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東都アロエ

F・ベアト写真集新装版

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古本屋で買おうかな~と思っていたベアトの写真集が新装版で出ていたのを知って1,2巻を速攻でゲットしました。

文久年間の日本の風景もあって、とっても新鮮です。
まだまだ江戸らしさたっぷりで、もう少し時代が下るとなくなってしまう、ゆるい生活感のある雰囲気が楽しめます。

殊に江戸城と、長崎の風景はなんだか、本当に素敵です。
パノラマ写真でみると、まるで自分がそこで街を一望できているような
錯覚に陥ります(爆)。
もっとボロボロになった江戸城しかあまり写真でみたことがなかったので、
徳川公儀として、その機能を果たしていたその生前(笑)の面影を
ベアトの写真だと色濃く感じることができます。

自分が東京で一番美しいと思う、半蔵門から桜田門にかけての
ゆるやかな坂、そして堀のループの景色がこの時代とそう変らないのだと
わかって、自分のなかで余計に好きな絶景ポイントとなっちゃいました。
(東京へいらしたら、是非この景色はおススメですヨ)

そしてまたまた思うのは、男性の髷のバリエーションの豊かさ。
時代劇だとおんなじ型ばがりだけど、
実際は個人でおのおの好きなヘアデザイン(爆)をしているのが
とても面白い。ちゃんと自己主張しているのだ。
リーゼント風のもあるし、半分だけ結い方をかえているのもある。
みんな、かっこいいぜ!

・・・といいつつ、
この本を編集した、横浜開港資料館にまた行きたくなってしまった。
(ここには木村摂津守の名刺のレプリカなど、愉快なものがたくさんあるのです)
by aroe-happyq | 2006-08-29 10:18 | 広く幕末ネタ | Comments(0)