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東都アロエ

カテゴリ:広く幕末ネタ( 122 )

楽しみにしていた、「永遠のニシパ」。面白かったです。

武四郎さんがイケメンすぎるけどね(褒めてます!)

だから、4回ぐらいにして、見せて欲しかった。

時間がなさすぎて、せっかく!!!!武四郎さんのドラマなのに、

ザックリストーリーで、勿体ない!!!!!!!

んで、この記事のタイトルなんですけど。

ペリーがどーのと瓦版が騒いでいたので、

たぶん、嘉永6年で、目付海防掛の堀織部(まだ、「正」はついていないころ)のことなんだろーけど、

なんで、堀ちゃんだけ、「外国奉行の堀井出雲守」なんて架空のお名前なのかなー?

阿部伊勢守や、鍋島さんまで、実名なのに~~~~~~~~。

※外国奉行はまだないし。海防掛だしねーーー。

それと、江戸時代は、アイヌとは呼ばずに、

「蝦夷人」とか「土人(今では侮蔑語とされていますが、当時は単に「現地民」という意味)」と言われてたよーな。

あと、松前による、蝦夷人に対する不当な弾圧に怒ったのは、武四郎さんだけじゃありません。

目付として蝦夷を廻った堀織部一行(榎本釜次郎青年も含む)も、現地で目の当たりにして、

「なんとひどい」と、怒り、泣いておりました。

箱館に奉行所が置かれると、武四郎さんは各地を巡るだけなく、後進の育成でも、彼の地で大活躍したはず。

ドラマには描かれていませんでしたが、武四郎さんから薫陶を受けた者はかなりいたはずですね。

と、いろいろ、言いましたが、とにかく、北海道の大自然が美しかった~~~~~♡

だから、4回シリーズぐらいで、見たかったのよね~~~~~。

短かったけど、価値あるドラマでありました。

(ただ。私としては、幕末維新の江口洋介といえば、組!の坂本龍馬なので、大久保利通とかで出てくると、
海馬が大混乱です(笑)。似た時代のドラマでのキャストの使い回しはやめて~~~~~)

以上でした。

でもね、最近、アイヌといえば、私としては、「ゴールデンカムイ」なんだけどね。えへへ。もう、大好き♡




by aroe-happyq | 2019-07-15 21:39 | 広く幕末ネタ | Comments(4)

祝!!!渋沢栄一が、新しい一万円札の主人公へ!!!!

朝、ニュースみていて、びっくりしたけど、「それ、すごくいい!!!」と
生まれて初めて、一万円札のキャスティングに、賛成しました!!!
(今の政権では、意外な人選だわ。西郷とか、そういうのを、持ってこられたら、困ってたわー)

今の、全世界の億万長者のCEOとか、会社のお金と自分のお金の境界線がぼやけてしまったゴーンさんとか、
今時の末期資本主義の経営者のみなさんに、渋沢栄一の考えを知ってほしいなーーーー。

とはいえ、5年後なんですねーーーー。お札が変わるのは。

さよーならーーー諭吉!と、喜んでいたら、まだまだお付き合いするのか・・・・・。


いや、嘘です。

私が主に、お付き合いがあるのは、野口英世さんばかりです(笑)。

滅多に、諭吉さんとは、遭いません。

でも、5年後、栄一さんとは、沢山会いたいので、人生、頑張ります(爆)



by aroe-happyq | 2019-04-09 20:59 | 広く幕末ネタ | Comments(0)


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塚原渋柿園は、徳川直参で、明治に新聞記者、小説家、エッセイスト等々で活躍した人ですが、
江戸の幕末の貴重な風俗情報を伝えてくれた、私にとって神のような方です(笑)。
ただ、講演録とか、小説などが、全集とかに纏められなかったので、拾って歩くのがすごくたいへんで、
『旧幕府』などのメジャーな雑誌以外のものを、ぽつぽつ集めていた最中でした。

それが!!!!岩波文庫に、どーーんと注解付き(しかも本の半分も埋め尽くす、丁寧なものです)で!!!

