可哀相な慶喜さん @慶喜

連続ですいません~~。

今、佳境に入ってきまして(たぶんこれからラストまでずっと・爆)
「大河ドラマ 慶喜」がオモシロすぎて目が離せません。

ここまでみていて、やはり98年当時の自分は
このドラマを楽しむためには力量不足であったと痛感している
ところであります。
本放送をみていた頃は、若干このあたりでストーリーに
置いて行かれてしまっていたように思います。
今回は、逆に先走りつつ、「さー次はどーなる?」と
ワクワクしながら、余裕をもって鑑賞している状態です。
このようにしてみていると、なんと面白い!!!
本当に素敵な大河です。

話がこみ入ってきて、時々台詞が難しすぎちゃうけど、
『徳川慶喜公伝』を読んでいたときに比べたら、はるかにわかりやすく頭のなかが
「おもやもや(←このドラマにはこういう難解な公家言葉が多数登場する・笑)」
にならずに済んでいます。

文久3年の京の情勢をこのドラマのように語ると、その説明文だけで
記事一本終わってしまうので、そのあたりは割愛させていただきます。
(知りたい方はぜひぜひ『徳川慶喜公伝』をお奨めします♪)
勝手ながらそのあたりはすでにご承知、という前提のうえで、
この記事はひたすらミーハーにキャーキャー騒ぐ、
そういうたわいもなき内容ですので、いまさらですが、
ご了承いただければと思いますっっ(笑)。

(今日は反省もあって、ちょっとまじめにお伝えできていると思います・爆)





32話「慶喜の悪酔い」

↑このタイトル名だと納得いきませんぞっ。
今回の大事件は、

一橋家用人 中根長十郎、暗殺さる

でありますっっ。ああ~~ん中根が死んじゃったよ~~~~~ん(号泣)。
ついに慶喜側近犠牲者第一号が出てしまいましたっっ。
中根さんは政策担当用人というわけではなく
(なにせ「奇策」を教えてもらえなかった人です・笑)、
元から一橋家に仕える用人で、慶喜が養子に入ってからは
慶喜の身の回りの世話をしてきた番頭兼近侍でしたのに、
なぜか過激攘夷派浪士?数名に闇討ちにあってしまいました。

このドラマの中根は慶喜御為のまっすぐな忠臣ですが、
ちょっとコミカルな味も出していて、ドラマ当初はわけもなく廊下で
すっころんでおりました(笑)。慶喜のおしのびにはいつも一緒で、
遊び仲間でもあり、よき兄のような存在として描かれてました。
なので、血まみれの中根が屋敷に運び込まれてきてからの慶喜は、
普段の〈冷静〉の仮面がはがれ、涙を流して「犯人を斬り殺せ」と
半狂乱に。
(この主従が好きだったので、思わずもらい泣きしてしまいましたです)

その死を悼む間もなく、二度目の上洛へ。
今回は御軍艦・順動で海路にて行くことになり、その船上で
順動の船将・勝麟太郎(as板東八十助)とドラマ的には初対面。
夜でも航行できると勝にレクチャーをうけ、
すっかり蒸気船の魅力にはまる、慶喜でありました(笑)。

でも、ここからの慶喜はもうざんざん。

これより少し前に真木和泉による「親征攘夷」のニセ勅諚事件があって、
激怒した孝明帝が長州を京より追いだし、あらためて極端な攘夷を望まない、
つまり開国もよしとする勅諚が朝廷から下された。
そもそも本心は開国の慶喜としては、こんな嬉しい話はなかったのですが、
上洛してきた家茂と幕閣は、すでに横浜鎖港の交渉のための使者を欧州に
派遣していることもあり、開国と急に言われても困る立場。
将軍後見職の慶喜としては、自分の意志よりも将軍家の意向に沿わなくては
ならないため、開国よりしばらくは攘夷という方針を押し通さなくては
ならなくなってしまう。
(家茂の意向を確かめてから、宿舎に戻ってヤケ酒している慶喜さんが
可哀相でなりませんでしたっっ)

朝廷はもうひとつ、参与会議を招集。松平春嶽、山内容堂、伊達宗城、
そして晴れて大隅守となった島津久光ほか、慶喜も加わることに。
参与会議というのは新たな政治機関で、これが機能することになると、
幕府と同じ機関が日本に2つもできてしまうことになるわけですが、
こちらに関しても、家茂将軍が快く思われてない(そりゃそうだわ)
という意向を知ると、2つの機関どちらにも首をつっこんでいる慶喜
であっても、この参与会議は潰さなくてはならない。

というわけで、タイトルどおりに
例の有名な慶喜悪酔い事件に至るわけですが…………。

なぜか33回「池田屋騒動」へ持ち越し(爆)。

なにせ参与になった松平春嶽、山内容堂、伊達宗城からすれば、
新しい政治改革ができるし、開国も叡慮的にOKが出たしで、
「我らの宿願叶ってよかったじゃないですか~。慶喜公」と
明るいモード。
本当は慶喜も嬉しい事態なのだけど、なにせ幕府を見捨てられない、
(何度も松平春嶽に「腐りきった幕府など見捨てなさい」と言われてるのに)
家茂大事の慶喜なので、自分の本心とはウラハラな行動に
出ざるおえないので、凹みっぱなしなわけです(笑)。
(慶喜さんて剛直なわりに、つねに自分の意志より幕府のほうを優先するんです。
意外にまじめな人なんですヨ←これは史実的にも同じです)

