真田丸、本当に面白かった!
2016年 12月 31日ついに「真田丸」とお別れのときが迫っている。
来年の大河がどー考えても、つまらないそうなので、今年の余韻でどれだけ暮していくか(笑)。
(来年のも、半年やったあたりで「実は、男だったのです」と衝撃の告白をするとかって、どう?
なんか、男だった説も出ているみたいだから)
で、この期に及んで、って感じですが、信濃新聞で「真田家の肖像画」いろいろ違っていた問題が勃発!
信濃新聞の記事→こちら
「幸村像」の原画が収められていた箱を確認したところ、「真田源太左衛門信綱侯御画像一心谷蓮華定院」
と墨書されていた。中沢さんは「信繁との接点は見つかっていない」とし、
描かれたのは信綱である可能性が高いとみている。
「昌幸像」の原画は、1987(昭和62)年に表具を新調する前に収めていた箱が存在。
当時は信之の側室玉川氏(右京)の肖像画と一緒に収められていたとみられる。
箱のふたには銘があり、信之を示す「大鋒院殿従五位下伊豆守真田滋野信幸朝臣像」、
左隣に玉川氏を示す「清花院殿平井源亀子像」と記されていた。
つまり、幸村だと思ってたのが、信綱(ドラマだと、おこうさんの父だったっけ?)で、
昌幸パパだとおもっていたら、信之だった、ってことか。
その前に、ちゃんと箱に書いてある文字を読んでこなかったほうが、問題か?
(江戸~昭和までって、けっこうテキトーだよね)
いや、この発表も、あと1年前倒ししてほしかった。
すでにグッズにもなったり、展覧会もさんざやった後じゃないすか……。
そもそも、もう大河ドラマは終わっているし。
しかし、歴史人物の肖像画って、いまやほとんどが「伝」つけないと、って感じになってしまい、
わたしたちの覚えた教科書は、ほぼ今では使えぬというのが、悲しいですね。
真田家でさえ、こんなにまつがっているなんて。
ま、それはさておき。
今年一年、あまり更新できずにすいませんでした~~~。
にもかかわらず、拙ブログを見に来てくださって、ありがとうございます!
来年はもう少し更新できるよう、相勤めまする(笑)。
それでは、皆様、よいお年を!
「星のとりで」に、永井玄番&中島三郎助 登場♪
2016年 12月 28日いよいよ蝦夷へむけて、開陽が仙台より出航した、その船中で!
箱館脱走連の平均年齢をあげまくりのお二人こと、永井玄番(作品中では尚志)&中島三郎助が登場!
さらに高松凌雲先生も!
詳しい内容はネタバレになるので、これ以上は書きませんが、
とりあえず、嬉しさのあまり、記事にしちゃいました☆
やっほーーーー♡
祝!ちかえもん 文化庁芸術祭賞 優秀賞
2016年 12月 28日平成28年度 第71回 文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門・優秀賞
ですが、おめでとう~~~~~!!!
今年はNHKドラマが当たり年で、「ちかえもん」「真田丸」「漱石の妻」など、
たくさん楽しませてもらいましたが、
今年のはじめのドラマといえば、「ちかえもん」でした!