集める作業が省けるだけでなく、やはり、岩波文庫というメジャーなものに、登場して、
多くの人の手に取りやすくなったのが、本当に素晴らしいことです!!
ありがとう、岩波書店!!!!
もし、これが明治維新150年企画出版なら、今年一番の嬉しい一冊です!!!!(あ、土方&釜さんの本が2位に(笑))

これから、幕末の江戸を研究する方、創作を書かれる、描かれる方々には、マストアイテムです!

講武所風という、髪型については、語られてきましたが、全身コーデまでは、今までほぼ情報として
出てこなかったはず。ありえないほど、ダサいんですが(爆)、その姿は、どうか、この本を見て、確認してください。
それと。対をなす、役人風の、時代小説ではまず、出てこない、ラフ過ぎるスタイルも。
(これをそのまま小説で書くと、「こいつは時代考証もしらんのか」と切れられるかもしれない、ぐらいヤバイです)
この史料を、国会図書館でみつけたとき、どーしようか、凄すぎるぞ、と唸ったのを、思い出します。

でも、そうやって固定概念を壊していくと、幕末の小説や映画、ドラマはもっと面白くなる。
渋柿園さんは、そういうヒントをたくさん、教えてくれています。

それから、柳橋芸者についても。成島柳北の本と併せて、お読みくださると、
「金では絶対に転ばない。色も売らない。2,3年かけないと、仲良くなれない」などという、
江戸文化が作り上げた、媚びない破格の芸者像が浮かび上がってきます。
(これが、明治になると、破壊されていくんですけどねー)

まー、近藤勇を新徵組とか書いてるなど、間違いもありますので、
そのあたりは勘弁してやってください。



それから、ほぼ同時期に、出たこちらも、おすすめです!↓↓


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渋柿園の本のサポートの一冊に最適です。




by aroe-happyq | 2018-08-26 09:41 | 広く幕末ネタ | Comments(0)

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さすが、宮地先生!!!!

榎本さんはもとより、歴史の中でも語られてきた人なので、まずは置いといておいて。

土方さんを『歴史のなかの新選組』と同様、歴史の人物として、しっかりと語って下さっているのが、
やはり、新鮮で、発見も多くて、嬉しい一冊。
京都での交友とか、メンツをみれば、この人もまた、近藤と同じ&違うパイプを持って、政治活動をしていたのだと
(なんとなく今までもイメージでは、新選組の外交は近藤さん、内政は土方さんという感じでしたが)
眼から鱗でした。

実は、もう一人、勝海舟にも触れていて、2.5人についての本なのですが、
せっかく宮地さんが、釜さんと土方さんと、麟太郎さんを語ってくれているのに、ページが少ない!!!!!
すぐに読み終えちゃうの~~~~~~っっ。
あと、200ページは欲しい!!!!!

いつか、このあたりをもう一度、書いて下さらないか、と素晴らしい本なのですが、
なにか、良いからこそ、勿体ないと思わせる一冊でした。

今年の幕末関連本で、今のところ、一番面白いかも!
(まあ、西郷だらけですからね。面白い本なんか、ありゃしないんですけどね!)

先日、上野の縄文展に行ったおり、しっかりと彰義隊のみなさんへ挨拶してきましたけれど、
今年は彰義隊とか上野戦争から150年でもある(寛永寺の繁栄が失われてから、もうそんなにたったのかと)
のに、なんだかスルーっぽい。寂しいのう。
戊辰戦争から200年の頃には、盛大に、取り上げられるほど、もっと認識が広がってほしいものです。
(江戸城開城とか、つまり、徳川側からの戊辰もね!)




by aroe-happyq | 2018-08-03 14:31 | 広く幕末ネタ | Comments(0)

またまた、好きなので、勝手に宣伝するお!
(嗚呼、「おっさんずラブ」終わっちゃう~~~~(号泣))


発売のスケジュールどおりに、書きます!


