政庁の姿や、
伊豆さんの人間像が、生々しく浮かび上がり、「時代劇」と違う、
歴史上、確かに存在していた伊豆さんと御城を感じたことがありました。
しっかりと描く時代背景の下地ができている作品ならでは、です。

一方で、芸道に関する作品も、いろいろありました。
「華の碑文」の美しさ。
これはもう、芸術そのもの。能楽にのめりこんでいた杉本さんならではの愛がいっぱいの小説でした。

でも、マイフェイバリットは、「傾く滝」です(笑)。
通学途中に電車の中で、ぶっちゃけ、歌舞伎の芸道モノだと思い込んで読んでいたら、
「先生好きだ」と主人公の8代目團十郎が叫び、浪人の家庭教師の先生が「俺が好きか」
となって、……いきなりのBL展開に、度肝を抜かれたのですが、これがまぁ、泣ける作品で。
(まだBLなんて言葉のない時代でございましたが、杉本さんの作品、けっこう衆道モノ、ある♡)
いまだにBLというジャンルでいうなら、この小説は、わたしの鉄板です。

歴史というより、時代小説で、もっとも愛している作品が、「元禄歳時記」。
若き新井白石と、甲府宰相綱豊の友情を軸に、元禄のさまざまな物語が展開していく、
爽やかな小説です。
わたしの家宣好きのきっかけの小説(笑)。運命の出会いでした。

杉本さんの小説は女性を描く作品が多いのですが、
この方は、さっぱりした作風なので、男性を主人公にした小説が、本当はいいのです。
だから、もっと、骨太な武家モノを書いて欲しかったかな~~~。

最近は、書店で文庫をみかけなくなりましたが、古本でいいので、
ちょっと手にとっていただきたいな、という作家さんです。

新作を読むことはできなくなりましたが、たくさん残してくださった作品がありますから、
その小説を読み直していこうと思います。

杉本先生、たくさんの良作を生み出していただき、本当にありがとうございました。




[PR]
by aroe-happyq | 2017-06-02 22:09 | | Comments(6)
11月、いろいろ新刊が出ていました☆



d0080566_14314495.jpg
  江戸時代の罪と罰
  氏家幹人 著

  アマゾン→こちら







タイトルで、おや?と思った方もおられるかと思いますが、
昨年、国立公文書館で開催された「平成26年特別展 江戸時代の罪と罰」展と
リンクしているようです。
そんなわけで、紹介史料もたっぷりで、
江戸時代の司法(警察)制度に興味のある方、
また、なにかの創作で江戸の小伝馬町牢獄を登場させたい方には
ぜひ一読をおススメいたします。





d0080566_1433553.jpg

徳川制度
 (上)、(中)、(下)
岩波文庫


アマゾン→こちら



徳川時代のあれこれを知りたいなら、これは便利!
今まで、上、中と揃えてきましたが、
ついに下巻が出たので、紹介します~~~♪
(やっぱり、揃わないうちは紹介しにくいですよね)

岩波HPから、説明文を要約しますと、以下のとおり。
(岩波の徳川制度の紹介ページ→こちら


江戸城内から江戸の町や下層社会まで記録された歴史実録書。
文献史料や故老からの聞書きなどをもとに,明治25~26年にかけて『朝野新聞』に
連載されたものである。

上巻には,町奉行,刑罰,牢屋,人足寄場,非人,町会所,火事,辻番,株式,
市場などについての項目を収録、

中巻には,山の手と下町でちがう寺子屋の実態をはじめ,虚無僧,富くじ興業,吉原,
岡場所,娼妓,若衆など社会・風俗に関するものと江戸城の年始の儀礼を記した年始登城,
下馬評,礼服,駕籠,乗物など武家社会に関するものを収録、

下巻には、武家の学問の殿堂であった湯島聖堂,鷹・鷹匠や東叡山寛永寺のことをはじめ,
アメリカ使節の江戸城登城,桜田門外の変,生麦事件など幕末・維新の激動の時代を彩る
数々の事件についての項目を収録し、江戸の町の実態がよく分かる貴重な一冊(全三冊)。

