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東都アロエ

かれん著『新選組美男五人衆 』

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かれん氏の新選組関連作品『歳三 梅いちりん』(上)&(下)をゲットした
ときには存在していた近所の書店がなくなってしまい(それだけ歳月が流れたってことね)、
アマゾンにてポチった今回。
前の記事でこの本が届かないーって愚痴ったら、
その日の夕方、到着しました(笑)。

アマゾン→こちら


あ、さてさて。
モバイル上の雑誌で、このまんがの一部を
1コマ1コマバラバラで読んではいたのですが、
単行本で読み始めると、まるで初めて出会ったような新鮮さがありました!!!
・・・・・しかも読みやすい♡
アナログ派としては、やっとストレスなく拝見できました。
てか、もう一気読みですよ、一気読み!
こんなに集中力あるなら、日頃仕事にもっと活かせよ!って自戒しつつ、
脇目もふらずに、読みきりましてございます♪

 やっぱり、面白い!!!
楽しいですよ、この本!!!!!







※以下、若干、ネタバレあるかも!?(極力抑えめにがんばります)

このまんがは新選組初期(こまかくいうと壬生浪士組時代含むって感じ)
に活躍した「新選組美男五人衆」と称された美形少年ズがメインということで、
(美形少年ズメインだからといっても、BLではありませんヨ。ほのかにスパイスとして
衆道は登場しますけど、どちらかというとちょっと笑えちゃう感じ・笑)
『歳三 梅いちりん』の大人LOVEの世界に比べると、
今作品の絵柄はとってもキラキラ&きれいでKAWAII系少女まんがです。
ですが!!ただの少女まんがにあらず!
まず、時代背景がしっかり説明されております。
しかも他の少女まんが系新選組モノと違って、全体的に歴史上の流れとか、
出来事に対する解釈が冷静で大人!
少女まんがにありがちな、ご都合主義の乙女解釈とかなくて、
さりげなく硬派なんですよ~~っ。

なにが嬉しいって、主人公山野八十八が不逞浪士たちを捕まえて、
捕まえて奉行所に渡すことが我々の仕事ですから
というように、壬生浪士組が京都町奉行所と連携関係にあることを
さらっと言ってくれている点!
こういう台詞をねぇぇぇ、聞きたかったんですよねぇぇ♪
(ほかに新選組まんがで、聞いたことある?!これ、スゴイことですよ!)

それから、京の町とか、壬生ののどかな景色の描写が実にスバラシイ☆
かなり細かく書き込まれていて、本当に味わい深いです。
こんなにかわゆい系の絵柄で、かつ時代物としても遜色のない、
新選組まんがなんて、かつて見たことがありません!

新選組美男五人衆がメインですが、
そのなかで主人公は箱館まで隊士で有り続けた、山野八十八。
それからヒロインは壬生村にある水茶屋「やまと屋」にお勤めで、
この八十八に恋しつつ、長州ファンでもある(笑)、おあやちゃん。
物語は二人が惹かれあっていくストーリーが主線ですが、
その背景にはしっかりとした歴史的背景が描かれていて、
内容の深い、コクのある♪新選組物語です。

とくにおあやちゃんの京ことばでの状況&心情説明がほっこりしていて、
まだ新選組黎明期の壬生浪士組のゆるい雰囲気がじんわりと醸しだされていて、
すんごくステキ♡
思えば、新選組のまんがで、壬生浪士組内部だけではなく、
ご近所の女の子目線が入るって、はじめてですよね??
そうした客観的な目線が、当時の京都で壬生浪士組の置かれている状況を
語るのに、たいへん有益♪であるとともに、内にこもりがちな新選組物語に
メリハリが出て、好感がもてます♡

「新選組美男五人衆」では山野は別格として、
このまんがではかれんさんの描く馬詰柳太郎くんがあまりに
ヘタレ(士道不覚悟まっしぐら)&いたいけすぎて、
何とか助けてあげたいキャラとして、ぶっちゃけファンです(笑)。
(・・・・・子母沢の本を読んだときのリアル馬詰に関する記憶はこの際封印・笑)
長州が送り込んでいる美形スパイ小十郎がカヲル君@EVAとしたら、
馬詰シンジ君ははたして大丈夫なのだろうかっっ。 心配だっっ。

