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東都アロエ

井伊大老はやっぱり「愛牛」だった

休日のゆるい話題として、久々に続報報告ができそうです。

前回はこちらですが、
岩瀬忠震命名の井伊直弼=「愛牛」問題のお話です。

クリスマスだというのに、鳥でなく牛の話でスイマセン(笑)。

さて、この愛牛というあだ名。
太っている井伊さんの体つきだけで、そんな単純に
このあだ名をつける岩瀬氏ではありません。
なにか意味があるのではないか??・・・・・といことで、秋以降も調査を続行しておりました。

まず最初に漢和辞典をひいてみました。
(『大漢和』を図書館でみてきちゃいました(爆))

「愛」・・・したしむ。このむ。めでる。あいする。お(惜)しむ。かなしい。
「牛」・・・うし(動物)。ひこぼし(彦星)。

岩瀬さん的なセンスでえらぶと、彦根にかけて、その意味は
「惜しい(残念な)ひこばし」が近い??でしょうか(笑)。


・・・・などという推理をしていたところ、この前、有力な情報を目にしました。

昭和7年『今昔』第三巻一号に掲載の松崎てい女談「安政夜話(五)」に、
掃部様の胡麻牛という談話があって、
井伊家には「胡麻牛」という秘伝(レシピが門外不出)の牛の味噌漬が、
代々伝わっており、大切に食されていたらしいのです。

豚肉好きの一橋慶喜が「豚一」といわれたように、
牛肉の味噌漬好きの井伊直弼にもそういうニックネームがあっても
不思議ではありません。
「牛肉好き」だから「愛牛」とか(笑)。

さて、どちらでしょう??・・・・・というより、どちらも含んでいそう?です。


先日、CS時代劇チャンネルで大河ドラマ第一回作品「花の生涯」の一話を
放映しておりました。
このドラマ、主人公は井伊直弼です。
登場したとたん、「太っているから、脂性で汗かきなのだ」と告白する主人公でした。

大河ドラマ第一弾でも「愛牛」・・・・・・・・(涙)。
by aroe-happyq | 2007-12-24 10:52 | 外国奉行ズ | Comments(0)