しかし!続きがあるそうなのだ。

なお,「幕末の陸海軍」「社会魔」など『徳川制度』の補遺的な内容を収録する「補遺」を続刊の予定。


だそうなので、まだまだ続くようですが、
朝野新聞といえば、前期には成島柳北さんがやってた新聞なので、
徳川に詳しいし、読み応えあります☆

なので、徳川方に興味ある方は、一家に1セット、いかがでしょうか♪
[PR]
by aroe-happyq | 2015-12-20 10:33 | | Comments(2)
d0080566_9491226.jpg


福留真紀 著
 
将軍と側近


新潮新書



アマゾン→こちら



セブンネット→こちら



福留真紀氏は江戸の側近政治(側用人や御用取次)の研究をされて
いらっしゃるので、論文はもちろん、旧著の『将軍側近 柳沢吉保』なども拝見してまいりました。
なので、今回も書店でこの新刊をみつけると、中身もみないで、レジへ直行した次第です(笑)。

※ちなみにワタクシ、江戸末期にハマるよりはるか昔から、
将軍家宣公にぞっこんでして、ベストオブ徳川将軍はもちろん、今でも家宣さまでございます。

柳沢の本の次は、ぜひとも間部詮房をと・・・・・と思っていたわけですが、
これは吉宗の儒者・室鳩巣の本。
とはいえ、読んでいくと、室さんの生涯をたどる内容ではなく、
その書簡から家宣・家継・吉宗政権をみつめるという、私的にどストライクな本でした。

というのも、室鳩巣は新井白石と同僚(といって、家宣信頼度ランキングでは下)だったので、
家宣や家継に直接会う機会は少ないものの、新井からその様子をとれたて新鮮な状態で聞く
ことができて、それを親しい人への書簡に書いて今に伝えてくれているのです。
吉宗政権のせいで、その前政権の事があんまり残っていないし、
新井白石の本は晩年の、かつて華やかなりし時代のドリームは入っていて、
そのまま受け取れないシロモノなので、家宣や家継についての情報が少ないのです!
なので、今回の本は、まさに、ありがたや、ありがたや・・・・・。

しかし、今回室鳩巣の書簡情報から浮かび上がる家宣公は、
新井白石のドリームをはるかに越えた、おそるべき仁徳の将軍でありました。

前政権綱吉さん(家宣のおじにあたります)がバブルの勢い&晩年の江戸地震や天災
でお金を使いすぎて、家宣が将軍職を襲ったときには国庫はからっぽに近い状態でした。
なんと、家宣の将軍宣下の儀式をまともに行えないほどの貧乏ぶりだったのです。
そこで、勘定奉行たちは、家宣に貨幣の改鋳を進言した。
すると、家宣は・・・・・

そなたたちは、金銀吹き替えを御先代が命じられたので、地震などの時、
無事に済んだと申した。しかし、それが無ければ、地震などの天災は起らなかった
のではないかと思う。そのようなことはせず、将軍宣下なども、どのようにでも済ませ、
金銀はそのままにすべきだ。
その上で、思いがけずまた、地震、火災などの大きな変事が起こった時は、
天下のためにこの身が潰れても構わないと覚悟している。
(同書 P37~38)

これを聞いたある人(たぶん進言した人ね)は
御自身の身に代えても天下の難儀をお救いくださるとのこと、
何もいうことがきでない
」と泣いたそうな。
白石も聞き、そして白石から聞いた室鳩巣もみな感涙にむせんだというが、
この本を読んだ、わたくしめも、マジで泣いてしまいました(笑)。

家宣が言っていることがわからないという方も多いと思うので解説すると、
これは儒教の教えで、ざっくりいいますと、施政者に徳がないと(天からのバツとして)天変地異は
起こるというもの。家宣は綱吉が生類憐れみの令の乱発や改鋳を行ったことが
天を欺く悪いことで、そのために元禄地震、富士山の噴火等々がおこされたのだと
考えていたようです。

だから自分は貨幣の改鋳はやらないと。そのための責任は一身にうけるという
すばらしいお覚悟。
・・・・・・ここまで、儒学にどっぷりだなんて、さすが学者将軍!お見事です。