6月25日は、
星のとりで2巻、

6月30日は、
無尽5巻、
が発売ですってーーー♪♪
表紙画像が出たら、貼ります♡

そうか、1年前にも同じように記事書いてましたので、そんなに経ったのかーーーーーーーーーっ

どちらも、大好きな幕末(星のとりでは、明治なんですけどね)の漫画です。

なぜか、幸せが一気に押し寄せるのよね。ほぼ、同時に新刊が出るこの2冊。

嬉しいけど、次の幸せはまた1年後か………。なんか、ちょっとさみしい。


以上、取り急ぎ、ご報告!!


by aroe-happyq | 2018-06-01 20:14 | 広く幕末ネタ | Comments(2)

いよいよ、公文書館の展示会お知らせコーナーに、
「開催予定の展示会」として、UPされました~~~。

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お知らせのサイト→こちら

概要は、以下の通り。

平成30年(2018)は明治元年(1868)から満150年を迎える年に当たります。
春の特別展では明治前夜、幕末期の江戸幕府に焦点を当て、当館所蔵の江戸幕府公文書である
「多門櫓文書(たもんやぐらぶんしょ)」を中心に、幕末期の江戸幕府の「文武」改革について取り上げます。
こうした改革が可能になった背景や、維新後に新政府で活躍する幕臣たちのその後も合わせて展示し、
明治の近代国家建設の端緒を江戸幕府の側からご紹介いたします。


ものすごく、楽しみです♪♪



by aroe-happyq | 2018-03-13 13:52 | 広く幕末ネタ | Comments(2)

明治維新150年スペシャル「決戦!鳥羽伏見の戦い 日本の未来を決めた7日間」

BSプレミアム 30日 午後9時~午後11時


公式サイト→こちら


昨年でしたか、無血開城ドラマがたいそう、調査が浅く、見るに堪えないつまらなさだったので、
今回もまったく期待していませんが、いちおう紹介。

日本の未来を決めた、のは、どちらかというと、王政復古のクーデターのような気がしますけど?
(そういえば、大権返上も、王政復古も、まったくTVとかで触れないままで、2017年は終わっていくのね)

もう150年経ったんだから、間違いは間違いと認め、正義でなかったとも認め、大義もなかったかもねー、
それでも、ここまできちゃったんだー、てへへ、でいいんじゃないのか、日本人よ?
150年のこの期に及んで、まだ明治維新はよかったんだ、正しかったんだっての、やめるところからはじめようぜ。
歴史には間違いがたくさんあるものだ。いつも正解でもない。だって神ならぬ、人間がやっているんだもの、それは当たり前なのさ。
このあたりをすとんと認めたら、日本人は、もう少し大人になれる気がするっすー。

なんて、大権返上から150年の年の暮れに思ったりして……、はぁぁ(溜息)。

お!ちょ、待てよー、
この番組、放送時は、まだ明治維新149年なんだけども!(爆)←気付くの遅し!

それに、30日は直虎で忙しい♡


by aroe-happyq | 2017-12-29 17:47 | 広く幕末ネタ | Comments(2)

江戸時代の黄昏とお化粧

紹介しようと思って、ちょい忘れていたものを、週末に記事にしてみました。

いつもお世話になっている、氏家幹人氏の「続。幕臣伝説」。
この回も、斬新な切り口で、感動いたしました。

第34回 もうひとつの幕末維新史――厚化粧と薄化粧〉 こちら

幕末の柳橋の女芸者(当時は、幇間を男芸者といい、いわゆる芸者を女芸者といいます)は、
化粧をしているのか、どうか、わからないぐらいの薄化粧をするのが、粋。
だけど、そのために、顔から、首、手や足まで、産毛を丁寧に処理する苦労があったそうな。
(しかも、足袋をはかず、素足主義なので、かかとなんかも、丁寧に手入れしていた)
料理でも、化粧でも、手間をかけるのが大好きな、江戸らしい、ストイックさが見え隠れします。

……と比較して、祇園の芸妓さんは、首と顔を色が違うじゃん、というぐらい、白粉をしっかりと顔に
はたくのが、流儀……というのは、知っていたのですが、氏家さんの説でいくと、
幕末から明治は、上方でも、江戸風が流行していたとは! 