そして久光の小細工に端を発して、
(せっかく慶喜が自分の意に反して、朝廷に攘夷の勅諚を出すよう根回し
したのに、薩摩が開国にひっくり返そうとした小細工・笑)
中川宮邸に事の真偽をたしかめに、松平春嶽ら参与と詰めかけた宴席で、
悪酔いに乗じて彼らをなじり、参与会議を台無しにした慶喜さんでありました。

実は32話「慶喜の悪酔い」の予告では頬をぴんくにして(笑)、
派手に荒れる慶喜公が出てきたのですが、そちらはカットになったみたいで、
この中川宮邸の悪酔いはそれほど……お行儀悪くありませんでした(笑)。
このドラマがDVD-BOXになった暁にはぜひぜひ未公開シーン集に
よろしくです!(笑)

鷹司家の正室にはいっている叔母清子には「自分を見失ってはなりませんよ」
と有り難い遺言を頂戴するわけですが、ますます立場が悪くなる主人公ですた。

その頃、長州が水戸天狗党と呼応して、京で兵を挙げる計画が
着々と進んでおりまして、いよいよ池田屋騒動へ☆

こちらはタイトルどおり!
やっぱり徳川大河としては、池田屋事件は避けては通れぬ道!?
というわけで主人公が絡みゼロなわりには、
けっこうシーンも長く、新撰組は大活躍でした。
このドラマにおける、池田屋事件は以下のような特徴がありました。

◇近藤たちが到着前、誰かが池田屋の内側から戸の錠をあけた(内通者あり!?)
◇このドラマの桂小五郎は事件当時、現場にいた(笑)。
 んで、必死に逃げ切った。
◇浪士たちのなかに鉄砲を持っているのがいて、新撰組隊士撃たれてた
◇途中で、土方歳三駆けつけたが「待たせたな」はなかった(当たり前ネ)
◇どうやって上がったかわからないけど、土方は敵と屋根の上で戦い、
 どうやって降りたかわからないけど、路地まで追いつめ、斬り倒した。
◇近藤勇の見せ場がたっぷり。ぶっちゃけかっこいいです。
◇沖田総司は血を吐かなかった

以上でした。

この事件の報をきいて、長州の毛利慶親は「京を攻めよ!」と号令。
このドラマの毛利さん、かなり積極的なんですっっ。

ちなみに参与会議をぶっこわした、慶喜は将軍後見職を辞任、
あらたに禁裏御守衛総督&摂津防禦指揮になってます。
(↑おぼえられません。おもわず『慶喜公伝』引っ張りだしました・笑)
実はこれで完全に幕府の役職から離れて、朝廷の所属になったわけですが、
余計に朝廷と幕府の板挟みにあうわけです。

誰に評価されるでもないのに、
けっこうがんばってるんです、主人公(笑)。
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by aroe-happyq | 2011-01-12 11:31 | 慶喜@大河 | Comments(2)
Commented by M子 at 2011-01-12 12:32 x
今、京都情勢を会津方薩摩方長州方から勉強しなおしてる身としては超面白い~~~~っ記事でした!
あの参与会議をどうして慶喜がぶっこわしたのか不思議だった私としては、そういうふうにドラマを作るかあ~~、と感心しきりです。すばらしい脚本ですね。
でも、やはり受け手に相当知識が無いと理解が難しい頃でありますよね。あちこちの藩の人が絡むし人物相関力関係はややこしいし。当時はな。さんが置いてけぼりをくらったのならほとんどの人がそうだったんじゃないかと思います(苦笑)
あんな複雑な史実から、またその史実をねじ曲げずにその谷間を正面から創作していく脚本家氏に脱帽です。
Commented by はな。 at 2011-01-12 14:38 x
M子さん、ちょうど学ばれているところだったのですね!
このあたりは難しいですよね~~~(涙)。
みんながそれぞれ動いていて、絡んだり絡まなかったりでっっ。
このドラマでは水戸天狗党まで出てきて、京都だけじゃなかったのねーとますます頭がおもやもやですっっ。

>参与会議をどうして慶喜がぶっこわしたのか
「幕閣・家茂さんの意向を尊重して」という理由は慶喜本で多くみられておりまして。「公伝」のほうでもそうだったような。なのでドラマではそのままやっていた次第です☆
ドラマのオリジナルとしては、最初の参与の呑み会で、なぜか京で大人気の芸妓さくらにベタベタする島津久光(史実の慶喜&春嶽のあいだで「芋」呼ばわりの・笑)をみて、完全に出来上がっていた慶喜が「汚い手でさわんな」とつかみかかりそうでヒヤヒヤでしたが(笑)、カットされていてその先は不明。三郎には掴みかかって殴ってもよし!……なんて思ってたんですけどっっ。残念っっ(笑)。


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