2007年 11月 28日
「幕末ニッポン ~ハリスと黄昏の大君の都~」展
Akiさん宅のルポみたら、もうすっとんで行くっきゃない♪ということで(笑)、
昨日、塩とたばこ博物館にいってまいりました☆
いつもは煙管とたばこ入れを眺めに行くので入場料100円はフツーかと
思っていたのですが、今回の特別展示だけは、パンフもついてこのお値段!!!
そして!!!この展示の充実の内容は、万延小判100両に値します(笑)。
ペリー来航から戊辰戦争まで、幕末がさっとおさらいできますし、
ちょっと幕末外交に興味があれば、超おススメですよーー!!
いきなりですが、ハリスへの接待菓子が復元されておりまして・・・・。
そこのなかにある「紅カステラ巻」が~~~~~!!食してみとうございました。
(ハルリスが羨ましい~~~~~とはじめて思いました(笑))
そして、いままで手持ちの写真がなくて紹介できませんでした、
外国奉行のお写真も展示にありました。
後列左から、岩瀬肥後守、水野筑後守
前列左から、通訳森山多吉郎(裃姿)、井上信濃守、堀織部正、永井玄蕃頭、です。
・・・・岩瀬~~~顔がボケボケでよくみえましぇんーーー(号泣)。
(もちろん、となりの水野さんもーー)
これでも必死でフォトショで画像調整したのですけど、堀ばっかりますますくっきり
なっていくというのみで・・・つまりは、元の写真がダメなものはダメなのだーー(涙)。
・・・でもその堀織部正が老けていてびっくりです。
いや、そのとなりで堀より2歳年上のはずの永井がつるんとしすぎ??
井上さんはあまり、川路兄さまに似ていない???かもですね。
写真といえば慶喜さんの写真もほかの人に比べて多かったような(笑)。
「大徳川展」でも慶喜さんの写真(こちらは原物)の前は行列が大きくなるという、
なんやかんや言っても、幕末の風雲児さんは人気者です。
今回の展示も有名な写真ばかりですが、
愛用の小物と一緒に展示されていると、なかなかオツでした。
たばこの博物館だけあって、慶喜ファンの聖地こと松戸市戸定歴史館所蔵の、
慶喜の煙草入れ&煙管筒なども特別に展示されておりました。
(つまり、今松戸へいってもこれら小物とは会えません)
話は戻って、展示のタイトルどおり、ハリスのものも充実しておりました。
ハリス警固のみなさんの半纏に、アメリカを象徴する白頭の鷲のマークが入っていて、
かっこいいです。そこに「トウンゼント・ハルリス」のカタカナの入った提灯をぶら下げて
・・・・そういう道中をみてみたいです(笑)。←ヒュースケンの提灯ももちろん有り
とはいえ、この特別展示で最も衝撃だったのが、万延小判!!!
ちっ・・・ち・・・小さい!!!!
どれぐらい小さいか→こちらのサイトへ
これじゃ25両のひと包みでも、うっかり落としても気が付かない・・・・・・。
嗚呼、こりゃ・・・・もう、徳川はおしまいっす(←きっぱりいうのが早すぎ?)。
この金貨流出問題は、外国奉行にも大きな責任があります。
といっても~~~問題に気が付いて対処しようにも、当の交渉人たち、
岩瀬や井上、永井たちはみーんな左遷されてしまい、なにもできませんでした。
あと1年、外国奉行(ホントは御目付のままのほうが権限が大きくて、
すばやく対処できたのでしょうが・・・)にいさせてほしかった・・・と、
そしたら自ら責任をもって、あれほど悪化はさせなかったはず・・・と、
初期外国奉行ファンとしては、いろいろ胸が痛むのでした。
とっても深かった・・・充実の展示でした☆
(贅沢をいいますと、もう1フロア分ぐらいほしいけど・・・・)
こちらの展示と連動して、「幕末ニッポン」という本が出ております。
詳しくはこちら→セブンアンドワイ
ちょっとお高いので、まずは書店で中身をチェックしてみてくださいね!
100円でこれだけ充実って凄いことですよねー。JTさまさまだよ(笑)。
ところで…はな。さんに是非受け取って頂きたいバトンがあります。
もちろんスルーOKです。
URLをクリックして頂けると拙ブログ詳細に飛びますので
ご検討どうぞよろしくです☆
「大徳川展」のとき、どーしても早くいけなくて、悶えクマさんのように苦悩したので、今回は我慢ということを放棄して(笑)、飛んでいっちゃいました♪
ホントにJTありがとー!ですっっ。
バトン、ぜひ受け取らせていただきます。
ご指定が意外な人物だったので驚きましたが(笑)、
「あえて」という感じが、面白い!です☆
(ただ、今またちょっとマイ阿部正弘ブーム中なので、時間がかかるかもデス(爆))
早速見に行かれたのですね☆
わたしは講演会も聴きたかったので、初日と25日に行ってきましたが、レポは先程書き上げたばかりです。(仕事が遅いもので^^;)
拙ブログの、この展覧会のレポで、はな。さんのこの記事をご紹介させていただきました。
外国奉行の皆さんの写真は、これはさぞかしはな。さんが喜ぶだろうなと思いながら見ました。
基本的にヨーロッパかぶれのわたしには、この写真がヴィクトリア・アンド・アルバート美術館所蔵なのがツボでした。
この外国奉行の写真は、以前どこかで見たような気がします。
ただそのときは通訳の森山と日本交渉団、というように団体名でしか記されていなかったので、まさか彼らとは知りませんでしたが(笑)。
わたしもアメリカよりもヨーロッパ好きなので、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館所蔵というのはちょっと嬉しかったです。
なるほど!ですね(笑)。
・・・赤坂の虎屋で探してみようかな、紅カステラ巻(笑)。
虎屋さんは日本の菓子の歴史について研究雑誌もあったりして、
江戸の菓子屋さんの変遷とか、ずいぶんこちらの論文にお世話になっております(国会図書館で検索するといくつも面白そうな論文がみつかります☆)。
長久堂の「きぬた」「吉備求肥」なんかも「求肥飴」っぽい。
麩焼きせんべい(たぶん三輪の里)は、いまも京都人の好きなお菓子のひとつです。
わからないのが「千代衣」ですが、ハリスが胡桃を使ってと書いているので、老松の「胡桃律」みたいなものだろうか?
虎屋文庫の中山圭子さんに聞いてみたい!(^^)
赤い色の羊羹、よくみるけど、何が入っているんだろう??