流行とは縁遠い、和宮さんが、大奥入りした当時、顔の産毛を剃っていなくて、ぼうぼうだったため、
家茂が、ちょい引いた……という話は有名ですので、宮中には、顔剃りなどの江戸風は入っていなかったようです。

大奥でも、厚化粧VS薄化粧の仁義なき戦いがあったかもしれませんね(笑)。
(女官VS女中たちの、互いに容赦のない悪口合戦が……想像できます)

ただ、現代をみてみますと、江戸風の薄化粧は、果たして上方・西国に浸透したかどうか!?

東京人のわたくしは、やはり薄好みであります(やはり首を顔の色が明らかに違うのは、回避しております)。
ただ、長崎や福山にいったおり、ガチで顔・首の色違い的なメイクの方々にたくさん遭遇したので、
江戸時代からの地元のお化粧の〈しっかりメイク〉の伝統は、西国では、ちゃんと守られていると思いました。

なので、江戸風薄め化粧は、一時的な流行で終わったかなーって、思わなくもないです☆
でも、化粧の伝統って、そう簡単に崩れないのではないかとも???


ちなみに、今回の小見出しの「幕末維新史のマンネリを打破せよ」は、このブログのスローガンの一つでもあります♪

しかし、なかなか、打破できません!

来年も、西郷どんですから~~~~~~!!!!!!ド・マンネリであります~~~~~~~っっっ(号泣)



by aroe-happyq | 2017-10-15 10:38 | 広く幕末ネタ | Comments(0)

実に静かに、大政奉還150周年のイベントがあちらこちらで、行われています。

ちなみに、徳川側から言わせていただくと、「大権返上」です。「大政奉還」ではありません(笑)。

慶応3年(1867)10月14日って、ことになっておりますので、

新暦になおすと、11月9日だったりします。

ただ、イベントの開催期間をみていると、たいてい10月で終わるようで、寂しいですネ。

10月14日と、11月9日では、季節はかなり違います。

とくに京都ですと、11月に入ると、かなり寒いですし。

そんな最中に行われたんだ~~と思いながら、二条城を味わってくださいませ。

で、どんな感じだったかというと、『幕末の将軍』に「大権返上」の様子が紹介されており、

拙ブログでも、紹介させていただきました。   記事→こちら

実際には、13日だったらしいし、すごくあっさりと「返上しまーす」って公表して、あまりセレモニー感がないようで。

公表といっても、大権返上の趣意書の書付の回し読み……。なんとも地味です。


それで、150年記念の行事とかでも、なんだか徳川政権の終焉っぽく、なんか黄昏みたいに語られている「大権返上」ですが、

これはあらたな政体(天皇中心とした、イギリス的議会内閣制の近代国家)へのほんの一過程でして、

王政復古のクーデターまでの間は、慶喜以下、新しい時代への希望に満ちて、ワクワク~~~~~な日々だったわけで、

決して、黄昏てもいなし、終焉感もありません。なので、150年イベントは明るく開催していただければと思います。


むしろ、薩長土肥の中の血の巡りの悪いメンバー+腐れ公家どもの起こした「王政復古」の150年イベントこそ、

明治から、太平洋戦争にいたる、ど素人政治家がぐちゃぐちゃにした「僕たちの失敗」的な暗黒の大日本帝国を生んだその日を、

悔いるために、暗く行いましょう。なにせ、復古ですから、復古!!!それだけで、どんよりですよ!