こういうタイプは理想論で頭ガチガチ、浮き世離れした人と思われがちですが、
(現にこの本でも、家宣のことを理想論者としている・笑)
旗本が困窮して困っていると知って、大量に登用したときなど、
まだ子供なのに年齢を偽って役職に就こうとするズルい人がけっこういたようなのですが、
そういうのは目をつぶってあげます、採用してあげましょう、と寛大だった家宣。
建前は建前として、良いことの場合はちょこっとぐらい大目にみるという幅の広い人なのです。
(といっても、儒教ってそもそもあの中国の教えですから、もともと現金なトコロがある(笑)。
江戸の人はそのあたり、儒学の教えの奥の奥を、うまく汲み取って有効に活用していたと思います)

こういう家宣に対して、室鳩巣もいたく感激して、
珍しいほど心が広く情け深い主君」とか「権現様の再来」などと
褒めたたえています。
(権現家康って、こんなに情け深かったっけ?などと突っ込んではいけませんな・笑)

家宣公は亡くなる際も最後まできちんとして立派なのですが、
今回、幼い家継将軍の後見となっていた尾張吉通(25歳)の高潔で素晴らしい様子を知った
ことも、たいへん収穫でした。
(綱吉は御三家の序列を無視して、紀州に自分の娘が嫁いだからといって、紀州綱教
を後継者にしようとしましたが、家宣は御三家の序列はしっかり守る人でしたので、
家継になにかあれば、その後継には、尾張以外は考えられない、としていたそうです)
この吉通も家宣の遺志に応えようと、家継将軍の後見役としてしっかりと支えていたそう。
ところが、それほどたたないうちに急死してしまったのですよね・・・・・。
もしご存命でしたら、おそらく8代将軍になっていたはずなのですが、
きっと良き将軍になったでしょうから、こちらも本当にもったない!!!

このほか、家継がまだ4つや5つの子供なのに、かわいらしさのなかに聡明さが垣間見られる話や、
(この子が大人になっていたら・・・。顔良し、頭良しのすんごい将軍になったかも)
老中や増上寺の坊主どもにナメられそうになったときの間部詮房の完膚なきまでの
理論攻撃が素晴らしすぎる点等々、どれもこれも、記事にしたいぐらいですが、
営業妨害になりますので、このあたりで落ちつこうと思います。

最後に、8代将軍に紀州の吉宗を推すことになった、家宣の御台所こと天英院が、
越前守(間部詮房)のことは、文昭院様(家宣)の御取り立て者なので、
以後お見捨てになりませんように

と吉宗にちゃんと伝えていたのだという。

よくある巷説の大奥ドラマや漫画や小説だと、天英院と間部がさも対立しているように
描かれていますが、私は昔からそういうのは「たわけ!情報収集不足じゃ」と思ってきました(笑)。
家宣を甲府宰相時代から支えていた両輪こそ、天英院煕子と間部詮房なのですよ!
2人は奥と表から、それぞれ役割分担して、家宣を助けていた同志であり、
7代将軍生母の月光院などと間部がくっつくわけがないのです。
(間部詮房はそもそも、そんなセコイ次元で生きていません。自分の栄達より、
ひたすら家宣への忠誠で頭からつまさきまで構成されているのが詮房なのです)
月光院dって、自分の立場はよく心得ていて、天英院の下で、間部の指示もよくきいていましたし。
この2人を越えようとかそういうくだらない野心もありません。

なので、今回、吉宗にこのように天英院が伝えていた、という書簡があると知って、
本当に、ワタクシ、「ほらごらんなさい!」とどや顔になってしまいました(笑)。

この本が多くの人に読まれ、早くですね、「大奥」ものとか「江島生島」などで描かれるような
腐りきった家宣家継政権のイメージが一掃されることを願ってやみません。
(家宣が好色エロジジイに描かれている作品などもってのほかです!!)