本当にいいドラマでした。
また、こういう素晴らしい時代劇、よろしくお願いいたします☆
よもやこうした形の終焉を迎えようとは……
2016年 12月 27日日本のTV番組で、海外の豪華ゲストがやってくる、
最後のエンターテイメント番組が終わってしまい、
今後、どこの番組が代わりをするのか、ちょっと心配です。
それはさておき、
今年1年、こんなにSMAPについて考えた年はありませんでした。
特にファンというわけではないし、ライヴにも行ったことないけど、
20年以上も、TVのなかとか、「いいとも」あった頃は、
時折新宿の街角で実物をお見かけしてきたので、
(アルタ裏で、中居君のファンの皆さんの整然とした「出待ち」に遭遇したことがあって、
もう宝塚ファン以上の見事なもので、ファンの方々にも、すんごい敬服したのを覚えています)
その存在が、まるで遠い親戚のような、ごく当たり前に有り続けてきたせいか、
消えてしまうのが、本当に寂しいと、失う段になってはじめて感じてしまいました。
そりゃ、ものすごく歌がうまいとか、ダンスすごいとかじゃないけど、
パフォーマーとしてザ・プロ集団だし、
アイドルって、もっとよそよそしい存在だったのに、
SMAPはとても身近に、ぐっと距離を寄せてきてくれた。
それでいて、礼儀正しく、社会人らしい振る舞いのできる、
初めてのクレバーなアイドルではなかったかと。
(J事務所の、今でも大御所として君臨しているアイドルなんて、
かつて海外でえばりくさって、未熟な大人ぶりを発揮したし(笑))
SMAPは、それまでも、それからこれからも、出てこないタイプの、
「国民的アイドル」という名にふさわしい、格別なアイドルグループだったと思います。
日本津々浦々、老若男女がグループ全員の個人名まで知っている、
希有なタレントさんたちです。
(うちの老父なんか、SMAPのメンバーの名前しかアイドルの名前は知らないし(笑)。
ほかのは覚える気がないみたい)
ただ、もうじき結成30年?という長すぎる活動期間で、彼らだって疲れているだろうし、
いつかは解散するだろうな、と思っていたわけですよ。
だって、ずーーーっと第一線でアイドルしていると、プライベートは二の次になるし、
彼らにも人生があり、人間らしい生活を送る権利もある。
だから、一生SMAPをやってくれ、なんてそんな残酷なことはいいません。
ただ、もっと違った結末であってほしかった。
5人仲良く、「解散しまーす♪」って明るい会見ができるような、円満なお別れで、
フジテレビあたりで、27時間TVで解散生特番みたいのを組んだりして、
楽しく昔の映像を見ながらとか、それこそ紅白ではトリをつとめて、
涙のなかにも、明るさのある、そうした「ご苦労様♡」と
たくさんの人びとからのねぎらいのなかでの最後。そういう解散というものが、
こんなに長く国民的アイドルをつとめてきた彼らには当然の権利として、
用意されるべきだと、漠然と考えていたのですが、
現実は、まったく正反対で、なんとも後味の悪い、彼らにふさわしくない、
何かを飲み込んだままの、もやもやした、ラストになってしまいました。
昨年のクリスマスのさんまさんとの番組がなんか変?だった……ので、
解散騒動は1年もの長きにわたって、くすぶり続けてきたのです。
本人たちはどれほど、苦悩したことでしょう。
詳しい事情はわかりませんが、どーみても、SMAPのわがままから出ているものではないし、
ドロドロした事務所内の大人の事情に、彼らは巻き込まれてしまったに過ぎないわけで、
最大の被害者こそ、彼らです。
メンバーの誰が裏切ったとか、しきりにメンバー内に戦犯をつくろうとしてたけど、
もし内部に亀裂が生じたとしても、それも大人の事情の果てであって、
彼らのせいではないでしょう。
SMAPは誰一人、悪くないし、仕事が減って、
魂をこめてつくりあげただろう、記念ライブも消滅して、
ただ、ただ気の毒です。
この点でいえば、ファンの方々も、本当に気の毒。
こんなお別れって、ないよなあぁぁぁ。
所属タレントを、しかも、国民的アイドルですよ?事務所の稼ぎ頭でしょ?
