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東都アロエ

最終回前になっても微妙なR馬伝

ビジュアルばかりで内容の薄すぎる、ダメダメ大河ドラマR馬伝。
R馬以外の、とくに脇キャラへの愛情の薄さに辟易して、
(「新選組!」のミタニンの、敵味方すべてへの愛情深い大河ドラマが懐かしい)
昨今はすっかり見限って、遠のいておりましたが、
昨日、「大政奉還」というタイトルなので久々にみてみました。

大政奉還・・・・・・、当時は大権返上と申しましたが、やはりこれを
成し遂げたのは、後藤象二郎だったり、小松帯刀だったり、ちょっぴり坂本龍馬や
山内容堂だけでなく、幕府で唯一の推進派、永井尚志と徳川慶喜のナイスコラボ
のおかげだったりするので、注目せざるおえないわけであります☆

で・・・ねぇ。
やっぱりというか、このドラマは最後の最後まで、
いきなり新キャラが登場したかとおもえば、なにか深い理由があるかにみせて、

結局はなんのために出てきたのかよくわからん!な展開。

になりますよね~~~~~。

昨日の永井玄蕃頭(なぜか尚志という名前はカットなのね・笑)もそのとおり。

玄蕃頭、なにしに出てきたんだろうか?

たしかに、史実どおり、永井さんと新選組と仲がいいらしいことはわかったけど、
あんなにですよ、近藤局長・土方副長(わたしの記憶が正しければたしかこの時期は
京都にいなかったハズ・爆)、そして病気のはずの沖田くんまで
総出で警固してくれちゃうほど、新選組は暇じゃないんじゃないだろうか!?(爆)

近藤局長は永井屋敷の道場師範だし、個人的なつきあいもあり、
後藤象二郎を紹介してもらったり、永井尚志には目をかけてもらっていたから
プライベートSPをしてくれてもよさそうだけど(局長のプライベートSP!ん~贅沢だ!)
あんな大勢で・・・・・・(笑)。

で、R馬さんもあんな路地でゲリラ的な面会をしなくても、
ちゅわんと後藤さんから紹介されて、正式に永井邸に出入りしてましたんで(笑)。
(しかもかなり頻繁な時期もありました。夜にきて、また翌朝とか)

だがいきなりびっくりしたのは、ちょいと数ヶ月前、

「神戸軍艦繰練所がなくなったら、日本の海軍はどうなるんじゃー」
と叫んでおり、さも神戸軍艦繰練所が日本海軍創設の施設っぽくやってたのに、
まさかR馬さんの口から永井にむかって、
「神戸よりも◇年(←台詞忘れた)前、長崎海軍伝習所、軍艦繰練所を開かれ海軍創設に・・・・・・」
などという(台詞うろおぼえでスイマセン。そんなにまじめにみてないもんで)
衝撃の真実(爆)があっさりと明かされました。

しかもどさくさにまぎれてR馬いわく「勝海舟は永井の弟子!?」すか??
(永井も勝も「そんな事実はございません。ただの友達です」と大爆笑のことでしょう)
・・・・・・勝海舟が京都にあらわれた以上に笑撃でした。

ま、永井はそんなもんでした。
(最終回で暗殺教唆犯にしないでくださいましよ。こんなマイナージイさんの指示で
殺されたらR馬、やりきれんでしょ~~~爆)


勝海舟、土方副長のほか、「なぜか京都にいるキャラ」としておぐりんこと
小栗上野介さんがいました。この人がいたら大権返上できたでしょうか(汗)。


でもね、本当に可哀相なのは、後藤象二郎&小松帯刀&坂本R馬
だと思います。

なんかドラマの描きかただと彼ら、なんにもやってないっぽいでしょう???

本来なら、永井も含めてですけど(笑)、彼らみんな

大権返上の実現のために奔走していたんですよ!

R馬さんだって、日々忙しく動き回っていたはずなのです。
だってR馬さんの本領って、その軽すぎるフットワークじゃありませんか!(笑)
ドラマのなかみたいにまったりと「待ってる」なんてそんなのR馬じゃない!!
誰かに入説する、そのパワーがこの人の魅力なんじゃござんせんか!?
(ファンでないけど、さすがに気の毒になってきたのでござる)

大河ドラマって主人公の成長記でもあるわけで、
最終回のひとつ前に、R馬さんの最後のご活躍をみたかったですよ、本当に!!