今年最後に、本当にいい本に出会えました。
この本のなかの家宣や詮房の言葉を読み返すだけで、ごはん5杯いけちゃいますよ!
本年にマイフェイバリットBOOKの第1位と、勝手にさせていただきます。
(2位は氏家幹人氏の新書♪)
[PR]
by aroe-happyq | 2014-12-25 14:39 | | Comments(0)
今年は馴染み深い漫画作品との、思わぬ再会の多い年でした☆

まずは、まさか、まさかの新刊!!!!!のベルばら。


d0080566_192541.jpg


  ベルサイユのばら 11巻
  
池田理代子

  アマゾン→こちら










番外編やサイド・ストーリー収録の短編集なのですが、
それでも連載終了から40年余すぎて、新作がでちゃうなんて、
ホントに素晴らしい!!!!!

さすがは、ベルばらです!!!!!

今回も顔を出しているアランやロザリーのその後は、
ナポレオンの『エロイカ』でその最期が描かれているのですが、
どーしても気になるジェルジェ伯爵(オスカルパパ)はこの先どーなっていくのか、
どこか異国へ亡命するのか、気になりますっっ。
(本編でもお気に入りキャラだったので、この方には畳の上・・・じゃなく、ベットの上で
やすらかな最期を迎えていただきたいっっ)
ひょっとしたら、まだ新作あるかも・・・・・らしいので、そのあたり見てみたいです☆

ただ、絵は背景などが緻密になったものの、
やはり本編のころのなんとも色気のある、油ののりこった時代の絵柄が好きなので、
一抹の寂しさを感じなくもないです。
でも、新たなエピソードがみられるのはとても嬉しいことです☆

ちなみに本編のほうは、最初に買った文庫版がボロボロなので、
数年前から少しずつ完全版を集めているところ。
(冊数があるので、江戸関係の本の合間に集めているとなかなかラストまでたどり着けず(笑))



次は、ベルばらとはまた違った、わが愛すべき漫画。

d0080566_19151893.jpg

  夢みる惑星 愛蔵版 全4巻

  佐藤史生


  アマゾン→こちら








小学館のサイトによる、内容説明↓

大スケールで描く、SF古代叙事詩。
それは遠い古代の都のこと。その祖先は聖なる船に乗り、
星の海を渡ってきたと神話に伝えられていた。
その都アスカンタは富貴と美にあふれ、
人々は翼竜とともに空を翔ける。
この国に若き大神官が生まれようとしていた。
幻視者ライジアに育てられた銀の髪、銀の瞳の王子イリスである。
だが、繁栄を謳歌するアスカンタのうえに、
凄まじい運命の序曲が響き始める。


・・・・この説明だと、なんだか甘ったるいファンタジーみたく
誤解されてしまうのですが、こういう舞台だけど内容は甘くないです(笑)。
(魔法とかドラゴンとかそういうお話だったら、あっしは最初から食いつきません♪)

この漫画は、内田善美『星の時計のLiddell』とともに、
ほぼ1年に1度はかならず読み返す、わが永遠のフェイバリット漫画です。
なので、まだオリジナル版の4冊(そして大判の「ノート」も含めて)は健在なのですが、
カラー扉やまだ読んだことのなかった番外編などを収録してくれるというので、
隔月発行のたびにゲットして、ついに集めちゃいました(笑)。

何度読んでも、いい作品です☆
オリジナル版を、新刊が出るたびに発売日に本屋さんに飛び込んで読んでいたものですが、
今思うと、王国とかのある、古代っぽい時代(気候は中東とかそのあたり)を舞台に、
未曾有の大災害を前に、捨て身の人類救出作戦にひとりで奔走する主人公の
この物語は、とても現在と繋がっていた、すごい作品だったなぁと感動を新たにしました。
(といっても、ハードすぎず、ロマンあふれる、詩情豊かな美しい世界です)

オリジナル版のラスト、それまでどこかの世界のSFファンタジーだと思っていたら、
どこかの星じゃなかった!という衝撃の発覚は、電車のなかで思わず声を出しそうに
なった記憶がございます(爆)。

佐藤史生さんは『ワン・ゼロ』なども面白かったのですが、
すでに亡くなられているので、新作は読めません。
愛蔵版が出て嬉しいけれど、新作や著者のコメントが見られないのが残念です。