……最大級の功労者なのに、
このようにぞんざいに扱うJ事務所の姿勢はどうなんだ!?って感じです。
たしかにほかに凄い人気の所属グループさんはいるわけですが、
でも、どうあがいても、SMAP以上にはなれないでしょう(断言)。
(なぜかというと、90年代という、バラエティ良し、ドラマ良し、歌番組も頑張っていた、
TVの最後の黄金期に大活躍していたSMAPの知名度を、衰退をはじめた今のTVをどう使っても、
もはや越えられないからです)
これからの環境下では、アイドルはせいぜい、ファンクラブを充実させて、
ドームツアーで稼いで食ってくしかない。
だからこそ、ここまで知名度あるSMAPをもっと大切にしていく作戦をとるべきなのに、
なんだかJ事務所は、ホント馬鹿やっちゃったなーと、素人でも思います(笑)。
もともとJ事務所、なんか闇があって、好きじゃないし、微妙な噂も絶えないけど、
これからはもっと、世間の厳しい目にさらされていくでしょうネ。
ただ、SMAP以外の所属タレントさんにも罪はないので、
そのあたりは分けて考えないといけませんけれど。
とにかく、まったく納得できない、お別れです。
でも、ありがとう、と言いたい。
さまざまな震災に寄り添い、昨日の最終回でも、なお新たな録画による、
義援金のお知らせを用意していました。
その彼らの心意気は、いつまでも忘れません。
これからは個々の活動になりますが、どうか頑張ってほしい。
まるで遠い親戚みたく、いままでどおり応援していきます!
(とりあえず、最後のベスト盤CD、買っちゃいました☆)
フェイさんの取れたて新曲
2016年 12月 22日大坂夏の陣後、琉球に大坂から「位の高い」落人が潜伏?
2016年 12月 22日戦国大河で恋愛ネタメインは、辛いものがあります(幕末もだけどね)……。
やばいな、「江」並みにつまらない戦国大河なのかも??
(真田丸の次にこれは。きついっすねぇぇぇぇ)
毎回、真田丸ロスを叫ぶ記事ばかりではあれなので、
今回はちょっと歴史に絡ませたファンタジーなお話を。
前から近世の琉球史が好きで(とくに外交面)、ちょこちょこ本を読んでいるのですが、
『目からウロコの琉球・沖縄史』(上里隆史著:ボーダーインク)にこんな話が載っています。
平戸のイギリス商館長リチャード・コックスは日記に「秀頼は大坂から落ち延びて、生きていると人びとが噂している」
と記録しています。コックスは作り話だと一笑で終えていますが、
徳川家はけっこう真面目に気にしていて、琉球に秀頼がいるのではないかと疑っていたようです。
徳川が台湾攻略のために、大坂夏の陣一年後に、軍船を派遣しますが、その真の目的は
琉球で秀頼を探索するためだと、人びとの噂になったとも。
1614年、ウイリアム・アダムス(三浦按針)は、シャムへ貿易に行く途中、
琉球に寄港した際、大坂から落ち延びてきた「位の高い人物」が首里に来たことを聞いています。
この当時、戦国の世から元和偃武といわれる平和の世へ移行中の日本からは、
10万人ともいえる、移住者が東南アジアへ渡っていたそうです。
豊臣方として戦っていた人たちが、傭兵として東南アジアへ多く渡ったとも言われています。
で、この「位の高い人物」が豊臣秀頼だとする説があるそうです。
(「豊臣秀頼琉球潜伏説」田中健夫『東アジア通交圏と国際認識』)
よく、豊臣方が薩摩に逃れた話はありますが、琉球のほうがさらに安全です。
それに当時の琉球は1609年に島津侵攻により、占領下にあり、
島津さえかくまう気があるなら、秀頼も真田信繁なども、じゃんじゃん琉球にかくまえてしまえます。
とはいえ、たとえかくまわれていたとしても、
頭のなかには、秀頼が那覇の海辺で、三線(さんしん)持って、「海の声」を唄っている図しか浮かばない(笑)。
……なんて、想像力が貧困なのかしらっっ。
真田丸が終わった気がしないのです! @最終回
2016年 12月 19日「完」て出ているけどね~~~~~~っっ
まだ、終わった実感が湧かないんですよねぇぇぇ
でも、なんかもう、最後の最後まで、本当に面白い大河でした!