・・・・・・と。

ぽっと出の永井のことよりも、主人公のあり方が心配になってしまった第47回でした。

ちなみにホントの大権返上の様子については、こちらの記事をごらんくださいまし。

ワタクシは↑こういうあっさりとした江戸幕府が好きでございます。
(映画やドラマにはしにくいけどネ・笑)

慶喜も他藩の陪臣の胸ぐらつかむほど、熱苦しいお人じゃないし・・・・・・。
(むふふ。明日からCSで大河ドラマ「徳川慶喜」がはじまる~~~♪♪♪)
大権返上したら、けっこうサバサバしてた人です。
(返上後に、ドラマのように涙を流して後悔をするぐらいなら、最初から
「やらない」もん!という、そんなプライドの超・超高い人だもの、最後の将軍は)

それにしても、この大河ドラマにおいて、
ビジュアル以外の内面的な部分(笑)の坂本R馬の魅力を
十分に語り尽くせたといえるだろうか???

ワタシにはとてもそうは思えない。

たんなるブームで終わっていくのかと思うと、
なんとも哀しいデス・・・・・・・・。

R馬、これでよかったのだろうか???
(ま、ワタシが心配することじゃありませんがね~~)
Commented by 早々 at 2010-11-22 16:09 x
ちら見、ながら見でしたのでストーリー展開つかめなかったのですが、京都にいないはずの永井尚志突然表れたのですね。それと後藤の胸ぐらをつかむ慶喜、いくらなんでもあんな慶喜はありえない。龍馬にしても幕末の一大イベントの大政奉還を労せず待っていた感じもして、やはりちゃんと見なくて良かったとおもう次第です。大権返上の記事読ませていただき至極あっさりとなされたのですね。勉強になります。有難うございました。
Commented by Koto at 2010-11-22 16:23 x
はな。さんの事が心配なのもあり、ワタクシも昨日視聴致しました。
実はR馬伝は、おさなさまと道場でいちゃついてた辺りまでしか観ておらず(む、昔過ぎるっっ)。
人様のレビューでしか、その実態を知らなかったのですがー。

慶喜公と小栗さまが一体何処にいるのか。
かなりの時間をかけて、探してしまった始末☆
理解した後は、慶喜公にアイブロウをプレゼントしたくなったでござる! (爆)

R馬くんは確か「9年も前に」と、申しておりました。
多分、視聴者から突っ込み入ったから、ここらで調整しとこうという腹積もりではなかろうかと('A`)

私が思った事のほとんどをはな。さんが代弁して下さって、感謝の至りです。
視聴中、サブイボ立ちまくって、ずっと('A`)←な顔してましたw
来週で終わってくれるんだそうで、何よりです…
Commented by はな。 at 2010-11-22 17:44 x
早々さん、こんばんは!
>京都にいないはずの永井尚志
きゃー、こちらの書き方が悪くて誤解させてしまいましたっっ。
永井さんは一時期江戸へ帰っていた時期をのぞき、文久年間からほぼ京都ステイでした。そして大権返上のまさにこの時期、京都に定住を決めて、江戸から妻子を呼び寄せたりしておりました(笑)。
R馬伝も永井出す気なら、文久3年に京都で勝海舟が刺客に襲われて岡田以蔵に救われた頃には、すでに永井尚志は壬生に住んでいたのですから(勝さんは永井さん宅からの帰りに襲われた・笑)出しておけばよかったんですけどねー。

>大権返上の記事
当日はまったく劇的じゃなく、さっぱりしているんですヨ(笑)。
大権返上については、幕府のほとんどの人が反対していたので(賛成派は永井のみ)、ああいう形になったのかもです。
ドラマの映像的にはやや、2年前の「篤姫」のほうが実態に近い展開だったような気がします(たとえ小松帯刀一人の手柄みたいだったとしても・爆)。
Commented by はな。 at 2010-11-22 17:59 x
kotoさん、いらっしゃいませ☆
>慶喜公にアイブロウをプレゼントしたくなったでござる! (爆)
眉毛が潰し切れていなかったり、きれいに剃れていたりと、田中さんの慶喜は毎回ビミョウに変化していて可笑しかったです(爆笑)。
>多分、視聴者から突っ込み入ったから、ここらで調整しとこうという腹積もりではなかろうかと
ですよね!なぜならNHKのほかの番組(ブラタモリ)などでしっかりと築地軍艦繰練所が登場しているのに、どゆこと!??ってなったんだと思います~~~~。
でもいまさら説明されても、なんですけどねー(爆)。
>来週で終わってくれるんだそうで、何よりです…
本当ぉぉぉぉに!!!なんだったんだこの一年!!とか思いますケド、終わってくれればそれでよし!という感じです。
正直、このドラマに登場しなかった釜さんたち、むちゃくちゃラッキーですよ☆
こんなところでいいかげんな扱いされて、小汚い格好で登場したら、きれい好きで風呂好きの江戸っ子の名がすたれますから!
(徳川幕府海軍関係の犠牲者が勝海舟や永井あたりで終わってホッとしております♪)
Commented by M子 at 2010-11-23 00:27 x
R馬伝に出てくる武士のエラい人ってみんな人前でモノ食ってる(食べてるという感じでは無く)お行儀が悪い人ばかりで、たぶんそういうのがキャラ付けだと脚本家氏は信じてるっぽかったので、永井さんも季節的に焼き芋食べながらの登場なんじゃないかと本気で心配しました(苦笑)
結局エレガントで誇り高い江戸の武士はひとっりも出てきませんでしたね。
しかもたった一人の武士が侍の世を終わらせた的な仕上げだし。
あ、「幕末の将軍」ははな。さんがこちらでご紹介してくださってソッコー取り寄せまして、今は私の大切なバイブルでございます。いつもながらありがとうございます。
Commented by はな。 at 2010-11-23 10:03 x
M子さん、こんにちは!
>武士のエラい人ってみんな人前でモノ食ってる
おっしゃるとおりです~~っっ。みーんな、すごく行儀が悪くてこの一年、ドン引きでした。この大河のスタッフによる当時の上流社会への「逆差別」を感じましたです(笑)。江戸時代の大名や小名たちは明治のお華族サマの比ではないくらい、ノブレス・オブリージュの世界に生きておりました。その世界は1ミリも表現されず、このドラマは終わっていくようです(とはいえ、「篤姫」も相当ビミョウでしたけど・爆)。