もし、この日がなければ、初代総理大臣が、塙忠宝くん暗殺犯(それも巷説を真に受けての、勘違い殺人というトホホさ)とか、

恥ずかしくて、大河ドラマの主人公にもできないよ伊藤さん!!!~~~~という、悲しい日本史は生まれなかったでしょうしネ(汗)。


大河といえば、大権返上150年ということで、まだ間に合う!!!BSでいいから、NHKさん!!!

「徳川慶喜」の再放送を、よろしくお願いいたします!!! あのドラマは幕末の流れが、分かりやすいから~~~~~。


というわけで、大政奉還、いえいえ、大権返上150年はもうじきですね、という記事でありました。




by aroe-happyq | 2017-10-11 18:09 | 広く幕末ネタ | Comments(2)

いきなり、なんじゃそれのタイトルで、お久しぶりの更新です(笑)。

もうけっこう古い映画ですが、
マーティン・スコセッシ監督&ディカプリオ主演の「ギャング・オブ・N.Y.」ってありますよね♡

まだビデオの時代に、レンタルした記憶がある、ってなぐらい昔の映画ですが、
先日、たたき売り状態のブルーレイ特売に出くわしまして、そこでこの作品に再会しました。

しょうじき、初回みた感想は、「まーなんて昔のNYって、ひでぇぇぇ町だな!」ってなぐらいだったのですが、
(リーアム・ニーソン好きとしては、冒頭、かっけーな、ぐらいに。
プリオ様はこの頃から太り出して、ちょっとなーと)
なんか、マーティン・スコセッシ監督のコメンタリーが収録とあったので、
「あ!監督とこの映画みたら面白そう」と思って、
BDを衝動買いしました(990円でね)。

で、ん十年ぶりに、見たのでございますが、これみた当時は、
今ほど江戸マニアではなかったので、
年号にあまり敏感ではなかったのです。

でも今回みてみたら、物語は1840年代にはじまり、
ラストは1863年(文久3年)ってことに感激!!!

つまり、N.Y.ッ子のタウンゼント・ハリスさんが、暮していて、
兄弟と営んでいた会社潰して、外交の道へ旅立つ前の時代に始まり、
ちょうど日本から帰国した翌年に終わる、そんな映画だったのでした。

つまり、江戸時代のN.Y.か、いやーそう思って、比較すると、
N.Y.って、ホントにダメダメですよ!
(もちろん、映画の娯楽性のために、いささか強調した部分は、
ちゃんと汲み取ったとしても)

N.Y.の最下層の住むエリアが物語のメインですが、
古い移民グループ(移民だろ?なのに、ネイティブズとか名乗っている(爆))と、
新しい移民グループが、それぞれ小さな組をいくつもつくって、抗争にあけくれています。
タイトルは、ギャングって、なっていますが、1920年代のギャングを想像してはいけません。
ギャングとチーマーの中間ぐらいの、感じです。
同時代の日本の博徒さんに近いけど、博徒よりも、モラルがない。かなりひどい。

彼らは火消しも担っているのですが、当然、火事場で別のグループと出会えば喧嘩となる。
これは、江戸の町火消しも、まあ同じです。ですが、彼らは火事場泥棒でもあって、これが最悪!
燃えている家で盗むのはいいけど、なぜかまだ燃えていない隣の家も、泥棒にはいる。
しかも、誰も止めないし、警察なんてなにげに容認している~~~~。家の人が止めても無駄。
火も、まともに消さない。でも江戸と違って、木造ではないので、燃え広がらないから羨ましい。
(町奉行配下の町火消しのある、江戸はなんて秩序があって平和なんだろうと、再確認)

移民にやってくる人びとへのヘイト行為は日常茶飯で、寄港した船に盗みにはいるのも、殺人も当たり前。
おいおい、ハリスさんよ、お前さんは岩瀬たち海防掛に、随分とN.Y.の自慢をしていたみたいだけど、
どーみても、江戸のほうが、都市としてはるかに、まともよ?って、思う次第です。
ペリーやハリスに日本は「半未開」呼ばわりされたけど、似たようなもんだぜ。
これが「文明」か?……とぼやいていたら、スコセッシ監督はコメンタリーで、
N.Y.について「未開」とはっきりご発言。さすが!でございます。

