最後の将軍に @慶喜

41回「将軍慶喜」、42回「孝明天皇の死」。

いや~~~毎回、激しいです。
素晴らしい名場面がたくさんあって、
「ああ、これを地上波で再放送してくれないものか!!!」と
すでにこのささやかなブログではその魅力のすべてを伝えきれない限界を
感じておりますっっ。
ホントは、
「みんなにみてほしい!!!!」
とひと言叫んで終わりたいぐらいなのですが、
ここまできてそうもいかないので、拙き記事を書かせていただきます。

このドラマは
慶喜かっけー(それはもう本木慶喜なのでいわずもがなでございます)
というだけでなく、キャストがみんな素晴らしい。
立ち居振舞が本当に美しいし(どんだけ習ったことか)、
難しい長台詞をよくぞ覚えてくださいました!
と感動さえいたします。





なにせ40回ラストで突然の長州征伐中止宣言をしたため、
その後始末に追われてたいへんだ~~~となるはずの慶喜さん。
ところが朝廷への説得も成功して、意外にも虎口を脱するのが早かった(笑)。
それよりも各方面から「将軍職につけ」「つくな」と
いろいろいわれるほうが面倒だったようなっっ。

「将軍職につかないよう」説得した代表格は大政奉還派の松平春嶽。
でもこの人の説得がいけません!
「お引き受けになってはいけません。引き受ければ幕府が腐ったまま残るだけです。
幕府の何万という役人は惰眠を貪り、無責任そのもの。幕府の土台を食い荒らし、
屋台骨を食い尽くしてきたのですぞ」とか
「あなたが万一将軍になっても彼らはあなたに忠節を尽すことはありません」
とか「幕府は政(まつりごと)を私している」とまぁ、言いたい放題。
とても将軍家の家族・御三卿の出身とはおもえない言葉の数々(爆)。
……でもあまのじゃくの慶喜という人はこういうことを言われると
かえって逆らって「それじゃあ、立て直しご覧にいれましょう」という
闘志が燃えちゃうタイプなんですよ~~(笑)。

で、それで燃えたかわかりませんけど(爆)、
将軍家に就くかどうかあいまいな状態ですが徳川宗家の当主なので、
俄然、幕政と海外事情、条約の内容等々の猛勉強をはじめちゃうわけです。
この人、たぶん大学受験でも試験の一ヶ月前から短期集中で勉強して合格
する系だと思うのですが、アッという間に「通」になってしまいました(笑)。
やはり恐ろしい男、徳川慶喜(爆)。
(条約内容なんてさっぱりわかりましぇーんの老中がゴロゴロいるなか、
完璧に問題点を把握しちゃったよ~~~~~。ああ、やはり頼もしい。
安政5年段階で若かった慶喜クンがどこまでできたかわからないけど、
少なくとも川路や岩瀬、永井等当時の外交担当が「この人を将軍に」と
見込んだ、その眼力に間違いはなかった!!!!です)

でも問題点を把握したのとは別に、お金がないので、
フランスのロッシュから600万ドルの借款(あとで大問題に・笑)
の話は進めているけどさ!
長州との交渉を任された勝安房守はフランスに借金するなと、反対してたけど……。

ちなみに、このドラマでは老中板倉の推薦で長州交渉役になった勝さん。
歴史的には原市之進が呼んできたらしい。原は勝のことがあまり気に入ってなくて
長州でどうされようが、捨てても惜しくない人材として(爆)抜擢したとか。
実は慶喜にあれこれよくない話をふきこんで「勝嫌い」にしたのも、原さん。
原が暗殺後、誰かが「勝は素晴らしい人材です」と吹き込み直した人物がいて
慶喜は大政奉還のころにはすっかり勝を認めていたそうな。
(吹き込み直したなかに西周とか、永井あたりが居そうな気はします・笑)
なので、慶応4年正月に東帰してきた慶喜にいきなり「頼むぞ」といわれて、
嫌われていると思っていた勝さんは本当にびっくりしたみたいですヨ。
(自分の知らないところで勝手に嫌われて、いつのまにか好かれてたみたいな)