そして、できれば『星の時計のLiddell』もぼちぼちオリジナル本が経年ヤケがひどくて
ボロってきたので、愛蔵版出ないかしらと思っているのですが、
どうも出版社が著者さまと連絡がとれないらしく、無理らしい。
・・・・・・これも、日本の漫画文化として残しておきたい、読み継いでいってもらいたい、
すごい作品なのですがっっ。
(ラストがわかっているのに、毎回読んだら感動で泣ける!傑作です)

なんとかならないものか~~~~~っっ


と、いずれもネタばれしないように、ストーリーにさわらず語ってみましたが、
上の2冊はよいとして、今の状態で愛蔵版も再版の予定もみえないリデルの場合、
こんなに気をつかったところで、この先何人の新規読者が現れるのだろうかっっ(涙)。
語り出したら、ずーーーーーっといけちゃそうなぐらいなのをこらえている必要があるのだろうかっ。
(と、葛藤しつつ・・・・・)
いや、いつか愛蔵版などが出ることを祈願するためにも、
このままネタばれナシで終わりま~~~~~~すっっっ。

わたしの本が崩壊する前に(けっこう背の部分とかヤバイ)、
ぜひとも愛蔵版を~~~~~~~~!!!
[PR]
by aroe-happyq | 2014-12-08 15:55 | | Comments(2)

よみがえる江戸城の本

久しぶりに本屋さんに行ったら、ありました☆
って、もう1ヶ月前に出てたらしい(笑)。


d0080566_14401581.jpg


よみがえる江戸城 (NHK出版 DVD+BOOK )

アマゾン→こちら


今年の正月にBSプレミアムで放送した番組のCGをDVDと本にした感じ。

内容紹介によると、

高精細CGで復元された
「江戸城本丸御殿」を歩く!

「玄関」から「大広間」を経て「松之廊下」へ、そして「大奥」へ。
徹底的な資料収集・検証とコンピューターグラフィックスの最新技術によって、
ほぼ完全な姿で復元された華麗荘厳重厚な将軍の居城。
「昭和女子大学」と「NHK映像デザイン部」の“共同研究"で「よみがえった江戸城」を、CG動画で案内する。


というものです♪

我が家には江戸博で購入した「江戸城 本丸御殿と天守」というDVD(収録時間約30分)がありますが、
これはもう数年来、ワイン(国産の渋くないやつ!)と日本酒の友でありましたが、
今回の(約25分)もまた、新たな友になりました(笑)。

贅沢をいってしまうと、ブルーレイで見たかったかも・・・・・。

とはいえ、江戸城ファンにお勧めの一冊です♡
[PR]
by aroe-happyq | 2014-10-23 14:44 | | Comments(4)
d0080566_1071686.png



幕臣伝説-史実と噂のはざま (歴史新書y 48)


アマゾン→こちら



最近、ちょっとバタバタしていて書店を覗いていなかったのですが、
メールで教えていただきまして(汗)。


今日か明日、書店に行ければな~というところなのですが(笑)
とりいそぎ、UPしちゃいます。

読んだら、感想ここに書きます!
[PR]
by aroe-happyq | 2014-10-10 10:12 | | Comments(0)
d0080566_14183273.jpg
   

伊庭八郎の上洛日記「征西日記」は、別名「幕末るるぶ in京都」と言われる、
京都めぐり日記ともいえます。
(もちろん、それだけじゃありません。しっかりお勤めに励んでおりますです)

いつも拙ブログがお世話になっている、ブログ「Go Plain!」のAkiさんが、
2年の歳月をかけて、「征西日記」で登場する京都名所のガイド本を出されました☆

なんと、なんと!全編フルカラーでとにかく読みやすいんです!!!!

そして、↑画像をみるとおわかりになるかと思いますが、表紙がさらっとシンプル!