あ、そうそう。物語についても説明を。
主人公の少年が、移民グループの頭だった父を、ネイティブズとの抗争で殺され、
施設で育った後、N.Y.に戻って、殺した一方の頭に近づき、ちょっと悪の魅力に惹かれつつも、
やがて苦労の末に仇討ちを成功させるという、実に、江戸末期といふ同時代にふさわしい、仇討ちモノです。
(やはり、地域は違えど、メンタル的に、人間とは同時代的な行動をするものなのか?)

でも、物語よりも、やはり、興味深いのは、移民の町のN.Y.の実相と、リンカーン登場、南北戦争勃発という、
時代背景でしょうか。
仇討ちと平行して進む、クライマックスの徴兵制に反対する市民が起こした、N.Y.大暴動がまた、凄い。
これは1863年に起きた、N.Y.史のなかでも、9.11の次に大きな悲劇だったのだとか。
鎮圧するために、治安部隊はバンバン銃を市民に撃つし、
港の軍艦から、彼らに向けて大砲をぶっ放すんでございますよ。
リンカーン政権、なかなかワイルド……。こんな高圧な態度に出るから、誰かに命を狙われるのさ、大統領。

……ハリスさん、気の毒に、愛する故郷に帰った途端、この暴動に遭遇したのね……。
打ち壊しする人びとは、高級住宅街にも侵入して、家は壊すわ、物は奪うわで……、ハリスさんは無事だったのかしら。

とまあ、初回にみたときよりも、楽しめたのは、やはり監督のコメンタリーのおかげ。

スコセッシ監督も、N.Y.生まれで、この街を愛し続ける人。「沈黙」等の信仰に関する映画は別として、
この監督のNYを舞台にした映画は、どれも、本気で素晴らしい。
そのNY愛が、コメンタリーにもほどばしっており、歴史をわかりやすく解説してくれます。
この暴動の背景も、映画以上に、よくわかりました。
なので、この映画を歴史を楽しむために観賞される場合は、監督のコメンタリーも合わせてお楽しみください。

文久3年といえば、日本でも動乱期突入の年。事情はことなるけれど、N.Y.も、江戸も、いろいろたいへんだったのね。
……なんてことを想いながら、みると、この映画はなかなか奥深いです。

でもねーーー、身贔屓すぎと言われるのを承知であえて言わせていただくと、
やはり当時の世界NO.1の大都市・お江戸は、動乱期とはいえ、治安もよし、人気(じんき)もよし、で、
なかなか良い城下町だな~~~と、同時代のNYを見て、再確認した次第です(笑)。
(ハリスさんに騙されて、N.Y.をかっけー街だと誤解した、外国奉行諸氏にこの映画を見せてあげたひ)

【追記】

この記事をみてくれた、幕末友からLINEがきまして。
「こんなに治安がひどかったね、アメリカの都市は。良かったよね、釜次郎さんたち。
南北戦争のおかげで、アメリカ留学から、オランダ留学へ振替になって!」

嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼、そうだわーーーーーっっ(忘れてた)

ハリスの膳立てで(軍艦注文との抱き合わせだけど)、最初の留学先はアメリカだったっけー!
当然、この街へも行ったはず。住んだかはわからないけど。
うーむ、オランダのほうが、いいよーーーーーー!!!
釜次郎たち、良かったよね~~~~~~。
学問を学ぶ環境が整っているとは思えん!ヨーロッパのほうが落ち着いていて、絶対にいい!!
……という、やりとりをして、ほっこりしてしまいました。




by aroe-happyq | 2017-09-10 10:35 | 広く幕末ネタ | Comments(2)