・・・・以下、ウザくキャラ語りが続きます(笑)。

このまんがは『歳三 梅いちりん』の流れを汲んでいるので、
前作のときに際だっていた、煙管を持つ土方歳三の姿を何度も拝めて至福。
(ほかの新選組まんがであまり御眼にかかれませんぜ!)
あくまでも新選組美男五人衆がメインのお話なので、
今回はあまり登場しませんが、いつかこの土方さんメインのまんがが
読みたいものです♡

そして前作でじゃりんこだった(笑)、沖田総司がポニーテール姿ではなく、
総髪髷のりりしい姿で、山野の上司になっているのも、
なんだか「成長した姿」をみるようで、嬉しい!

そして、そして!!!3章で出てきた!やっと出てきた!!
『歳三 梅いちりん』収録「月への恋文」で顔見せ程度で登場したのに
わたしのハートを射抜いていった、
ザキヤマ!!!もとい!山崎烝!!
がすでに探索方として出てきたーっ!
(細かく申しますと、ザキヤマの男前に惚れたとかではなく(笑)、
副長をみる視線が強烈に危険だった点に目が釘付けになった次第)
来た来た来た来た!!!
あーっっ、もっと読みたい、
山崎烝が活躍するこの続きの世界が読みたいですっっ。

ただひとつ、びっくりしたのが島田魁の造型(爆)。
週刊ジャンプのどこかにいそーな、ワイルドなお姿!!
これまた超斬新~~~~♡
島田というと、どーしても箱館で土方さんの傍らにいる姿をすぐに
考えてしまうのですが、同じく傍らにいる山野くんがきれい系なので、
こういう島田さんってバランスがいいかも♪♪

それからきれいな少女まんがとはいいましたが、
芹澤軍団(笑)は島田を超える、超超ワイルド系です。
強そうで、太刀打ちできなさそうなところが、面白い!

ただひとつ、ほかの新選組まんがでも同じなのですが、
芹澤の愛人になる梅さん。
どの新選組モノでも、梅は芹澤に手籠めにされるわけですが、
そのあとどういう過程を辿って、芹澤に惚れるのかは、
今回も謎のままでした(笑)。
ただ、おあやと梅、それからおあやと島原の明里がそれぞれに
親しいという女性陣の描き方はかなり好き(爆)。
おあやの目線で、梅や明里がどう語られるか、これからって感じですが
そのあたりはすごく期待しちゃいます。

最後に、妄想語りを。
京都町奉行所との連携を、ありがたくもほのめかしてくれたこの作品。
それゆえだと、信じて止まない、腐れ読者なのですけど(笑)。
132Pのなにげない一コマに・・・・・・・、
おあやちゃんの勤めている水茶屋「やまと屋」さんでね、
ダンコ手にして京都情勢語っているおっさん侍がね、「はい。永井様」って
もうひとりに言われているんですよぉぉぉ。
これって、この永井って、やっぱり当時、壬生村の医師大村宅を仮寓と
していた京都町奉行永井主水正尚志なのかしら?????
だとしたら、嬉しいわー、しびれるわー、凄すぎるわーっ!
かれん氏は以前、幕末イラストに岩瀬忠震を登場させてくださいましたから、
永井のことも知っていそうだし、可能性は大。
いつか続編で登場したらいいなー☆

というわけで、

いろいろごちそう様でした!(笑)

今回の単行本、「つづく」とは書かれておりませんが、
物語はむしろ、これからが佳境。
著者もあとがきで続編をゆるゆると描かれていくとおっしゃっているので、
急がず、ゆっくりとこの本のつづきを待ちながら、
『歳三 梅いちりん』とこの本を読み返していこうと思います☆

そして今後、・・・・・・・「新選組美男五人衆」シリーズでは
影が薄すぎてせつなかった近藤勇の活躍も、期待したいところです!
(芹澤さんがいると、どーしても影薄いのはやむおえないんだけども(笑))
by aroe-happyq | 2013-04-12 10:59 | 新選組! | Comments(0)