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東都アロエ


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塚原渋柿園は、徳川直参で、明治に新聞記者、小説家、エッセイスト等々で活躍した人ですが、
江戸の幕末の貴重な風俗情報を伝えてくれた、私にとって神のような方です(笑)。
ただ、講演録とか、小説などが、全集とかに纏められなかったので、拾って歩くのがすごくたいへんで、
『旧幕府』などのメジャーな雑誌以外のものを、ぽつぽつ集めていた最中でした。

それが!!!!岩波文庫に、どーーんと注解付き(しかも本の半分も埋め尽くす、丁寧なものです)で!!!

集める作業が省けるだけでなく、やはり、岩波文庫というメジャーなものに、登場して、
多くの人の手に取りやすくなったのが、本当に素晴らしいことです!!
ありがとう、岩波書店!!!!
もし、これが明治維新150年企画出版なら、今年一番の嬉しい一冊です!!!!(あ、土方&釜さんの本が2位に(笑))

これから、幕末の江戸を研究する方、創作を書かれる、描かれる方々には、マストアイテムです!

講武所風という、髪型については、語られてきましたが、全身コーデまでは、今までほぼ情報として
出てこなかったはず。ありえないほど、ダサいんですが(爆)、その姿は、どうか、この本を見て、確認してください。
それと。対をなす、役人風の、時代小説ではまず、出てこない、ラフ過ぎるスタイルも。
(これをそのまま小説で書くと、「こいつは時代考証もしらんのか」と切れられるかもしれない、ぐらいヤバイです)
この史料を、国会図書館でみつけたとき、どーしようか、凄すぎるぞ、と唸ったのを、思い出します。

でも、そうやって固定概念を壊していくと、幕末の小説や映画、ドラマはもっと面白くなる。
渋柿園さんは、そういうヒントをたくさん、教えてくれています。

それから、柳橋芸者についても。成島柳北の本と併せて、お読みくださると、
「金では絶対に転ばない。色も売らない。2,3年かけないと、仲良くなれない」などという、
江戸文化が作り上げた、媚びない破格の芸者像が浮かび上がってきます。
(これが、明治になると、破壊されていくんですけどねー)

まー、近藤勇を新徵組とか書いてるなど、間違いもありますので、
そのあたりは勘弁してやってください。



それから、ほぼ同時期に、出たこちらも、おすすめです!↓↓


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渋柿園の本のサポートの一冊に最適です。




by aroe-happyq | 2018-08-26 09:41 | 広く幕末ネタ | Comments(0)

読売新聞の記事→こちら


徳川記念財団が発見って、ずっとしまい込んで、忘れ去られていただけなんじゃ、などと
疑いつつ(笑)、外交文書に押していたものです。

日本政府の代表としての、印。

「経文緯武」って、言葉が素敵ですね♪

で、
重要な外交文書に限って用いられ、家茂から慶喜に引き継がれた国のしるしというべきもの
そうなのかー、なんか伝国璽(中国で代々の王朝と皇帝に受け継がれてきてきた、トップである証の印)
みたいで、なんかかっこいいわーーー。

西国のあれとかそれが、なんと言おうと、当時の世界に認められていた日本政府の代表は、大君こと徳川将軍だ!
ということが、これだけをみてもわかるというもの。

つまり、後世にどんなに美しく飾ったとしても、今年の大河ドラマの主人公連中は国家転覆を図る、あくどい反政府勢力なのよ。

そこのところ、150年経っても、「維新」とか「革命」って言葉で、いまいちぼかされてやがる。

だけど、この印が、はっきりと告げております。1868年のはじめまでの日本政府はどこだい~~?と。代表は誰だい~~~?とね(笑)。


新潟までは見に行けないので、いつか江戸博とかで、徳川展、またやってくださーい!





by aroe-happyq | 2018-08-20 20:22 | 江戸城の大旦那 | Comments(2)


「西郷どん」第28話は

関東11・1%、関西16・3%、とのこと。これが異例だとの記事が出ていました。


記事は→こちら


異例の現象というけれど、

これはそういう問題ではなく、

東日本の人間にとって、見るに堪えない幕末ドラマだから、

というとてもシンプルな話である。

私はとっくに見なくなったのですが、まだ頑張ってみている友人から聞く、会津さんたち、徳川の御公儀に対する、
レベルの低い(または内容の薄い)ディスり方はちょっと酷すぎると思います。

「八重の桜」は会津視点でしたが、長州の立場もしっかり描いていた。バランスをとっていたと思います。

なのに、龍馬にせよ、今回の西郷にせよ、西軍視点の大河には、そうした、東軍への配慮がない。
(そして往々にして、内容がうすく、ばかばかしい。「革命」の二文字に酔いしれているだけの幕末ドラマ)

だから、視聴しないだけの話。

見て欲しかったら、もっとまともな幕末大河をおやりなさい、ってことです。

江戸の終焉と明治のはじまりは、「革命」のような単純なワードで語られるほど、簡単ではないから。

「明治維新」は150年たっても、まだ、はっきりと総括されていない問題でもあります。

東日本の人間は、公正な内容ならば、西軍目線でも、ちゃんと見ます。


ただ、前にも書きましたが、今年の大河で、もっともディスられて、損しているのは西郷隆盛(歴史上のご本人)だと存じます。
人物としての評価が、これで確実に下がってしまいました。
大河の主人公になって、こんなに損する人物って、なかなかいないと思う。うふふ。←ちょっと意地悪な笑い





by aroe-happyq | 2018-08-05 09:28 | ほんの世間話 | Comments(0)

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さすが、宮地先生!!!!

榎本さんはもとより、歴史の中でも語られてきた人なので、まずは置いといておいて。

土方さんを『歴史のなかの新選組』と同様、歴史の人物として、しっかりと語って下さっているのが、
やはり、新鮮で、発見も多くて、嬉しい一冊。
京都での交友とか、メンツをみれば、この人もまた、近藤と同じ&違うパイプを持って、政治活動をしていたのだと
(なんとなく今までもイメージでは、新選組の外交は近藤さん、内政は土方さんという感じでしたが)
眼から鱗でした。

実は、もう一人、勝海舟にも触れていて、2.5人についての本なのですが、
せっかく宮地さんが、釜さんと土方さんと、麟太郎さんを語ってくれているのに、ページが少ない!!!!!
すぐに読み終えちゃうの~~~~~~っっ。
あと、200ページは欲しい!!!!!

いつか、このあたりをもう一度、書いて下さらないか、と素晴らしい本なのですが、
なにか、良いからこそ、勿体ないと思わせる一冊でした。

今年の幕末関連本で、今のところ、一番面白いかも!
(まあ、西郷だらけですからね。面白い本なんか、ありゃしないんですけどね!)

先日、上野の縄文展に行ったおり、しっかりと彰義隊のみなさんへ挨拶してきましたけれど、
今年は彰義隊とか上野戦争から150年でもある(寛永寺の繁栄が失われてから、もうそんなにたったのかと)
のに、なんだかスルーっぽい。寂しいのう。
戊辰戦争から200年の頃には、盛大に、取り上げられるほど、もっと認識が広がってほしいものです。
(江戸城開城とか、つまり、徳川側からの戊辰もね!)




by aroe-happyq | 2018-08-03 14:31 | 広く幕末ネタ | Comments(0)