中だるみとか、一切なく、ひたすら、壮大な航海は続き、そしていずこかの岸に辿り着きました。
冒頭、信之(お忍びでの大坂旅なのに)が、本多正信と相部屋になっちゃって、ハラハラですよ!
昨年からPR活動してきた、ダメ田十勇士さんたちが、大河に登場して、なんかおめでとう!でした♪
そして、大坂夏の陣がどういう戦いだったのか、今回はじめてよくわかりました。
まず、徳川軍のMVPは、大坂城の個人的に秀吉を恨んでいた台所のおっちゃんです!!!
この人の活躍なくして、家康は勝てませんでした(爆)。
家康といえば、幸村に攻められて、切腹しちゃおうかなとまで追い詰められた話は知っていたのですが、
今回の内野家康さんは、もうこういうシーンが超キュートで、家臣たちが担いでもっていっちゃう感じとかも
本当に素敵な家康でした。
信長や秀吉は相変わらず好きではないけど、この一年で、家康だけは好きになりました(笑)。
秀忠も、家康パパを助けることができて「遅い!」と言われながらも、いままでの様々なリベンジができたと思います。
(父譲りの逃げっぷりも、ナイスです!)
そして、豊臣方ですが。
台所のおっちゃんに乱されまくる、秀頼の心でしたが、やっぱりこの子には、大将としての資質が足りない。
あれだけ尽くしてくれている、幸村さんを最後まで信じきれない、それがもうアウトでしたね。
(大将というのは、部下を信じる信念みたいなものが、決断力ととに大切な資質です)
途中までは、マジで豊臣勢が勝てるんじゃないかと思ってたので、ぽろぽろと崩れ落ちていく、
勝利への階段が、せつなく、哀しかった。
幸村もですね、家康を目の前にして、せっかくでかいハジキもっているんだから、脳天ぶち抜かないとね。
どこか躊躇があったような(それは台所のおっちゃんにトドメを刺さなかったのも込みで)、甘さが抜けないのねと。
しかし、今回の大河では、石田三成もそうですが、大野治長の株が急上昇ではありませんか!
かっこよかった!最終回まで。いままでの大河の、卑怯で偏屈なイメージとは正反対で。
大坂城も、茶々と秀頼の死まで描かないのも、なんだか余韻を残していて(だから終わった気がしないというのもある)、
みんなまだどこかで生きているような、そういう錯覚に陥ったままです。
(きりちゃんも、なんか生き延びていそうなんですよね)
このドラマ、最初から最後まで、誰一人キャラがないがしろにされず、大事にされた、素晴らしい大河でした☆
ラスト、信之は正信から、守成にいきる領主の心得を教わり、戦国の終焉後を生きていく覚悟をつけていく。
93まで生きて、松代藩の基を築く、信之の新たな戦いがはじまるのよねっっ。
…………ただね、うちのブログへお越しの皆様は、ここから先に出たナレーション&テロップをみて、
「おいおい、それは違うだろ!」と思われた方も多いのでは?
はい、拙ブログの見解としては、
徳川幕府を崩壊させるきっかけをつくったのは、象山先生ではなく、
強いて挙げるなら、水戸斉昭とか、ペリーとか、
ほかにヤバイ人はたっくさんいますのよ!
と、述べさせていただとうございます。
戦国大河の最終回のラストで、よもや幕末問題で、クレームというのも、不思議な話ですが、
くどいようですが、象山先生ではありません。
ということを、言わせていただきたく存じます(笑)。
「組!」の象山先生、口は悪いけど、良い人だったじゃありませんか~~~。
日本のため、徳川のために、憂う余りの毒舌です(ま、自信家さんで傍若無人だからというのもある)。
弟子は、吉田松陰だったけど……。
てか、真田さんだったら、真田幸貫だったでしたか、老中になった人。←養子だけど。
そっちのほうが、問題ではありませんか?(天保の頃だけどね)
徳川に一矢報いるどころか、真田さんは老中家ですよ!体制側なんですよ!