これはですね、この本を京の街角で出しても、一見してガイド本に見えない!!
だから恥ずかしくない!!!(お上りにみえない(笑))、
という素晴らしい、読者への配慮ゆえに、シンプルにしたのだそうです。
(さすが、Akiさんっっ。京都旅に慣れているからこその、気遣い♡)

内容を詳しく話したいところですが、それはここではやめておきましょう(笑)。
でも、この1冊で、伊庭八郎と一緒に京都旅気分は、間違いなく味わえますヨ
(ラストには、伊庭八郎の京都滞在全行程表まで! これも凄い~~っ)

こちらの本は現在、通信販売受付中とのことですので、
本について、また通信販売申し込みについての詳細は→こちら
のページでお確かめください♪

わたしは京都に行く際には、永井尚志の漢詩(京都観光部分(爆))とともに、
この「はちたび」を持って行こうと思います043.gif
[PR]
by aroe-happyq | 2014-08-16 14:41 | | Comments(0)
d0080566_1933174.jpg

箱石大 編

戊辰戦争の史料学

勉誠社



出版社による『戊辰戦争の史料学』紹介ページ→こちら




まだ読んでいないどころか、予約受付中の本(笑)。

でも出版社の紹介ページをみていたら、

史料に立ち返って戊辰戦争をとらえなおす

明治政府が編纂した史料集「復古記」やその編纂材料を精査すると、
これまでとは違った戊辰戦争像が浮かび上がる可能性が出てきた。
諷刺文芸・新聞・絵図・写真などの様々な史料にも着目し、
戊辰戦争を多角的に解明するための方法を模索する。


というあたりともくじもみても興味津々、
さらにこの著者の方の論文を何度か拝見したこともあり、
これは読みたいぞ!と思ったので
自分で忘れないためにも、ここで紹介してみました☆

拙ブログをご覧くださる方には幕末史に手練れのかたも多いようなので、
そういうみなさんに、新たなヒントをもたらしてくれそうな一冊かもしれませんネ!

こういう本当に面白そう♪という本はお高いのが玉に瑕・・・・。
しかも最近、こういう本格的な本を近所の図書館は入れてくれないし・・・・・(涙)。
遠くの大きな図書館へ行って読んでみたいと思います♡
[PR]
by aroe-happyq | 2013-03-28 19:18 | | Comments(3)

まだ読み始めの2冊

タイトルどおり、読み始めなので感想というよりは、
こういう本読んでますヨ!という紹介記事です。


d0080566_17393124.png


松尾晋一 著


講談社選書メチエ

江戸幕府と国防

アマゾン→こちら



紹介文は以下のとおり。
禁制キリシタンの密入国、傍若無人の密貿易船、
そして黒船──打ち払っても打ち払ってもやってくる外国船。
「天下太平」の常識を覆し、
幕府開設当初からつねに異国船への対応に悩まされていた江戸時代の実状を、
綿密な実地史料を基に活写する。


四方を海に囲まれているのは、今も昔も一緒(汗)。
近年の研究で江戸時代=鎖国日本という幻想も薄れていき、
阿部正弘が唱えていた「海防第一」の言葉がしみじみ胸にしみる今日この頃、
江戸時代の国防の苦労を振り返るには格好の一冊かと存じます。





d0080566_1746189.png

山室恭子 著

講談社現代新書

江戸の小判ゲーム

アマゾン→こちら






紹介文は以下のとおり。

松平定信と経済官僚たちの所得再分配のためのプロジェクトX!
幕府も武家も商人もWin-Winの関係だった!?
借金棒引き、貨幣改鋳に込められた真の狙いとは?
支配─被支配という旧来の歴史認識ではわからない江戸時代の実像に迫る興奮の一冊。

目次
第一章 お江戸の富の再分配
第二章 改革者たち
 1棄捐令プロジェクト
 2町会所プロジェクト
第三章 お江戸の小判ゲーム
終章  日本を救った米相場


なかり文章が砕けていて、読みやすいっちゃ読みやすいけど、
ゲーム理論で展開するので、わたしのようにそういう方面に馴染みのない人間には
いささかわかりにくいのですが、ちょっと面白い視点なので、
少しずつ読んでいるところです☆


偶然にもどちらも講談社本ですが、ただの偶然です。
最近、なんとなーく八重関連以外の歴史本の出版が少ない気がする中、
講談社はこんなに出してくれて、なんとも心強いです!


