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東都アロエ

近藤局長と永井主水正はご近所さん♪

史実的に有名で二人を繋ぐもので、一番有名なのは広島出張でしょうか。
後藤象二郎に近藤さんを紹介したのも、永井でしたっけ。

ところがそれ以前から二人を繋ぐ赤い糸(爆)があったのです。
京都東町奉行として江戸から赴任してきた永井は、
壬生の医師大村さん宅を宿舎に定めたのでした。
(二条城近くの奉行所から壬生は近いので)

そして数ヶ月後、浪士組が京都にやってきて、
(浪士組を率いていた鵜殿と永井は共に元目付で同僚。岩瀬も
含めて三人で井伊大老に正面からはむかった無鉄砲三羽烏・・・・)
浪士組のなかの近藤たちは壬生に宿舎と定めた・・・・・。

まごうかたなく、二人はご近所さん(爆)。

しかも鵜殿と「久しぶり~」と面談したと思われる永井。
鵜殿「浪士組になかなか骨のある奴がいるよ」
永井「会ってみたいなぁ」
鵜殿「壬生にいるから、一度覗きにいってくるといいさ」
永井「え。壬生ですか」

・・・・・近藤さんが鴨と悶着している当時、すでに永井ことあやしいオヤジが
壬生八木・前川邸付近をうろうろしていたかもしれない・・・・。

あるいは怪我をしたという浪士組のみなさんが医師大村さんちに
担ぎ込まれたら・・・・・手当てを手伝ってしまったかもしれない。

と、ここまでは近所だった、というだけで膨らませた妄想。
以下は、ちゃんと記録に出ていることです。

永井の家臣の奥谷文吉による「永井玄蕃頭随伴記」によりますと、
(大村宅を宿舎にしたという話もこれが元ネタ)

永井が若年寄格となり、大きなお屋敷に引っ越してからの事。
彼は家来たちに夜は学問、昼が武芸の稽古を課していたらしく、
その一環として近藤先生が道場にきていたらしいのです。
近藤さんが新選組でお忙しいのに、永井家家臣に天然理心流の出張稽古をしていたのです。

そして永井の家来にはそんな近藤局長を慕って新選組には入隊してしまう
ものまで現れてしまいました(爆)。

後には、二条城の守りを水戸家と新選組がもめて、永井が双方をおさえて、
自分の持ち場の伏見奉行所に新選組を守備させて、近藤の顔をたてたり、
近藤が撃たれれば、松本良順を遣わして手当てをさせ、
しかも本当は永井が行かせたのを、近藤が元気になればと「上様の御命」で
派遣したと優しい嘘をついたり、とても近藤さんを大切している様子。

江戸に戻ったらあっという間に永井は朝敵扱いで職務も権限も剥奪されてしまったので
近藤さんの役には立てなかったけど、
そんなこんなで、とても気の合った!?永井と近藤局長でした。
by aroe-happyq | 2006-09-06 15:02 | 外国奉行ズ | Comments(0)