そこまで食い込んだのは凄いでしょ!ということをお伝えしたいと思います。
(老中やった家はね、ピーひゃらぴーの京軍に恭順するとき、土下座させられたケースが多いけど、
真田家は大丈夫だったのかしら??)
……と、話は戻しまして。
まだ終わった実感湧かないので、総括できないし、また後日に記事書きます!(笑)
真田丸、一年間、本当にありがとう!
なんでもいいからスピンオフやってくれーーーーー!
【追記】
なぜ象山なのか、問題ですが、要するに、「組!」へのつながりとして
象山先生のお名前を出したかったのと、意外にも象山が松代の人と知られていないために
あえて出した、とのことです。(時代考証の丸島先生のツイート談)。→こちら
なので、崩壊うんぬんは二の次らしいです。
フェイ(王菲)&トニー・レオン(梁朝偉)それぞれの新曲!
2016年 12月 15日〈你在終點等我〉
9月に配信されていたらしいのですが、気づいたのは先月でした(汗)。
それに、MVまで作るのは、近年では珍しいので、嬉しいですね!!!
アルバム出してくれないかな~~~~~~っっ。
こちらは最新作映画の主題歌ですね!
まさか、トニーさん、歌うなんて!!!!久々すぎて!!(「花様年華」の頃に出したCD以来かしら???)
50代ですが、まろやかなお声です☆
ただ、この映画の役柄って、金城さんもですが、20年前と変わらないといいますか、
つまり、もっと若いキャストでもよかったんじゃねー?って感じが否めない。
(トニーさんはもちろん、金城さんも、もうお若くございません)
女優陣が若いだけに、なんかギャップが……。
とかいちゃもんつけながらも、久々の歌声に、感動しているのですが♡
大河史上、最強のこじらせカップル、やっと誕生♡ @真田丸
2016年 12月 12日それにしても、49話「前夜」は、もうてんこ盛りすぎて、熱かった!
(そのほとんどがこれまで張ってきた伏線回収という、もう見事としかいえない、三谷脚本)
ただ、ひとつだけわからないのは、信之に対する、「そのようなお身体で」とか「必ず生きて帰ってくださいませ」とか
いう、まるでもうじき死んじゃうっぽい台詞集ですが、…………でも、この人。なんだかんだいって、93歳まで生きる、
とてつもない長い人生なんで。それをほとんどの視聴者は知っているだろうに、なぜ病弱ネタで引っ張る?(笑)。
(どうでしょう藩士としては、大坂へ旅立つ信之には、稲からサイコロを、おこうに行き先板を渡して欲しかった(爆))
ただ、信之に関しては室賀ジュニアに、「黙れ!小童」返しができたのは、望外の慶びかと♪
そして、今までそんなにカッコ良いところがなかった、伊達政宗さん。
来ましたね!幸村との戦場でのやりとり、ゾクゾクするぐらい、カッコ良かったです。
ある意味、もしこのシーンがなかったら、ホント、今年の大河での政宗さんは「ずんだ」さんで終わると思っていたのね。
…………でも、幸村の妻子を預かるシーンになって、
やっぱり、「ずんだ政宗」だった(笑)。
子供用に小さくしたずんだを、幸村の子らに、いきなり饗した~~~~~っ
ずんだ餅食べられないと、仙台行けない感じ?なんか儀式なの?逆踏み絵なの???
幸村の次男大八くんが、拒否ると、微笑みながらも、政宗は「大八~」とそれ以外の言葉に出さなくても「喰いなさい」って(汗)。
すんごい圧力かけてくるのだ~~~~~。
幸村の妻子を家康にナイショでかくまう、その男気はさすがだけどね!