以上、江戸徳川政府の、国防と経済についての本2冊の紹介でした♡
[PR]
by aroe-happyq | 2013-03-18 17:58 | | Comments(2)
d0080566_940657.jpg


アマゾン→こちら

ドラマは毎週みておりますので、なにか一冊ぐらいは読もうということで。
というのも、わたしの愛する開明系直参ズと会津はなんの接点もないため、
今まで会津の知識といえば、昔のドラマ『白虎隊』でみた情報ぐらいしかなく、
それでは申し訳ないと思ったからでした。
書店で八重祭り状態の書棚をみてみると、毎年恒例の大河関連のやっつけ本だらけ(笑)。
しかも・・・・ぶっちゃけ八重にも新島襄にも興味のない者として、この新島夫婦本ばっかりで
帰ろうかなーと思ったところに、この本ですよ!!

川崎尚之助!八重の最初の夫!この人には興味があったんです!!

しかも著者が信頼のおける、あさくらゆうさん!!
いまどきネットだかなんだかでちょちょいと検索してテキトーに本を仕上げてしまう
いいかげんな人が多いなか、この方は日本中を巡って御自分の足で調査をなさっていて、
しかも埋もれていた史料を探し出されるスペシャリストさんです。

本を読んでみると、あさくらさんも大河絡みで川崎尚之助を知ったそうな。
しかし、そこいらのやっつけ本とは密度が違います。
短期間でも真剣に調査をすれば、読み応えのある内容になると証明してくれた一冊でも
あります。

さて、川崎尚之助サン。
(以下、あまり本のネタバレはしたくないので、内容には詳しく触れない主義でございます)

ドラマだと佐久間象山塾に顔を出していましたが!!!
大槻盤渓にも師事していたんですね!!(ほかにも師匠はあるのだが・笑)
大槻さんといえば、岩瀬忠震や木村喜穀(←岩瀬の弟分で、軍艦奉行の!)と昵懇の
仙台藩の儒者さんです♡
大槻に師事していたという経歴だけで、やった!接点みつけた!と
ぐっと川崎に入り込んでしまいました(笑)。

昨日放送分のドラマでは安政4年頃で、
ちょうど川崎が会津にやってきたところですが・・・・。
そこから読み進んでいき、結論から申しますと。

歴史の実録本で久々に泣きましたっっ。

八重の夫になってからの川崎の後半生(享年39歳ですけども)は、
厄年とか大殺界がいっきに襲いかかるような、可哀相すぎて読み進められないほどの
とてもつもない不運続き、壮絶な人生だったということをこの本で知りました。
川崎は但馬の人で会津人ではないのに、
すべては八重と会津のため、というのがせつないです。

八重のプロフィールではさくっと「離縁」とされていますが、
実際には「夫川崎尚之助行方不明につき川崎家を廃家」して、八重は実家の籍に戻ったそうです。
(行方不明というか、なんというか・・・・・・うーむ・・・なのですが)

わたしは知らなかったのですが、今まで川崎尚之助の生涯は誤解されていて、
「会津から逃げた男」という不名誉な烙印を押されてきたとか。
しかし、実際はぜんぜん違って、むしろその逆・・・・。
あさくらさんの書かれているとおり「一途な男」。
かなり惚れましてございます☆

それもこれも大河で八重がとりあげられてはじめて、会津郷土資料家さんたちが
掘り起こした結果だったとしたら、大河ドラマの存在も捨てたものではない、かな(笑)。
(もう大河なんてやめてしまえって、昨年あたり思っていたものです・笑)
そういえば、新選組についても、『新選組!』のおかげで研究が広がりましたものネ。
教科書にフルネームが載るような有名人ではなく、そこから少し離れたあたりで
埋もれている人々の物語のほうがいいのかも、大河って。
・・・・・とはいえ、すべては脚本と演出次第だけど(爆)。


わたしのように、八重とジョー夫婦にさほど関心のない方は、
ぜひぜひ、この本の一読をおすすめいたします☆
(幕末の情勢&会津戦争についても丁寧に解説されていて、
初心者にもとってもわかりやすいです♪)
[PR]
by aroe-happyq | 2013-01-21 13:36 | | Comments(15)

アジアンエンタメ&お江戸後期。外国奉行や長崎海軍伝習所がご贔屓☆ BYはな。


by aroe-happyq