2010年 12月 09日
脇役に起こった3つの小さな事件 @慶喜
もう~~あんまり可笑しいので、書かずにはおれませんのです☆
12話 日米通商条約で起きた3つの事件簿ですが!!!
①阿部正弘、消滅
前回顔色が優れなかった阿部正弘さん。
歴史的には安政4年6月にお亡くなりになります。
で、このドラマの12話冒頭。
安政4年 春
とテロップが出て、慶喜IN一橋邸シーン。
続いて、次のシーン。
安政4年7月
とテロップが(笑)。
ん?あっという間に安政4年6月が過ぎた??
いや、それどころではない。
水戸斉昭も堀田備中守も、阿部の「あ」の字も触れず。
死んだとも、老中を辞めたとも、まったく(笑)
というわけで、阿部正弘、いつのまにか消えた人となりました(爆笑)。
わたしはあなたを忘れない!素敵な正弘さんをありがとう!!!
さよ~~な~~~ら~~~~!!!
②永井尚志
やっぱり、初登場は安政4年年末、水戸上屋敷。
老中の指示で、川路聖謨と永井尚志が
開国にむけた通商条約の調印をします、という説明の使者にたったシーンでした。
(んでやっぱり斉昭に怒鳴られて、
「どーしましょ~~」と川路の顔をみつめる永井であった・笑)
それは、まずおいといて。
目付 永井尚志
と紹介されました。
か・・・・・・官名もなにもねぇ・・・・・・。
しかも、この時期は実際には、
勘定奉行 永井玄蕃頭尚志
だったりします(笑)。
嗚呼いくら脇役とはいえ、のちに主人公の側近になる男だといふのに(爆)。
2010年11月当ブログアクセスワードランキング月間第一位の永井さん、
マイナーはツライのうぅぅ。
そして仲の良い親友同士は不幸もまた分かち合う。
③岩瀬修理忠震
たしかに前回登場のおりには「修理」でしたが、その直後に従五位下伊賀守、
そして安政4年10月に肥後守(老中に伊賀守が出たため、遠慮してかえた)になって
いたりするのですけど。
ドラマでは「修理」のままで京都に行き、関白やそのほか朝廷要人に入説してましたが、
実際には「従五位下肥後守」でもなかなかエライ人に会ってもらえなかったぐらいなので、
修理じゃ門前払いっす。はやく肥後守にしてやっておくんなさい。
そしてこのドラマじゃ真面目キャラで通してきたはずの岩瀬ですが、
やはりなにかやらないと気が済まないようで。
ハリスと数ヶ月にわたり日米通商条約交渉を続けてきて、やっと調印かという
時になって朝廷の勅許がいることになり、調印延期の話し合いをしているシーン。
当たり前ですが、ハリスは怒った。
今まで京の「皇帝」はただのお飾りだといっていたじゃないか、今になって
許可をもらいにいくとはどういうことか、というごもっともな内容で、
そのうちハリスは興奮しすぎて咳き込んだ。
通訳の森山多吉郎が水をとりにいって中座、通訳のいない現場で、
咳き込んで苦しそうにしているハリスに岩瀬が日本語でひと言。
「胃が痛い?」
どーみても胃じゃないでしょ、咳き込んでいるでしょ、という
ヒュースケンとハリスの「え?」って顔に500点!(爆笑)
(続きはヒュースケン「彼は怒っている」、ハリス「呆れているんだ~!」でした)
なぜここで岩瀬がこんなことをいったのか、謎。
ギャグか!??それとも・・・・????
わたしは笑いましたけど、唐突なシーンなので驚きました。
ちなみに上記のシーンは別として、
ハリスとヒュースケンも、ほとんどおれんさんの吹き替えで(笑)、これが面白いっっ。
なぜかヒュースケンは「旦那~(とハリスを呼ぶ)」「がってんですぅー」と
三下の江戸弁でカワユイのだ(笑)。
というわけで、朝廷から勅許も得られず、追い込まれた堀田政権。
安政5年春、ついにあの井伊直弼が大老職に任命され、登場。
もう安政5年かぁぁぁぁぁ。