そして大坂城の台所のおっちゃんが、まさかの徳川方のスパイ!!!!というのも、素敵でした。
誰一人、登場人物を粗略に扱わない、三谷さんであります。
(昨今のちゃらついた大河の脚本家さん、ぜひとも見習っていただきたい!!)
そしてね~~~、信尹おじさまが登場すると、感動シーンが多いように思うのですが、
今回も、信之を連れて、幸村に会いに行くのだけど、
真田家裏方で、裏切りやら汚い仕事を沢山務めてきた信尹だからこその、甥への思いのこもった言葉が毎回、素晴らしい。
今回は、酒を酌み交わしたいという弟に、背をむけて去って行く信之の姿にも、泣いちゃいました。
それを見守っている信尹も含めて。
後藤又兵衛ほか、大坂方の面々が次々にあの世へ行き始めてしまい、戸惑うばかりですが(つまり終わりが近いわけで)、
そんななか、ついに、とうとう、幸村とゆーか、信繁が大人になり(もう4×歳だけど)、
自称「モテています」で、女心を100%解せなかった、残念な男のこの主人公が、
きりの魅力に気がついた。遅い、遅すぎる!!!が、まぁ仕方がない。
しかし、ようやく結ばれても、「ベルばら」のオスカルとアンドレじゃないけど、決戦前夜だから!
もう二人でいられる時間、ないかもしれないのに~~~~。
もーすこし早く、気づいてくれ、信繁くん。
でも、きりちゃんが、このまま信繁の良き相棒で、「スーパー侍女」のままで終わらなくてよかった。
……大河ドラマで、こんなに待たされたヒロインって、いるのだろうか!?(笑)。
とにかく、めでたい!よかった!!
さ~~~~~~~~~て。
次回がもう、最終回ですよ。
振り返るにはちと早いが、
この「真田丸」は久々に、最新研究と、フィクションが見事に融合し、なおかつ登場人物が生き生きした、素晴らしき大河でした。
やはり、大河ドラマを書くうえで、脚本家の史学スキルは重要であることを、まざまざと感じさせてくれた1年。
(この真田丸の場合、主人公の堺さんのスキルも、実はすごくていらっしゃるんですよね!)
現代ドラマでどれほどヒットを飛ばす手練れだからといって、いい大河ドラマはできません。
適当なホームドラマに落ち着いて、終わりです。
もう、そんな大河ドラマはいやだ。真田丸見ちゃったら、もう耐えられない~~~~っ。
大河ドラマとして扱うからこそ、古文書が出てきたり、研究が進むってこと、かなりあるあるですよね。
今回、真田家は幸福だと思いました。
かつて、池波正太郎さんに素晴らしい小説にされ、今また新たに、池波さん以降にわかったことを元に三谷さんに編まれるドラマに。
日本史で、こんなに恵まれた一族いませんよね(笑)。
次に、お見事!と思える、大河ドラマと出会うのに、何年待てばいいのでしょうか?
正直、「新選組!」から12年待ちました。
また12年後????
おい、他に誰か、三谷さんに匹敵する大河脚本家はいねーのかい!
(ちなみに、宮藤官九郎さんは歴史苦手ということで、除外させていただいております)
ところで、そんな三谷脚本や真田丸のスタッフの熱意に驚くばかりだったという、時代考証の丸島さんの
インタビューが面白いので、紹介しておきます!
「『幸村』ではなく『信繁』制作陣の本気感じた」=時代考証・丸島和洋さんに聞く(上)→こちら
※この記事は、3回ありますので、最後までお見逃しなく!
【追記】
最終回前にになって、公式サイトを中心に、真田丸主要キャストの珠玉インタビューがたくさん出回っておりますが、
内野さんのインタビューで、おっしゃっていたのですが、
家康が最終回で、「年がいもなく逃げる」「ことのほか健脚である」らしいです(笑)。
(まさか、70歳のじーさまが、悪夢の伊賀越え再現なのか!? やっぱり家康をただのヒール役で終わらせるつもりはないのね、三谷さんっっ)