ドラマの慶喜さんはわりとワンマンですが、
実際の慶喜は自分がこれぞと気に入った人物の言葉はかなり素直に
聞き入れるタイプ。平岡円四郎、原市之進はもちろん、川路聖謨なども。
ま、永井尚志もちょいちょい(笑)。
もう少し先になりますが、大政奉還~東帰あたりでは浪人儒者田口文蔵
がそれで、東帰の決定もこの田口の意見で決断したという話も。

さて、話は戻って。
将軍空位が長かったので、岩倉具視一派が動きだして、
孝明帝に王政復古を迫るという事件が起きました。
なにせ超佐幕で、会津侯&慶喜ファンの孝明さんは王政復古なんて、
ありえない!と激怒(爆)。
王政復古を迫った公卿たちを「なんたる無礼者じゃ!」と処罰遊ばされました。
そんなこともあって、慶喜にあっというまに将軍宣下がおりて、
ついに15代将軍になることになっちゃいました~~~~。
しかし度重なるストレスで、孝明帝はそのまま病床について
しまいましてっっ。
ちょうど京に流行っていた疱瘡にかかってしまうのでした。

将軍になった慶喜は幕政改革をガンガン進めます。
『幕末の将軍』などで徳川将軍は14代までだ、といわれてますが、
慶喜も従来の将軍家になる気はまったくない様子。
むしろ今までと違う将軍家、新しい幕府をめざしたい、ようです☆
(歴史上では足利尊氏のようになる!と言ったとかいわないとか・笑)
組織をスリム化。国内事務、外国事務、会計、陸軍、海軍の5局とし、
人材登用などもどんどん始めたりして。

そしてついに!!西周(as 小日向文世)登場!!!

本放送をみていたころ、とても印象に残った西周。
自由劇場(でお馴染み)の小日向さんが、すごく素敵だったんですよ!!
13年をへて、あらためてみても、いいです!!!

慶喜に、万国公法(国際法)や西洋議会制について講義しておりました☆

さて、一方の伏見の薩長ズ。
焦り顔の大久保一蔵どんと桂小五郎たち。

「幕府がこれほどまでに動きが早いのは
初めてのことじゃ」
←つい大爆笑してしまいました

そっかー、いままでそんなに遅かったのか~~~~(笑)。
すまんなーペースを乱してしまって(爆)。

口とか頭では慶喜に勝てそうにないので、
西郷どん曰く「幕府は戦って倒すのがいちばんじゃ」
ってことになっていくみたいです(笑)。
はー、情けない。

そうこうしているうちに孝明帝が危篤に。

急いで慶喜が会津&桑名候と小御所にいくと、
御座所そばでぽつんと伯父の鷹司政通が座っている。
かつては関白として孝明帝に長く仕えていたのに、
禁門の変では屋敷が燃え、いまは隠居の身だから会わせてもらえないのです。
ぽつんと暗がりに座っている、鷹司さんが可哀相で思わず涙が・・・。
慶喜は蘭方医を呼んででもお救いもうせと、桑名候に蘭方医を呼びに
やらせるのだけど。
「お上を死なせてならぬ。我らの唯一の味方じゃ」
と手を打とうとした矢先、息を引き取ったという知らせが。

鷹司公がショックのあまり、前後不覚に陥るのがまたせつなくて~~~。

いや!!それぐらい、このドラマの孝明帝、本当に素晴らしうございました!!
登場からずっとほとんど座ってるだけの孝明帝で、場面ごとの演じ分けなども
難しかったと思うのですが、
演じられていた花柳錦之輔さんが気品漂う上に、
繊細な演技をされていて、「人間」孝明帝さんの複雑な心情もしっかり伝えて
くださってました。
最近の書物などで、孝明天皇はなかなかできる人だったらしいといわれても、
なんだか信じられないところがあったのですが(笑)、
これからは信じられそうです。

なんかもう~~また一人いなくなってしまうっ。
(大河ドラマってそこがせつないですっっ)
このドラマの孝明帝を会えなくなると思うと、寂しい!!!(涙)
鷹司さんと一緒に泣いてしまいましたっっ。

といってもこのドラマもわずか、あと7回……。
[PR]
by aroe-happyq | 2011-01-25 11:15 | 慶喜@大河 | Comments(0)


<< それぞれの想い @慶喜 あっさり中止しちゃう @慶喜 >>