2009年 07月 07日
根津権現
けっこう何度も行っているのですが、今年は今回がはじめて。
なぜ根津神社かというと、ここはかつて家光の二男、甲府宰相綱重の下屋敷。
そしてここで綱重の長男の綱豊(のちの6代将軍家宣)が生まれた場所だったりします。
もちろん、家宣も祀られている一人。
そんなわけで、神田明神とならんで、
なにかの折りにご挨拶にやってくる神社であります。
厄年にたまたま参ったおりにもなんとなく誰かに注意するよういわれて、
その年内に見事手術にいたるとか(笑)、
幕末の秘境へ導かれた『長崎海軍伝習所の日々』を読むにいたるに関しても、
ほんの少し根津権現の導きがあったように思えることもあったり。
自分にとっては、なにかとご縁のある神社です。
で、その日もご挨拶に・・・・・・・・・・いったのですが・・・・・・・・・・・
こ・・・・・・工事中でした(笑)
近々、根津へおいでの方はどうぞご注意くださいませね☆(涙)
でも!社殿以外は工事はしておりません。
きれいでございます♪
(たしか国宝だか、文化財だか。古い建造物だそうです)
神社内にはいろいろ見所があるのですが、
(6月にはあじさいの名所であります←毎年行くの忘れるんですよ~~)
甲府藩下屋敷として、もっともその姿を偲ぶことができる場所というと、
一番にココでしょう!↑
なにかといいますと・・・・・・・・・・・(説明版、拡大!)
家宣が母親から出てきたときのおまけ品を埋めた場所です(笑)。
昔はこういう習慣があったようです。
「徳川家のほかのものと比べ、形式が素朴・・・」
とありますが、それもそのはず。
家宣(綱豊)くんは隠し子。生後まもなく家老の新見家に引き取られていきましたので、
(保科正之パターンでありますね)
こういう塚もこっそり・・・・・つくられたはず(笑)。
そんなこんなで素朴なのでしょう。
根津神社でもっともお気に入りの場所です。
下屋敷のころには築山だった?場所から池を見下ろすわけですが、
とても気持ちのよい場所であります☆
もちろん、綱豊も9歳で実家に戻されてからこの場所から庭をみていたものと
思われますので、まさに偲ぶにはもってこいの場所です。
都内にはここのほか、浜離宮(旧甲府藩下屋敷)、日比谷公園(旧上屋敷)
など家宣スポット(爆笑)はたくさんありますが、こちらもなかなかオツでありますヨ!
日本にいったい何人おられるかわかりませんが、家宣ファンのみなさま、
社殿がリニューアルの際にはぜひこちらへもお立ち寄りください♪