>永井さんも季節的に焼き芋食べながらの登場
思わず爆笑させていただきましたっっ。そういえば永井は珍しく、物を食ってませんでしたネ。若年寄格だというのに、下品さが誇張されることもなく、スルーした感じです。なんて幸運なおっさんでしょう(笑)。
Commented by 白牡丹 at 2010-11-23 11:11 x
アロエさん、お久しぶりです。

>「新選組!」のミタニンの、敵味方すべてへの愛情深い大河ドラマが懐かしい

『R馬伝』はもう最近どうでもよくなって隔週でマッサージに通っていたり(苦笑)してます。帰宅して見たら、龍馬に食いつかんばかりの新選組を勝海舟が止める場面。

かよこさんがツイッターでつっこんでますが、史実では新選組は佐久間象山の息子で勝海舟の甥に当たる三浦啓之助くんを預かってあげてるのに、何よその高飛車モードは(爆)という気分で見てました。
Commented by かよこ at 2010-11-23 14:02 x
はな。さん!
え?永井さまは壬生に住んでいらっしゃったのですか?
お~~~。(目からウロコ)
お住まいまではチェックしていませんでした。

>玄蕃頭、なにしに出てきたんだろうか?

いいんですよ、きっと(え)
玄蕃頭が誰かはもちろん、大政奉還が何かももうどうでもよくて、今はもう、いかに福山龍馬をかっこよく死なせるかしか考えてないと思うな~~。
あのカウントダウンを見てると。

あぁ、やっと苦痛の日曜日が終わる(あ、言っちゃった)
Commented by はな。 at 2010-11-23 14:26 x
白牡丹さん、お久しぶりでございます☆
荒れ荒んだR馬伝みて「おいおい」と突っ込み入れているよりも、マッサージでリフレッシュされるほうが、はるかに充実した日曜夜の過ごし方です!!(笑)
・・・・・・それに比べると2004年は本当にいい年でした(涙)。

>三浦啓之助
そのとおりですよねっっ。近藤局長みたら、勝さんは「あ!甥がお世話になっております」のひと言の挨拶があって然るべき(爆)。そのまえに京に来ているなら、屯所に菓子折持参で御礼に行くべきかもです!
Commented by はな。 at 2010-11-23 14:40 x
かよこさん、いらっしゃいませ☆
>永井さまは壬生に
そうなのです~っ。文久2年秋に京都町奉行を拝命した永井が京都にやってきて住んでいたのが、壬生の大村という医師のお宅でした(御奉行所に住めない理由があったようです)。つまり浪士組のみなさんより先に住んでいたりします(笑)。壬生には大目付になった元治元年8月まで住んでおりました。同じ壬生住まいということもあって、近藤さんたちとは縁ができた模様です☆
(勝海舟もこの壬生の永井仮寓へは何度も行っているので、新選組を知らないハズはなかったりします・笑)

>玄蕃頭が誰かはもちろん、大政奉還が何かももうどうでもよくて
おそらくそうなんだと思います(笑)。なぜなら永井いなくても47回は立派に成立しますものっっ。・・・・・・でもなんだかR馬がいなくても無事に過ぎて行きそうだったのですが(爆)。

>あぁ、やっと苦痛の日曜日が終わる(あ、言っちゃった)
まったく同じ気持ちでございますっっ!!!来週で終わる!!もう再来週はないのだ、と思うと本当に晴れ晴れとした気持ちになります~~~~っっ(爆)。
by aroe-happyq | 2010-11-22 10:43 | ほんの世間話 | Comments(10)